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アーティストインレジデンス「壱岐」 Solo Exhibition at Iki BASE 「Iki Mandala installation art」

アーティストインレジデンス「壱岐」 Solo Exhibition at Iki BASE 「Iki Mandala installation art」

※写真は文章の後に掲載しています。

Solo Exhibition at Iki BASE 「Iki Mandala installation art」

「Iki BASE展示会」では、壱岐という概念が分解し、再構成されて現れます。

それはこの地域を構成する要素が、写真の中に絶妙に散りばめられています。歴史を一望できるとともに、鯨、麦、米など、壱岐の歴史として重要な要素が鮮やかにプリントされ

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Embodiment: 写真と身体の一体化

Embodiment: 写真と身体の一体化

長崎県出身の職人兼アーティスト、今回の写真展で「Embodiment」というテーマを掲げ、作品を展示します。

この展示のテーマは身体性と暗黙知であり、アナログプリントの技法であるCyanotypeを用いて制作しました。さらに、プリントの上に飴細工を施し、身体と写真の境界を曖昧にすることで一体化するような表現を追求しました。

身体性とは、体感覚的である美しさと空間の人間化を表す概念としています。

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京都でグループ展「誰の性」

京都でグループ展「誰の性」

【京都グループ展『誰の性』】

今回のグループ展示場所は、築100年の銭湯「九条湯」です。『日本書紀』では6世紀、欽明天皇の時代に百済より仏教が伝わり、寺院に風呂が広がりました。江戸時代には町ごとに風呂ができ、江戸庶民の社交場となり、入り込み湯という男女混浴の形でしたが、江戸末期には風紀の乱れとともに男女の間に仕切りが入るようになりました。そのような背景もあり、「性(せい)」というテーマを選んでい

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京都グループ展「誰の性」|アーティスト紹介|Takashi Yoshioka

京都グループ展「誰の性」|アーティスト紹介|Takashi Yoshioka

性というテーマは、突然、自分の中にふと降りてきました。

今回の展示場所が銭湯だったということもあり、「江戸時代は混浴だったよな~」という心地よい連想と、公共の場で、裸での交流が銭湯くらいだったんじゃないだろうか、そんなことを考えていました。

性という言葉や歴史を調べるにつれて、調べれば調べるほどに「性」というものがよく分からないものだということがわかりました。頭では理解できるような気がしますが

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