記事一覧
「ソヴィエト社会主義共和国連邦」という名称について考えてみる(5):その他の印欧語
今回は旧ソ連構成SSRの公用語のうち、残る印欧語族の言語3つによるソ連の正式名称を見ていきたいと思います。
今回紹介するのは、イタリック語派のロマンス諸語に属するモルドヴァ語(ルーマニア語)、インド・イラン語派の西イラン語群に属するタジク語、そして単独で一語派を形成するアルメニア語です。
各言語の特徴モルドヴァ語(ルーマニア語)は、ラテン語の口語である俗ラテン語に起源を有するロマンス諸語のうち、
「ソヴィエト社会主義共和国連邦」という名称について考えてみる(1):1978年の構成共和国・自治共和国の公用語
ウクライナ語文法シリーズの書き溜めが尽きてきたので、書き溜めるまでの間、備忘録も兼ねて旧ソ連の各言語での「ソヴィエト社会主義共和国連邦」という名称についてつらつらとまとめてみようと思います。
学術的な分析・考察未満のものですのであしからず。また、各言語について不正確な記述がありましたらぜひともご指摘いただければ幸いです。
今回はそもそもソ連てどういう構造になってたの?どんな言語が使われてたの?