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#光る君へ

「光る君へ」27話 感想

「光る君へ」27話 感想

ちょっと衝撃すぎて衝動的にこのnoteを書いている。

以下ネタバレあり

大弐三位が道長の子であること、それを承知の上でまひろに子を産めと宣孝さまが言葉をかけたこと。
もう構成がうますぎるのよ。大弐三位がのちに乳母となる後冷泉天皇は彰子の孫にあたり、つまり大弐三位から見ると異母姉の孫に母の跡をついで出仕することになるわけだ。もちろんこの秘密は大弐三位には伏せられることになるだろうけど、倫子さまは

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まひろの決断と波乱の予感/大河ドラマ『光る君へ』第25回・第26回

まひろの決断と波乱の予感/大河ドラマ『光る君へ』第25回・第26回

宣孝は、まひろとはまったく考え方の違う人物だ。まひろの心に別の男がいてもいいとまで言う。それを蔵之介さんが演じているものだから、包容力のある大人の発言に聞こえたけれど、宣孝にはもともと妻も妾もいる。あんなに生真面目で頑固なまひろが耐えられるのか?とは思っていたが、やはり2人の楽しい時間、彼女が想像していた「気が楽」な時間はあっという間に崩れ去った。

自分が非力と分かっていても、困っている民がいれ

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周明はモブだったのかしら? #光る君へ第24話

周明はモブだったのかしら? #光る君へ第24話

んーーー

宣孝とまひろの心の動きは繊細に描かれてるのに
周明は雑だったなぁ、と。
あくまで、二人が結婚まで進むためのトリガーに過ぎなかったのに
国交だの、日本・宋どちらにも居場所がないだの、左大臣に手紙を、だの
大きく出過ぎてて。
 前回の最後に、女を利用して日宋国交を結べたら、宋のなんかに推薦をって言ってたけど・・。
その前に、宋人からハブられてる感じはなかったのに、なんか無理に闇抱えキャラに

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【乗るかそるかとは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第19回

【乗るかそるかとは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第19回

帝を介して、道長とまひろの思いが通じ合った回でした。

コツコツと自分の信じている道を進むことは、時に孤独です。虚しくなることもあるでしょう。それでも、己の中の真実を見出し、その道を進む姿は、きっと誰かが見てくれています。まひろのことも、その父のことも。

誰よりも物知りで、学者として聡明であるにも関わらず、鳴かず飛ばずであった父の背中を、まひろはちゃんと見ているし、そこにリスペクトもある。

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【光る君へ】第19回「放たれた矢」

【光る君へ】第19回「放たれた矢」


はじめにお礼ですSNSを見ていたら、「光る君へ」第17回・第18回についての本noteレビュー記事を紹介している方がいらっしゃった。過分にも、好意的なご感想をいただけていた。

no nameさん、この場を借りてお礼申し上げます。お目に留めてくださりありがとうございました。

平安時代や文学作品についてのわが知識は、はるか遠い昔の受験生時代のままで止まっています。今回大河ドラマで平安時代中期を取

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紫式部は辛口

紫式部は辛口

軽井沢には、多くの文学者が訪れ、たくさんの作品を残しています。

室生犀星

芥川龍之介

川端康成

円地文子

井上靖

ほか、たくさん。。。。。。

先日、軽井沢の図書館で行われた(無料)
円地文子さん訳の「源氏物語」の朗読会に参加をしました。
元NHKアナウンサーの青木裕子氏の朗読でした。

円地文子さんは、軽井沢の六本辻に別荘を持っています。
夏は、いつもそこで過ごしていたそうです。

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「女系図でみる驚きの日本史」に紫式部

「女系図でみる驚きの日本史」に紫式部

歴史の真実はこうだった というような本が若い時から好きだ。
梅原猛には相当凝った。高橋克彦 井沢元彦 も。その他
とんでもな本から、通説をひっくり返すかもしれない本まで。

アマゾンのネットサーフィンして買ったのかどうして買ったかは忘れた。2017年発行だ。ケアマネ常勤していた頃。
Amazonで買い物すると、あなたにはこの本どうですか?だったのかも。
探して買ったわけではないが、面白くてすぐに読

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大河ドラマ「光る君へ」第十八話「岐路」所感

大河ドラマ「光る君へ」第十八話「岐路」所感

久々にネタバレアラートです。今回は「宮廷の諍い女」最終回までのネタバレを含みます。

宣孝さま!

 ウェルカムバック!ようこそおかえりあそばしました。この、平安貴族にしてはちょっとロックな、でも小器用な感じがいいですよ。蔵之介さんがいい味出してます。この人かさわさんがまひろの側にいてくれれば、このドラマがちょっと明るくなります。

中の関白家、定子中宮さま。気づくの遅いよ。

 道兼、道長と、二

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【光る君へ】第18回「岐路」

【光る君へ】第18回「岐路」

今回も簡単に済ませたい。

大石先生や制作統括さんは、道隆一家(中関白家)に何か個人的な恨みでもあるのだろうか?道長を少しでも良く描くために負のバイアスをかけなければならないという固定観念にとらわれすぎていないだろうか?道隆も道長も、当時の貴族の常識に則って政を進めていたはずである。

今回描くべきだったできごと伊周の「皇子を産め」暴言ハラスメントは正視に耐えなかった。前回の道隆は病身で余命いくば

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【枕草子】再び、香炉峰の雪

【枕草子】再び、香炉峰の雪


ドラマで作ってくれないのならば「光る君へ」では、『枕草子』のエピソードをあまり取り上げてくれないみたい。宣孝御嶽詣での時は期待したが、あれはまひろにも関わる話だから採用したということなのか。そもそも藤原道隆一家の描き方が雑過ぎ、下げ過ぎと感じる。貴族の傲岸ぶりは道長政権になってからもそう変わらないと思うが…。

嘆いていても詮なきこと。ドラマで作ってくれないのならばnoteで書こう。スキの数など

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【光る君へ】第17回「うつろい」

【光る君へ】第17回「うつろい」

長文を書いて、消した。
思うところはいろいろとあるのだが。

かなふみをひとつ作った。
まずは楽しもう。

「ステラnet」のサイトで定子さまが、「もし(井浦)新さんがあんなふうに責めてきたら、自分の記憶を改ざんしそうですね。」と仰せになられていた。

せっかく素敵な役者さんを呼んでいるのに、演じていてそのような思いを強いる脚本って…どうなのよ。

井浦さんにプライベートで「ヴィラン(悪役)の関白

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3行日記 2024/4/28(日)

3行日記 2024/4/28(日)

「光る君へ」第17回うつろい、井浦新の表現が凄まじかった。
自分なき後の家を一心に思うあまりの、尋常でない振る舞い。
「うつろい」を新しい友達の大辞林で引いて(そうよね)と頷いた。

劇的な再会に沸く。そして倫子、気づく/大河ドラマ『光る君へ』第16回

劇的な再会に沸く。そして倫子、気づく/大河ドラマ『光る君へ』第16回

今回こそ感想を早めに書こうと思っていたのに、『アンメット ある脳外科医の日記』第2話のラストに「予想はしていたけど、えっ、そこまで!?」という展開が待っていたため、2度目の第2話視聴。ああ、デスクでのミヤビと三瓶の一瞬の沈黙には、大きな大きな意味があったのだと気づく。さらに再度第1話を観なおして、「三瓶先生……」と泣く。そうこうしているうちに、ヒモ男に転生した直秀のドラマ(チ〇ピラ風情の装いなのに

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「香炉峰の雪」をパラ高でパロディしてみた

「香炉峰の雪」をパラ高でパロディしてみた

こんにちはと初めまして。おすぬです。

先日の大河ドラマ『光る君へ』で、あの有名な中宮・藤原定子と清少納言(ききょう)の「香炉峰の雪」のやりとりが放送されました。これは清少納言の教養の高さが伺えるエピソードなのですが、この白楽天の詩を知っている定子もまた漢学を学んだ知的な女性だったそうです。

ある意味ふたりは漢詩オタクですよね……?

私はモノマネ番組や二次創作(ピクシブとか)といった「本歌取り

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