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食に関する記事を集めてみます。
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#はじめまして

新潟のお祭りの定番!ぽっぽ焼き

新潟のお祭りの定番!ぽっぽ焼き

はじめまして、ぽっぽ焼き。

みなさんは、「ぽっぽ焼き」、知っていますか?
わたしは新潟県に来るまで聞いたこともなく、耳で聞いてもどんなものなのかまったく想像ができなかった。
(東京のひよこ、みたいな鳥型のお菓子・・・?と考えていた)

「どんなもの?」と聞くと、
大抵の人から「黒糖味でモチモチした食感のどら焼きの皮みたいな感じかなあ。あ、中身はないよ」などと返ってきて、ますますわたしの中のハテナ

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グミの実ってなに!?あの、お菓子のグミの原料ですか!!???

グミの実ってなに!?あの、お菓子のグミの原料ですか!!???

はじめまして、グミの実。

先日、仕事で訪れた場所で
「そういえば、そこにグミの木あるから好きなだけ実採っていっていいよ。なんなら食べてみる?はいっ」
と、突然木からもぎとった赤い小さな実を渡され、固まるわたし。

グ、グミの実って何!!???
弾力があるの?あのグミですか????

「さ、さくらんぼみたいですね~」
なんて当たり障りのないことを言い動揺を隠しながら、恐る恐る口の中へ。

「あ、あ

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山椒の実がこんなにも鮮やかな緑色だったとは・・・!

山椒の実がこんなにも鮮やかな緑色だったとは・・・!

はじめまして、生の山椒の実。

山椒の実なんて、今までちりめん山椒として売られている状態でしか出会ったことがなかった。あ、あと鰻とかにかける粉末のもの。
そんな時、近所の方から
「山椒の実採ってきたけど、食べる?」
と、袋いっぱいの山椒の実をいただきました。

こんな緑色の状態で見るのも初めて・・・!

袋の中の香りを嗅いでみると、思いっきりあのおなじみの山椒の香りがぶわっっっとしました。

とこ

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春は曙。ではなく、筍。

春は曙。ではなく、筍。

はじめまして、皮つき筍。そして、あく抜き。

筍が好きだ。
でも、都会に住んでいたころは、実家でさえ、出てくるのは中国産の水煮を料理したもの。
山に生えているような筍を目撃することなど、人生で数回あったかなかったかであった。

ところが。
新潟に移住して2回目の春になるが、春になると驚くほど筍が出回る。

「久しぶり、今、山で筍採ってきたけどいるか?」
「草抜きお疲れ様、筍好き?」
「筍持って帰る

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甘くて柔らかくて、だからなかなか県外に出回らない苺って・・・!

甘くて柔らかくて、だからなかなか県外に出回らない苺って・・・!

はじめまして、越後姫。

いやはや、はじめましてしたのは実は1年前なのですが、ついnoteに記すのを忘れてしまっていたので、はじめましてした時の気持ちを思い出しながら綴ります。

苺といえば思い浮かべる品種はなんだろうか。
あまおう・・・?べにほっぺ・・・?
苺なんて滅多なことがない限り買わないような家庭に育ったため、(母は節約家)、わたしは苺の品種なんて、ルックチョコレートやチロルチョコレートの

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なんとなく憧れだった「ストーブで料理するやつ」やってみた

なんとなく憧れだった「ストーブで料理するやつ」やってみた

はじめまして、ストーブで焼きおにぎり。

都会育ちのわたしは、新潟県に移住して初めて、灯油ストーブを使った。
こっちに来るまでは、灯油ストーブを「灯油ストーブ」と呼ぶことも、灯油をガソリンスタンドで買うことも、そもそも灯油を買うためには灯油タンクをホームセンターで買わなければならないことも、ぜんぶ知らなかった。

最初はうまく灯油を入れられなかったり、わからないことだらけだったけれど、手探りで使い

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日本に住んで28年目にして出会うはじめましての食材たち④

日本に住んで28年目にして出会うはじめましての食材たち④

はじめまして、菊芋(の調理)。

今回の菊芋は、実は初めて出会ったわけではなく・・・
正確に言うと初めて調理した、なのですが。
でもお店で見つけて自分の意志で購入したのも、もちろん初めて。

少し前、実家で母が、食べたことのないとても美味しいマリネを夕飯に出してきました。
「お母さん!なにこれめっちゃおいしい!!」
と言うと、
「友だちにいただいた菊芋って野菜?なんだよね。」
とのこと。
菊芋?初

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こんなに分厚いのに厚揚げやなくて油揚げなん!?そんなわけ・・・あ。

こんなに分厚いのに厚揚げやなくて油揚げなん!?そんなわけ・・・あ。

はじめまして、栃尾油揚げ。

これは、実は最近はじめましてしたわけではないが、(いつだったか覚えていない)、新潟に来るまで名前も存在も知らなかったので忘れないうちにここに記しておくことにする。

栃尾の油揚げは、やっぱりふつうのペラペラの油揚げとはぜんぜん違い、食べ応えもあって中はふわふわでとても美味しいのだ。

先日、仕事の都合で自分の運転で初めて栃尾へ行った。
わたしが住んでいるところからは、

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28歳にして、せっかく新潟にいるのだからと、人生で初めて居酒屋さんで日本酒を飲んだ話

28歳にして、せっかく新潟にいるのだからと、人生で初めて居酒屋さんで日本酒を飲んだ話

はじめまして、居酒屋さんで飲む日本酒。

わたしは、お酒が苦手だ。お酒が、というより、お酒の味が苦手だ。
気心知れた友だちとお酒を飲みに行ったり、宅飲みをしたりするのは昔から好きだが、飲めるお酒は甘いものに限られる。
大学生の頃から今に至るまで、飲み会でのわたしのキャッチコピーは、「ほろ酔い(商品名)でガチ酔い」である。

そんなわたしなので、米どころ新潟に移住して早一年が経過するのに、日本酒とい

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人生で初めての魚捌き、まな板の上はまるで殺人現場。漁師の嫁は、諦めた

人生で初めての魚捌き、まな板の上はまるで殺人現場。漁師の嫁は、諦めた

はじめまして、魚捌き。

この町に来たばかりの頃、
「魚捌けるようになりたいです!教えてください!」
と自己紹介で言っていた。
初めての魚捌きを経験した今、全力で訂正したいし、魚はスーパーに売っている切身か調理したもののおすそ分けで十分だ。むしろ有難い。と思っている話を・・・

先日、町の方とのグループLINEに
「豆アジ余ってるけどいる人ー?」
という連絡が。
豆アジ!!小さいアジ!?むしろ一回

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日本に住んで28年目にして出会うはじめましての食材たち③

日本に住んで28年目にして出会うはじめましての食材たち③

はじめまして、イトウリ。

この地に住み始めて季節は一周した。にも関わらず、まだあるのか、はじめましての食材。きっと一年足らずじゃ経験しきれないくらい、異文化の場所にわたしは飛び込んでしまったのだなあと改めて思う。

話を戻して、イトウリ。
こちら、きっとこっちに来て無意識のうちに食べたことはあったのだろうけれど、全貌は把握していなかった。

遊びにいったおばあちゃんの家で、
「あんたこれ知ってる

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突然はじまる、ひとり蟹パーティー

突然はじまる、ひとり蟹パーティー

はじめまして、地場産の蟹。

先日、この地に来て9か月、はじめて獲れたての蟹のお裾分けをいただいた。
「蟹食べられっか?」の一言で、蟹3杯。
さすが海沿いの暮らしである。

茹でたものをいただいたので、さっそくその夜はお酢を用意して、急遽蟹パーティ。もちろん、一人。白米のお供。
なんならこの日は水曜日で、19時から町の人たちと走る予定があったため、のんびりお酒を飲みながらとかでもなく(時間があった

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ふきのとう摘んでたら「桃太郎かよ」というツッコミが生まれた話

ふきのとう摘んでたら「桃太郎かよ」というツッコミが生まれた話

はじめまして、山菜摘み。

先日、町のおばあちゃんからごはんにお呼ばれし、伺うとなんとメニューは大好きな山菜の天ぷらだった・・・!!!!!
採れたての山菜を食べるなんて初めて。
山菜の天ぷらなど、定食屋さんの限定メニューか、スーパーの山菜天ぷら詰め合わせでしか食べたことがなかった都会人のわたし。

みんな揃って「いただきます」する前に、
「あったかいうちに食べていいよ」
と言われたお言葉に甘え食べ

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甘えびって殻ごと食べれるんやと初めて知った

甘えびって殻ごと食べれるんやと初めて知った

はじめまして、殻付きの甘えび。

近所の方から、
『甘えびたくさんもらったんだけど、いる?』
というなんとも嬉しすぎるご連絡をいただいたのは先日のこと。

「甘えび!!大好き!喜んでいただきます!!!」
もちろん二つ返事で有難くいただくことに。

「もっとあるんだけど、一人だしそんなにあっても困るよね?」
「いえ!冷凍するし、あるだけいただきます!!!」

なんとそんなこんなでずっしり二袋、約50

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