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もう一度読みたいnote

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いつかまた読み返したい、すてきなnoteをまとめました
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#思うこと

弱さとプライドの武装解除

弱さとプライドの武装解除

 いつも「自分に足りない部分」にばかり焦点を当てて生きてきた。
人より「劣る」と思っている部分にばかり焦点を当てて生きてきた。

そういった面に対し、背伸びをして精一杯「できている」風にごまかしたり何となく目を背けたり、その時その時の処世術を駆使しながら、いつも自分に仮染めの納得感を抱かせて、いつの間にか、それを "自然体" だと言い聞かせ生きてきた。

「弱さ」に対して必要以上に恐れる自分がおり

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知の巨人たちに囲まれて

知の巨人たちに囲まれて

 COPY HOUSEに来るお客さんや、飲みに行った先で出会う人たちと特化した話題で話していると、知識が凄過ぎてついていけなくなる時がある。ただただ「すごいなぁ」と感心するばかり。

自分なりにそれなりに知ってるかな?と思っていたジャンルの話題でも、いざ話し出すと恐ろしく深淵で、おいそれと知ったかでついて行くと手痛い火傷を負ってしまうんじゃないか?…と思わされんことも多く、早々に降参して学ぶスタン

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地味こそはすべて

地味こそはすべて

 地味な作業の連続…と自分でもあえて言いたくなるくらい、地味な作業をひたすらストイックに繰り返している。ネットや SNS にアップするまでもないような、本当に地味すぎる作業の連続。どんだけ地味地味言うんだ。

とは言いつつ、世の中のほとんどの作業は「地味」なのだ。別段珍しいことではないし、キラキラした派手さや華やかな部分は潜在的な地味たちの上に一角だけ見える、まさに氷山みたいなものなのだ。

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「課題の分離」に対する自分なりの解釈

「課題の分離」に対する自分なりの解釈

 「課題の分離」という言葉がある。
アドラー心理学で一躍有名になった定義。
 
 誰かとの間に自身の行為が原因でトラブルが起きた場合、謝ることでキレイすっかりとことが片づけば良いが、その後もネチネチとことある毎に言われ続けたり、なんやかんやで陰で文句を言われていたりと、キレイに片付かない場合もある。
 
大抵そのような時、気持ちが弱い人は「自分がすべて悪い」と思ってしまいがちだけど、実は必ずしもそ

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「勝つ」よりも「負けない」闘い

「勝つ」よりも「負けない」闘い

 けっこうな割合で、カジュアルに神社へ足を運んでいる。
 
神様へ願い事をするというよりは、報告といった意味合いが強く、単純に現状への感謝や心を静かにするといった目的で足を運ぶことが多い。
 
その中でも比較的多く通っているのが「生國魂神社(いくたまさん)」だ。
もとはCOPYのメンバーでありexcubeのオーナー、アオノが早朝ジョギングのおり頻繁に行っているのに感化され、僕もちょうど谷町筋を自転

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光と影

光と影

 「現実から目を逸らすな」「常に悪いところも見ろ」という言説は、ある部分合っていても、ある部分は嘘だと思っている。

経験上、見なくて良いものは別に見なくて良い。とりわけ、自分の心に害悪を及ぼし、かえってパフォーマンスを削いでしまうことに対しては。

物事の全体最適を見ながら進むことは大事だと思う。でも、意地悪く足を引っ張るものにまでわざわざ慈悲深く接し、その結果モヤモヤを引きずることで底を下げて

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時間の流れ方

時間の流れ方

 昨日、夜から少し体調を崩した。久しぶりだ。

早い時間にいつも寝てるのだが、より一層早い時間に寝たらだいぶ持ち直した。朝の目覚めはバッチリだ。

身も心も無理ないようにいたわりながら過ごしていくと決めている。どうしても忙殺が続いて、夜間中心の生活にならない限りは生活リズムを可能な限り整えていく。というか、そんな無茶なスケジュールはもはや極力組まない。

締め切りがめちゃタイトな時でも休む時は十分

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言葉

言葉

 心の中でくすぶる内容に形を見出し名前をつけたらとても伝えやすくなるが、同時に話せば話すほど質量が軽くなり、物事が安っぽくなってしまう現象ってあると思う。あの現象にこそ名前をつけたい。

多くのことを語らない人は、そもそも "語れない人" と、語ることの野暮ったさ、そこに同居する「語れば語るほどかえって本質が遠のいていく虚しさ」を知っている人の2通りに大きく分けられるんじゃないか。

「一般的に伝

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散らばった要素を愛でる

散らばった要素を愛でる

 寝まくったおかげか、例に漏れず悪夢と吉夢の境のような夢を見る。

夢の中のノスタルジックな風景自体は決して嫌いじゃないし、どこか心の中の郷愁中枢を刺激してくれることが、現実世界での何かと重要なスイッチングを果たしてくれ、起床直後は疲労感にさいなまされようと、案外日中のパフォーマンスにおいて良好だったり、思いもよらないアイデアが湧きやすかったりするから面白い。いわゆるセレンディピティ(計画的偶然)

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親切

親切

 人生のうち、どれほど親切に時間を費やせているのだろう。

家族や友達、日常で袖振り合う人たちに対する些細な心遣いなど、自分が今生きている中で、向き合う人たちを喜ばせることに対しての気持ちは捨てたくないな、と常日頃思う。

余裕がなくなればなくなるほど、どうしても自我の方に目が行きがちで、大我を見失いがち。自己中心的な気持ちが強ければ強いほど、求めるメリットに反比例するかのように気持ちがスッキリせ

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終わらせる

終わらせる

 今朝は心が穏やかだ。

どちらかというと普段もそんなに心が揺れ動きまくるような毎日を過ごしている訳ではないのだが、めまぐるしさや色々と考えることが最近多かったのもあり、吉凶あわせた思考や妄想が、低アイドリング状態で常に地を這うように続いていた。

ここに来て久しぶりにその霧を抜けたのか、今朝は穏やかな気持ちで朝を迎えることが出来ている。

何が解決した…って訳でもないが、それでもタスクは小さいも

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「運命」を重要視しすぎると疲れる

「運命」を重要視しすぎると疲れる

 縁や運命について考えていた。

会う人は別段綿密に計画を立てずとも会う。逆に、会わない人はどれだけ意識して会おうとしようとも、必ずどちらかの都合がつかず会わない。

こういう時は、いつも「縁」を感じる。

だから、無理に都合をつけて会うまでにも至らなくなった。だいたいの事は「縁がなかったんだな」で片付けることができる。

そう考えたら、人に約束を反故にされたり急な用事などでドタキャンされようが、

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空気のような存在

空気のような存在

 可能な限り、空気な存在でいたい。

一般的な比喩として使われるようなネガティブな意味はなく、あまりにも色々なものが分け隔てなく可視化されるこの世の中において、わざわざ必要のないところにまで顔を出して主張したり、いちいち反応して疲れることなく、淡々と生きていきたい。

まあ、「存在感」への渇望なども今現在特に二の次だったりするが。

 水や空気は、特に明確な形を持たない。その特徴ゆえに、どのような

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分ける

分ける

 一人でいる時間をひときわ大切にしている。

昨年の後半、大規模な断捨離と同時に、皆の部屋をある程度大きく分けたことが、未だに良い効果を持続している。家族で集まる時間と一人で過ごす時間の精神的な均衡調整がとても大きく叶うようになった。

と言っても、僕の場合はすごく大げさに言うともとから書斎やアトリエみたいな感じで「作業部屋」を当てがってもらっており、一人時間を確保することが常なので、今回の場合は

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