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APACC/BPACC症例はを爆速で作る!エビデンスに基づいた王道フローチャート大公開【更新型】
(更新日:2024年4月15日)
こんにちは、薬剤師よっちゃんです。
突然ですが、薬局薬剤師の皆さん、がん患者さんへの対応で困ったことはありませんか?
「この副作用どうしたら良いの?」「何の薬で対応するの?」「エビデンス?むずかしい。」「こんなんじゃ症例集められないよ」「あぁ、がん患者さんの指導がしんどい」
・・・あると思います。
僕もがん患者への継続的な指導をし始めた頃はそう思っていまし
抗がん剤の高血圧に対してはどの降圧薬を使う??
抗がん剤の中には、高血圧を引き起こすものがあります。
どのような抗がん剤が高血圧をもたらすのか、その対応方法や注意点を抑えていきましょう!
抗がん剤の高血圧まずは高血圧になる抗がん剤やその副作用によりどのようなデメリットがあるのかを分かりやすく解説していきます。
高血圧になる抗がん剤
高血圧を引き起こす抗がん剤はいったい何でしょうか。
主に、VEGF(血管内皮増殖因子)に関与する抗がん剤
今、何次治療??抗がん剤の種類で把握する
こんにちは、薬剤師よっちゃんです。
突然ですが、薬局で抗がん剤の対応をするときに、「○次治療」と意識しながら投薬している人はいますか?
「そんなこと知っても意味なくない?」と言われるかもしれませんがとんでもない!
「○次治療」か分かれば、症状を聞いたときに前治療の影響を考慮することが出来ますし、今患者がどの段階に立っているのかを予測することが可能です。
その予測が立つ事で、患者さんの気持ち
意外と知らない?cStageとpStageの違い
保険薬局によっては、病院との連携の一環で患者さんの「がん種」や「Stage」、「使用している抗がん剤」の情報を確認できるケースがあります。
医療機関では、「連携充実加算(60点)」を獲得する為に、下記のような条件があるからです。
しかし、情報を受け取った際に、見るStageの情報。cとかpとか書いてあるけどよくわからな。まあ知らなくても問題ないべ。
と感じている人も多いかと思いますので代わり
ちゃんと説明できる?術前・術後補助化学療法と進行再発の化学療法の違い
「化学療法」と一言に言っても、その内容は多岐にわたります。
今回は、「術前・術後・進行再発」という目的別で行われる化学療法について解説していきます。
この記事を読むことで、下記の3点が学べます。
医師への情報提供の幅が増える
患者へ適切なアドバイスができる
薬剤師が患者の状況を把握しやすくなる
化学療法の目的把握の重要性化学療法はそれぞれのがん種の診療ガイドラインを元に、適切なタイミン
がん患者の心理的状態を理解して、投薬の苦手意識を克服しよう!
「がん患者さんってあまり話過ぎちゃいけないかなと思って」
「質問しても結局なんて答えればいいか」
「がん患者さんに対してどう接すれば良いか分かりません!」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
実は薬局薬剤師の人(特に1~3年目)はがん領域に対して抵抗感もあるせいかこのように感じる人が多いように思います。
一言お伝えするのであれば、「それは気にしすぎ」です。
逆に患者さんと積極的に(もち
【まとめ】irAEに対して薬局薬剤師ができること│JASPO学会2024
JASPO学会2024に参加し、神戸牛を食べ逃したよっちゃんです。
おふざけはさておき、今回初めて現地参加という事でJASPO学会2024に行ってまいりました。
もともと病院薬剤師でirAE(免疫関連性有害事象)についてもいくつか介入事例がありましたが、今だに少し対応に困るなと感じるirAEの対応。
現在、薬局薬剤師として勤務していても外来で一体どんなことが重要なのだろうか。自店だけでなく地
よく分からない免疫関連性有害事象(irAE)の具体的な指導方法とは【がんトレ】
こんにちは、昨夜スノボに行き筋肉痛になりながらも、朝活をしにカフェへ来ている薬剤師よっちゃんです。
今回は、がん領域で少しずつ浸透してきた「免疫関連性有害事象(irAE)」について話をしていきたいと思います。
irAEと聞いて、何ぞやと思われる人もいるでしょうし、聞いたことあるよ!という人でも有害事象の管理については曖昧な人が多いでしょう。
今回は、薬剤介入の方法ではなく、患者への具体的な指
【新卒の薬局薬剤師向け①】抗がん剤の苦手な投薬│まずはコレを理解し実践!
初めまして。
薬剤師よっちゃんと申します。
僕は5年間病院薬剤師として働き、その後保険薬局へ転職してがん領域の発展に努めています。
その中で、新卒薬剤師として入ってきた1年目薬剤師と話をする中で、
「がん領域に興味はあるけど、投薬が億劫です」
「何を聞いていいのか分かりません」
「質問されても上手く答えられなくて」
という事をしばしば耳にします。
そこで、「がん領域に苦手意識」があり、特
末梢神経障害に対する正しい対応とは│2023年新たなエビデンス【がんトレ】
抗がん剤の中で末梢神経障害を生じている患者さんは多くいる事でしょう。
正式には、がん化学療法に伴う末梢神経障害あるいは化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)と言います。
乳がん、胃がん、大腸がん、膵がん、肺がん、悪性リンパ腫など多くのがん腫で末梢神経障害のリスクがある薬剤を使用するため、薬剤師の皆さんもそういう患者さんと話をしたこともあるでしょう。
その中で末梢神経障害に対して正しく理解する
前立腺癌StageⅣ患者との会話│患者さんの心理とは
今日、ずっと担当させてもらっているがん患者さんとの会話が衝撃的だったため、個人情報を伏せて紹介しようと思います。
私は、外来がん治療認定薬剤師の資格を持っていますが、がんになったことはありません。
それに関わる患者さんはほとんど自分より年上です。
どのような生き方をしてきて、精神的・肉体的負担を経験しながらどのように感じてきたのか。聞くたびに感情移入してしまいます。
患者さんの状況70代の
抗がん剤の副作用死をどう考える?【専門薬剤師のぶっちゃけ】
抗がん剤に対する認識は正直人によってさまざまだと思います。
抗がん剤のおかげで延命あるいは完治できた場合には助かった!という人もいれば、抗がん剤による副作用で悲しい想いをされた方もいるでしょう。
今回は抗がん剤の副作用死について考える機会がありましたので、医療関係者でなくても分かるように、正直な気持ちを専門薬剤師という立場からお伝えできたらと思います。
抗がん剤とは一般的に、がんに対して使用
イリノテカンの下痢について考える│生活指導と支持療法【がんトレ】
下痢が起こる代表的な抗がん剤第1位として名高い「イリノテカン(カンプト®)」についてどのような生活指導や支持療法があるのか解説していきたいと思います。
とその前に、下痢の評価方法について説明してから本題に移りたいと思います。
下痢の評価方法今まで下痢の評価はどのようにしてきましたか?
激しい下痢、いつもより多い下痢、少しだけ下痢。これらの評価は意味がないに等しいと覚えておいてください。
他
抗がん剤による下痢はどう対応したら良い?【がんトレ】
抗がん剤を服用あるいは投与している患者で排便状況が変化する方は大勢います。
特に下痢に関しては、脱水やそれによる腎機能障害、腸管粘膜障害による消化管穿孔や敗血症などリスクを伴うため副作用の管理を行う事が重要です。
下痢の副作用を管理する上で、どの抗がん剤が下痢になりやすいのでしょうか?また、下痢になる機序が把握することも重要です。
*「イリノテカン(カンプト®)」は話がかなり長くなってしまう
APACC症例収集【トレーシングレポートの書き方】薬局薬剤師向け!
こんにちは、外来がん治療認定薬剤師のよっちゃんです!
薬局薬剤師でAPACC取得したいけど上手く、情報が伝えられない!という人が多いようなので、APACC症例を収集する為に必要不可欠なトレーシングレポートの書き方についてご紹介いたします。
トレーシングレポートの書き方を理解すれば、医師への情報提供が伝わりやすく、症例になる可能性は大きく上がります。
この記事は、APACC取得したい人の中でも
これだけは絶対やってはいけない!?介入事例の書き方(APACC)
APACC試験外来がん治療認定薬剤師制度を取得するためには、必要なAPACCの試験。
がん専門薬剤師の登竜門とも呼ばれるこの試験には、他の資格よりも条件が厳しいことで有名です。
認定条件としては、
・JASPOの認める単位を60単位集める事
・薬剤師としての実務経験が3年以上であること
・JASPOの会員であること
・外来のがん患者サポート事例10症例の提出すること
・JASPOの認定試験(筆