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何もうまくいかない。いつも“大きく”考えてしまう僕ら
うまくいっていない時、何となく「何もうまくいってない」と思いこんでしまう。
「あー、恋愛と趣味と友人関係はけっこう良い感じなのに、今月の営業成績だけが悪くて仕事がうまくいかねぇ」
とはあまり思わない。
それくらい冷静に考えられる内は、むしろ「大丈夫」なのかもしれない。
「全然だめだ」、「何もできていない」、つい事を大きくしてしまう。
それ自体はよくある話だけれど、度が過ぎると不毛な自己嫌悪や自己否定に陥ってしまう。
何か失敗をした時に「もうこれから先何をやっても失敗するに違いない」と感じるのも、似たような状況だ。
そのまま受け止める、って難しい。
失敗したら、「もう何をやってもダメだ」と過大に思うくせに、成功したら、「いや、これは偶然だ。」と過少に受け止めてしまう。
いずれの場合だって、“そのまま”受け止めれば良いのに。
SNSの炎上だって同じだ。
みんながそのままを受け止められていたら、本来燃えるはずのなかった案件も少なくない。
過大に受け止められたものが、さらに過大に受け止められて、収拾がつかなくなって、舞台から姿を消す人が後を絶たない。
炎上の是非や賛否はさておき、僕らはそのままを受け止めるのが苦手だ。
そのままとかありのままとか、シンプル過ぎて高度なのかもしれない。
マインドフルネスやコーチングが普及するのも頷ける。
「自分と向き合う」だって、自己理解とか自己分析とか、つい難しく・壮大に考え過ぎてしまうけれど、「自分自身のありのままを認識する」、実はたったそれだけのこと。
たったそれだけのことすらできない、いや、ただそれだけができないのが僕らだ。
随分と前に書いた自分の文章をリライトしてみた。
誰かが書いた文章を自分なりの解釈で書いてみる、そんな二次創作のようなことをやってみたら面白いかも、と思ったり。
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