紡嬉

こんにちは 紡嬉(つむぎ)といいます。物書きになりたい今日この頃です。しばらくは、自分…

紡嬉

こんにちは 紡嬉(つむぎ)といいます。物書きになりたい今日この頃です。しばらくは、自分の趣味のこととか、観たもの読んだものの感想とかも一緒に書いていきたいと思っています。

マガジン

  • 大河ドラマ「光る君へ」所感

    大河ドラマ「光る君へ」の所感、いたって個人的な感想をあげております。

  • 掌編・短編小説

    一記事完結のお話です。

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【掌編小説】読書感想文の書き方 〜読書の感想を書くなかれ〜 中学生夏休みの宿題の場合

※ この小説はフィクションです。登場する人物や設定は実在のそれとは関係ありません。 (ただし、筆者の「夏休みの宿題を頑張る学生さんを応援したい!」という気持ちだけは事実です。^_^) 読書感想文の書き方   ~読書の感想書くなかれ~      中学生夏休みの宿題の場合  七月二十日、三時間目。黒板に今日のテーマが書かれ始めたときから、教室は諦めと抗議のため息で包まれていた。いつもより大きな字でそれを書き上げた先生は、こちらを振り返り、ふっくらほっぺにいつもの笑窪を作って笑

    • 大河ドラマ「光る君へ」第三十七話「波紋」所感

      倫子さま  赤染衛門は「お方様を傷つけないで」と言っていましたが、光る君への物語に関しては、道長の作戦に賛成したのだから、傷ついたって言われても……ですね。そしてもう一つ。果たしてまひろが妾になっていたら、お方さまは傷つかなかったのか。  この、倫子さま案件に関しては、正直言ってまひろにはどうしようもできないかも知れません。まぁ、道長とゲス不倫していることは相変わらず全ての罪の根源ですので、このマイナス点はあるとしても、倫子さまはそれだけじゃない気が、個人的にします。  元

      • 勢いだけで(いや、そうでもないが)、坊ちゃん文学賞に応募しました。夜中のラブレターです。詳細は後日記事にするやらしないやら。同じ賞に応募された皆様、お邪魔いたします。そして、お疲れ様でした。

        • 大河ドラマ「光る君へ」第三十六話「待ち望まれた日」所感

          諸事情あって  私ごとですが、諸事情あって心身ともに大変疲れた三連休でした。然るに、今回の大河も疲れませんでした?あいも変わらずまひろと道長をいちゃつかせようとするし、それがさも素敵な秘密みたいになっていて、馬鹿馬鹿しい。何度も言ってますが、大河ドラマは人間ドラマですから。そして、歴史ドラマですから。いい加減気づいて。  養子の皇子  後宮ドラマではあるあるネタ。母親の身分が低すぎたり、早くに亡くなったりしたとき、高貴な身分出身の妃あるいは皇后(中宮)などの養子になる。

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        【掌編小説】読書感想文の書き方 〜読書の感想を書くなかれ〜 中学生夏休みの宿題の場合

        • 大河ドラマ「光る君へ」第三十七話「波紋」所感

        • 勢いだけで(いや、そうでもないが)、坊ちゃん文学賞に応募しました。夜中のラブレターです。詳細は後日記事にするやらしないやら。同じ賞に応募された皆様、お邪魔いたします。そして、お疲れ様でした。

        • 大河ドラマ「光る君へ」第三十六話「待ち望まれた日」所感

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        • 大河ドラマ「光る君へ」所感
          39本
        • 掌編・短編小説
          3本

        記事

          大河ドラマ「光る君へ」第三十五話「中宮の涙」所感

          いや、まず言わせて。  中宮さま!いきなり泣き怒りでいうことじゃないのよ!「お慕いしております」は!  ドラマの彰子のキャラ、今でいう高機能自閉の傾向が結構あからさまで、しかもちょっと現代の診断がおりている人たちへの理解がない感じ(作り手がね)がしてしまうのは私だけでしょうか。それに藤原彰子の伝えられている歴史と違いすぎて戸惑うポイントです。歴史に伝わる藤原彰子は、控え目で真面目ではあるけれど空気読めて人の気持ちも分かって賢い人。この、いきなり爆弾落とすイメージないわぁ。ど

          大河ドラマ「光る君へ」第三十五話「中宮の涙」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第三十四回「目覚め」所感

          興福寺がやっぱりちょっと分からん  これは、私が歴史に疎いからだとは思いますが、ドラマだけ見ていると「先生!質問!」と言いたくなるところもございました。先週の記事で言及した歴史解説系Youtuberさんの解説動画を見ても尚、でございます。  「明日陣の定めにかけて」と言って、道長はそれに応じました。なのに、その陣の定めの最中に突入。ええー?中止させてどうするよ。で、自分で陣の定めを中止させておいて、政治の人事に口出したうえ、蓮聖さんのことも申し文出す前から通ったような言い方

          大河ドラマ「光る君へ」第三十四回「目覚め」所感

          【実録小説:掌編】9.11の回想

          ※この小説は、筆者が経験した事実を元にした小説です。ドキュメンタリーではありますが、一部改変してあります。また、作中で述べられている思いや考え等は、あくまで筆者の当時の個人的な意見・感想であり、誰かを害そうとするものではありません。 9.11の回想  テレビ画面に、淡いグレー一色の瓦礫が積もった地面が映り、ひたすらゆっくり前進していく。そこを、おそらく慎重に歩いているだろう、ザッザッザッ……と誰かが歩く一人分の足音だけが聞こえてくる。それが、最初の記憶だ。  九月になる

          【実録小説:掌編】9.11の回想

          大河ドラマ「光る君へ」第三十三話「式部誕生」所感

          意外と普通の職場  前回、ネットの皆さまを恐怖に陥れた勤め先、藤壺ですが、ただのお嬢様の集まり+もうママンにしか見えない赤染衛門さま。  そして、史実で言われているように、モノの言い方を知らないまひろは高貴な姫たちから反感を買います。まぁ、いじめが横行するほど鋭くはない姫たち、という設定。みんながリラックスしきっているので、緊張しきっているまひろが浮いちゃう。それにしても、まひろビビり過ぎ。  ってか、ちょっと待て。女房たちは中宮さま級のお嬢様ばかりという設定かも知らんが、

          大河ドラマ「光る君へ」第三十三話「式部誕生」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第三十二話「誰がために書く」所感

          のっけから、タイトルに合わせて鐘が鳴る。 伊周  一回休みだった伊周さん。オリンピックなどなどを含めると、呪詛シーン以外はほぼひと月ぶりですね。生まれた時から自分が偉いと思ってしまうような家庭環境に育ったやつって、たまにほんまに手に負えない。その代表のような偉ぶりようです。  漢詩の会になぜ伊周を招いたかは謎ですが、結局道長に牽制しまくっている場面を描きたかっただけでしょうか。詩はご本人の作。杜甫かっ!というくらい「被害者ヅラ」な詩でしたねぇ。ということは、史実でも漢詩の

          大河ドラマ「光る君へ」第三十二話「誰がために書く」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第三十一話「月の下へ」所感

          ふと思ったこと  「このドラマ、主演が吉高さんだから保っている」のではないか。 今、BS12トゥエルビで「花子とアン」が再放送されています。NHKの朝ドラがトゥエルビで再放送できるのはなぜなのか、謎システムなのですが。この時の吉高さんは、アンのように生き生きとした花子を演じていらっしゃいます。今、ひょっとしてまひろ=光君なのだろうか。だから、あんな……(以下自粛)。  今回、他の女優さんだったら、まひろがここまでやってドラマがもったでしょうか。なかなか特徴的な女優さんですが

          大河ドラマ「光る君へ」第三十一話「月の下へ」所感

          「このドラマはフィクションです」をちゃんと示した上で、更に主人公にはリスペクトがいるのではと考えた話。

          ネタバレアラート  「オスマン帝国外伝」「鎌倉殿の十三人」「光る君へ」の一部ネタバレします。また、今回の記事はあくまで個人の意見です。ご了承ください。 きっかけは、あの話。  今ネット上で話題になっている「弥助」問題です。これに関しては、個人的に歴史に詳しいわけでもゲームに詳しいわけでも奴隷問題に詳しいわけでもありませんので、特に意見を述べるつもりはありません。ただ、これがなぜ問題になっているのかに興味があって、いくつか歴史系Youtuberさんの動画を見ました。その方

          「このドラマはフィクションです」をちゃんと示した上で、更に主人公にはリスペクトがいるのではと考えた話。

          【掌編小説】よさこい、徒然。

          ※この小説はフィクションです。登場する人物や場所、祭りやそのた設定は、実在のそれらとは関係ありません。 よさこい、徒然。  よさこい、よさこい。  ああ、もうそんな季節なのだ。暦の上では秋。でもこの南の国は一年で一番アツくなる。  私が好きなのは、帯屋町だ。  思いっきり何かに手を伸ばし、思いっきり誰かを思うことができる。音楽がアーケードに反少し幻想的になる。もともと人が歩くために作られているから、シューズにも足にも優しい。店々は扉を全開にして、クーラーをガンガンに効かせ

          【掌編小説】よさこい、徒然。

          大河ドラマ「光る君へ」第三十話「つながる言の葉」所感

          道長、頑張った。晴明、頑張った。  前話からいきなり三年飛びました。えっと、この間都は平穏無事だったのでしょうか。そして、史実ではこの三年くらいの間に、源氏物語の最初の方が散発的に書かれていた(だから、桐壺以外の光君が若い時の話は、短編的要素が結構ある)ということですが、そのシーンもぶっ飛ばしましたね。  何はともかく、三年後。都を干ばつが襲いました。貴族はともかく、庶民は大変。  道長は右大臣だけでなく、何もできない公卿たちや陰陽寮の人たち(帝にも?)にではなく、もう引退

          大河ドラマ「光る君へ」第三十話「つながる言の葉」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第二十九話「母として」所感

          いや、もういいけれど…? よくないな。  ちょっと、どうすればいいかな。一番肝心なところじゃないのかな、「物語を書く」って。誤解をうむ表現が多すぎる。脚本が喧嘩売りすぎてて困りました。また後ほど。 宣孝さまぁー!(滂沱)  こんなところばっかり歴史通り。あちこちの国守やお役目を歴任し、それなりにお忙しかった宣孝さまの突然の死。悲しい。せめて、睡眠時無呼吸の伏線やお薬飲み干す役割の伏線、回収してほしかった。  まひろは妾としてそれなりに悲しんだらしいのですが、号泣して意外

          大河ドラマ「光る君へ」第二十九話「母として」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第二十八話「一帝ニ后」所感

          惟規謎の一言  「無理……してないよ、別に」ってなんだろうな。普通に考えたら「宣孝さまの子じゃないって知っているけど、宣孝さまの子として育てることにしたんでしょ?じゃあ、父親に似ているところも探さなきゃ」って意味の気もする。けれど、それ意味あるのかな?ゲス展開にもう一人のまひろ(惟規=真宙さん)巻き込まないで。  オリジナル展開がだいぶイタイですね。朝ドラの再放送も訳分からんセリフが多くなってきました。徹夜で書いてる?視聴者置いていってない? 女院さまが……  先日の一

          大河ドラマ「光る君へ」第二十八話「一帝ニ后」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第二十七話「宿縁の命」所感

          やっちまったな。  NHKよ、本当にそれでいいのか?と言いたくなる賢子=道長の子展開。 前記事で「視聴を検討するレベル」だと書きました。検討もしました。結論、視聴も所感記事も継続しますが、今回から、イヤだなと思ったことも批判的なことも、遠慮なく書くことにしました。大河ドラマの方があれだけ事前に批判の多かったまひろと道長の子を出してきたんだから、覚悟の上でしょうよ。脚本の方も大物ですが、知らんがな。たとえこの先私が物書きとして世に出られたとしても、そんな大物と会うこともないで

          大河ドラマ「光る君へ」第二十七話「宿縁の命」所感