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2019年10月の記事一覧

社会は「まぐれに支配された能力の評価」でできている

社会は「まぐれに支配された能力の評価」でできている

「アメリカのチップシステムは意味がない。不公平さをカバーする為の集団行動の意味を理解したいなら、チップへの誤った理解を知るのが近道だ」最近好きなThe Atranticのライター、デレック・トンプソンの最新記事。

アメリカではサービスへの対価としてチップを支払います。サービスが良ければチップも高額になるというのが”本来の”チップの意味ですが、最近はチップを支払うのは「そうしなければならないから」

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許すことに肯定的な人

許すことに肯定的な人

テキサス州。白人女性警官のアンバー・ガイジャーが自分の部屋と勘違いして黒人男性のアパートの部屋に入り、アイスクリームを食べながらソファの上で寛いでいた男性を不審者として撃ち殺す、という痛ましい事件が起こりました。

どう考えても女性警官のアンバーが悪いのに、加害者が「白人」で被害者が「黒人」だからという理由で、アンバーに無罪判決が出そうになっていて、こんな理不尽なことがまだ起こっているなんて…と遺

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ヒューマニティーはお金より大事だ|起業家アンドリュー・ヤングが描くヒューマニティーファースト

ヒューマニティーはお金より大事だ|起業家アンドリュー・ヤングが描くヒューマニティーファースト

「我々がトランプの話をする時、我々はトランプに負ける」来年に迫った米大統領選挙。トランプに必ず勝てる民主党候補者を決める為の大激戦、第4回ディベートで、ついに「アウトサイダー」アンドリュー・ヤングがその存在感を際立たせてきました。

今回のディベートはトランプ支持者が非常に多いオハイオ州で開催され、オハイオのトランプ票をいかに切り崩せるかが注目されていました。「ウクライナ疑惑」から弾劾の窮地に立た

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「今」が持つパワーの意味|ニューヨーク、ピザ業界大物の真実

「今」が持つパワーの意味|ニューヨーク、ピザ業界大物の真実

先週末、マンハッタン。チャイナタウンで4人のホームレスが路上で眠っている間に、何者かに鉄の棒で頭を滅多打ちにされ殺害されました。警察はすぐに、容疑者としてドミニク共和国から移民としてやってきたホームレスの男性を逮捕しました。容疑者はニューヨークに来た後ドラッグ中毒になり、ブルックリンなどのホームレスシェルターを転々としていたことが分かり、精神的にかなり不安定な状態だった、というとてもショッキングな

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自由と冒険が豊かな体験をもたらすソロトリップ

自由と冒険が豊かな体験をもたらすソロトリップ

出会いというものは不思議だな、といつも思います。人生で出会う人というのは、その人のことが好きだとか嫌いだとかということに関わらず、出会った私達はお互いに意味のある存在だと思うのです。 

そんな出会いの中で、一緒に笑ったり泣いたりしながら長く時間を共に過ごしてきた友人達と出会えたのは、なんて奇跡的で幸せな事なんだろう、と歳を重ねるごとにしみじみ感じるようになりました。

そんな出会いの中にも、人生

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子供に教えてあげたい言葉が大人を育てる

子供に教えてあげたい言葉が大人を育てる

「子供が6歳になるまでに教えてあげたい11の言葉」という興味深い記事を読みました。日本語の言い回しにはあまり馴染みのない言葉もあり、子供だけでなく大人もこれらの言い回しが出来ると、お互いの考えや個性を尊重でき「随分と自分らしくいられるだろうな」と、学べることが沢山ありました。

ジョアンナ・シュローダーは、ライターをしながら共働きで家族を守る母親です。ある日、彼女は息子のアートキャンプに行きました

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Facebook の信用性

Facebook の信用性

ことの発端は、先月末、トランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領にジョー・バイデン前副大統領の息子のことを調査するように頼んだ、とされる電話会談の記録を、ニューヨークタイムズがスッパ抜いたことに始まりました。

ジョー・バイデンは来年に迫ったアメリカ大統領選挙で、トランプ大統領の再選を阻止することができる最有力候補です。バイデンの息子は、ウクライナのガス会社の取締役でした。その息子が不正した疑

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気持ちに余裕を持つために

気持ちに余裕を持つために

今年の目標の1つに「完璧にしない」ということを掲げていました。私は子供の頃から、自分が「コレだ!」と1度思うと、その事が良いか悪いかは別として、とことん追求してしまう性格で、その「完璧主義」ぶりは社会人として仕事をする上ではとても役に立っていました。

でも、大人になるに連れて、仕事をしていないプライベートの時間にも「完璧主義」が顔を覗かせる瞬間が度々あり、人間関係を構築したり趣味を楽しんだりする

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フェンタニル クライシス|鎮痛剤の危機

フェンタニル クライシス|鎮痛剤の危機

一昨年アメリカで大問題になっていた鎮痛剤「オピオイド」。中毒性は無く、瞬時に痛みを緩和する薬として、90年代頃からアメリカでは幅広く処方されていました。ところが”中毒性がない”とされていた薬に、かなり高い中毒性があり薬を止められない患者がヘロイン中毒に陥るケースが続出しました。2017年のオピオイド関連の死者はなんと47000人。国が安全だと認めた薬が”麻薬”だったという信じ難い事件が起きていまし

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