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An esquisse of small theater
京都にある、とある小さな劇場の3Dモデルを作りました。使用ソフトFusion 360。モデルは以下のURLより、ブラウジングいただけます。 https://a360.co/2n8MVK5 セノグラフ…
【観劇記録】「多和田葉子の演劇 ~連続研究会と『夜ヒカル鶴の仮面』アジア多言語版ワーク・イン・プログレス上演~」(2021年10月30日16時)
川口智子演出による多和田葉子『夜ヒカル鶴の仮面』を観劇したので記す。
事前知識をなく観劇したので、あまりハッキリとしたことは書けないが、多和田葉子の芝居は別の機会に触れたことがあるし、川口智子の芝居もサラ・ケイン『クレンズド』を見ていた。
アーティストのサイトを見ると、2019年からリーディングという形でこの戯曲へ取り組んでいたようである。京都でのワークインプログレス上演もその一環と言えよう。
小説『スノコの精』第一話 韮山時代劇場
※この文章はフィクションです。
第一話 韮山時代劇場
私は幽霊だ。劇場に巣くう生命体で、ここに集う人たちを見守っている。私は多くの場合、天井から人々を見下ろしているために、「スノコの精」と呼ばれている。
私は、劇場という場所、それぞれの場所に存在しているとも言えるし、私が様々な劇場に移動をしているとも言える。時々、いたりいなかったりもするし、ましてや「劇場」という空間に縛られているわけでも
ベイビー・シアターの図面を3Dで作成する
週末研究者の横田です。劇場建築を専門としており、たまに舞台設計などをしている、いち小屋管理です。
舞台スタッフを生業としていた時とは打って変わって、「小屋管理」と揶揄される「平凡な業務」にあたっている私は、業務とは関係なく自らの趣味において、舞台図面や劇場研究を休みの日に、せっせと行っております。
今年は、ベイビー・シアター(赤ちゃんのための演劇)のコーディネート依頼がいくつかありますので、ポ
おうちdeベイビーシアター『What’s Heaven Like?』テクニカル・セッティングについて
※この記事は、ベイビーシアター上演の裏側を、技術スタッフの目線から書いた記事です。プロフェッショナルの方、文化芸術関係者にお読みいただくことを意図しています。
久々にブログを書きます。ベイビーシアターに関連した記事を公開で書くのは初めてなので、簡単に自己紹介をします。
私は、舞台技術者で、舞台・映像の仕事をしています。(今は文化施設で小屋付きをやっています。ちなみに日仏翻訳・通訳もやっています
コロナ下での演劇人のふるまいについて思うこと
私のつながっている人たちは、たいがいに賢い人たちなので、自分たちがいかに振舞うべきか、感染症の性質はどのようなものであり世界がどのような対策をしているかを知ろうとする。そういう人たちには、私が以下に記すようなことは戯言にしか過ぎないし、またそうではない人たちに私の声が届いたことなんてこれまでもなかったのだから、結局はこんなことを書いても無駄であるとは思う。
あるとすれば、所属している会社に迷惑が
An esquisse of small theater
京都にある、とある小さな劇場の3Dモデルを作りました。使用ソフトFusion 360。モデルは以下のURLより、ブラウジングいただけます。
https://a360.co/2n8MVK5
セノグラフィ技術を劇場へ!
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In English
I draw a 3D model of small theater in Kyoto.
Using Fusion 360.
3D mod
舞台スタッフはインタラクティブソフトの夢を見るか?
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どうも、舞台の仕事をしています、横田です。
最近、3Dソフトを使って図面を書く練習をしています。その良し悪しと、夢を述べます。
一言で言えば、「3Dソフトと、インタラクティブ系ソフトを使って、図面とキューデータを作りたい」ということです。
・・・そんなこと、やってる人はやってるよ、と言われればそこまでなんですが、あまりこういう話を現場でガッツリすることもないので、話してみたいと思いました。
「33歳男、育休を取る」 第2回:妻の妊娠が分かったら……。
第一子誕生に際して、育児休業給付金の申請を行った33歳男です。同月、自宅にある深さ15メートルの井戸に転落。現在も病院で療養中です。
男性の育児休業給付金の取得割合は5.14パーセント(H29年度、厚生労働省による)。まだ少数派の男の育休。33歳男の育休取得の一例としてご覧いただけたらと思います。
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今日は、妻の妊娠期間中のことを書こうと思います。
妊娠期間中は、特に夫婦間のコミュニケ
「33歳男、育休を取る」 第1回:井戸に落ちた育休男子
初めまして。33歳になり第一子が生まれ、2019年三月から一年間の育休を取得した男です。
育児ブログや育児日記など、探せば出てくるものもありますが、男性メインの育児参加に関しては、まだまだ社会一般には浸透していない印象です。なので、育児にコミットする男性の目線から、ブログをつけることにしました。
自己紹介から。
33歳、男性、舞台スタッフ。中学生の頃から下北沢に通い、一回り上のお兄さん・お姉
連載「33歳男、育休を取る」 第3回:妻、出産する。
第一子誕生に際して、育児休業給付金の申請を行った33歳男です。同月、自宅にある深さ15メートルの井戸に転落。現在も病院で療養中です。
男性の育児休業給付金の取得割合は5.14パーセント(H29年度、厚生労働省による)。まだ少数派の男の育休。33歳男の育休取得の一例としてご覧いただけたらと思います。
娘は、今年の春に予定日よりも一日遅れで生まれました。私は入院から出産まで立ち会ったのですが、その
西川泰功「SPAC -静岡県舞台芸術センターを批判する」への応答
僕は、顔を知っているわけでもないし、直接話をしたことがあるわけではないけれど、西川さんのSPAC批判について、少し書こうと思います。言葉が多少荒っぽくなってしまいましたが、私もまた議論に際して感情的になってしまうし、西川さんのような議論をすべきだと熱っぽくなってしまうからだと思ってくだされば幸いです(もちろん、議論に対する批判は大歓迎です)。
西川さんは、ブログ記事内にあるように、2009年から