![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135962794/cdd2c10a5cb5f89adc466c8a14de5e20.png?width=800)
- 運営しているクリエイター
#受けないKindle作家
あの夏の日(140字の小説)
呑み干したラムネの瓶を太陽にかざすと
紺色に染まる空。
夏の暑い日差しが一瞬薄れ、
清涼をもたらす。
風鈴を思わせるビー玉の音色。
涼しげに、僕の心を癒してくれた
少年の頃の想い出の一コマ
セピア色に染まら無い、
色褪せ無い美しい想い出
その時君と一緒に飲んだ
あのラムネの味を、僕は決して忘れないよ
1分で読めるホラー小説
私の棲む田舎に昔からある井戸。
その水は今でも飲めると評判です。
吊るし桶を地の底に垂らして組み上げると、
そこにあるのは、新鮮なミネラルウオーター。
村の天然水としてスポットが当たり、
多くの観光客がその水を
求めて駆けつけて来ます。
でも村人は誰もその井戸水を飲まない。
その訳は皆さまのご想像にお任せします。
貞子より。
300字のラブレター➕追伸➕追伸の追伸
澪ちゃんと、初めて会ったのは、
幼稚園児だったね。
鼻水を垂らしていた僕に、
君はティッシュペーパーをくれたね。
僕が鼻をかむのを見て
「50円ちょうだい」
と、手を差し出した澪ちゃん。
僕に強烈な印象を与えてくれたよ。
遠足に行った時に、
お弁当のオカズを落として
泣いている僕を勇気付けてくれたね。
「エビフライをどうぞ」と言って。
でも、後でハンバーガーを奢らされてしまったけど。
ボラン
ネームバリュー何て要らない(140字の小説)
売れなくても良い。
本物を目指して書いていこう。
幼稚だと想われても、
自分の信念に沿って書いていこう。
たとえ、多くの人の目に止まらなくても
一人の人でも微笑んでくれたら
それで良い。
人の力など借りなくても
自分はそれで書いて行く。
売れない、受けない作家であっても
いつか花咲く時も来るはず!?
痩せたガールの決意(140字の小説)➕追伸
私はアイドルを目指している。
太っていてはアイドルに成れない。
でも、食べ物を我慢できない。
私は決意した!
痩せる為の高額のお茶を飲む事を!
ネットで見つけたお茶だ。
これを飲めば、不要なカロリーが全部出ていくと
書いてある。
だけど、下痢になるだけで一向に痩せない。
痩せたのは財布だけだった。
追伸
これは実際にあった事です。
多くの苦情が販売先にありました。
私も被害者の一人です。
お茶
痩せたガールの日常(140字の小説)
私は糖質制限されている。
私の好きな食べ物を食べる事が出来ない
不憫な人。
太った体も標準体重に落とさないといけない。
私は16時間ダイエットを決意した。
午後の8時以降翌日の12時まで食を取らない。
痩せたがーる哀れな男は、いつもお腹を減らしている、
哀れな糖尿病患者。
今日もお腹の虫が鳴く。
#青ブラ文学部
雨の精(140字の小説)➕追伸
私は雨の精
雨を降らせたい時は、私にお願いするといいよ
私が龍神様にあなたの願いを届けるから
この前セクハラで悩んでいる女の人の願いを
龍神様に伝えたの
そして女の人の願いを叶えたわ
私のおかげよ、感謝しなさいね
これからは毎週日曜日は雨降りよ
「雨のせいで、困ってしまう」
なんて言わないでね
追伸
祈りの雨(2)の続編です。
#青ブラ文学部
祈りの雨 願いが叶う! (420字の小説)
明日は雨が降って欲しい。
降らないと決行される。
みんなは天気になる事を期待しているが
僕には苦痛の運動会だ。
徒競走はいつもビリだし
騎馬戦をやれば、いつも馬役。
玉入れは、ボール拾い
ボールを拾って人に渡すだけ。
フォークダンスは女の子の列に並んで男の子とダンスするだけ
「テルテル坊主お願いだから雨を降らしておくれ」
テルテル坊主にお願いしても、困った顔をしてるだけ
当たり前だよ、紙で作った
セピア色の桜の花(140字の小説)
舞散る桜の花弁
派手やかに咲き誇った桜の花も
振り返れば僅かな時間。
でも、僅かな時であっても、
桜の花は輝いている。
人生もそうだ。
永い宇宙時間から見れば、ほんの僅かな時間
人は懸命に生き輝きを増す。
決して色褪せ無い確か時間を作りだす。
力無く色褪せたセピア色の桜の花など
私は、見たくは無い。
#青ブラ文学部
風の車(140字の小説)
私は世界初の車を完成させた。
ガソリンでも無く電気でも無く
風で動く車だ。
僅かな風でもエネルギーにして動く車。
もちろん排気ガスも出さない。
燃費の費用も0円だ。
地球の環境に優しい車。
爆発的に売れるのは間違いない。
ただ欠点は、風向きで目的地に行けない時がある。
それくらいは、我慢して欲しい
#シロクマ文芸部
父との想い出(140字の小説)
人生は一陣の風の様なもの。
通り過ぎたら戻れない、儚きもの。
時を戻す事は出来ないが、記憶を戻す事はできる。
振り返れば、幼稚園児の僕がいる。
父と銭湯に行き、
買って貰ったアイスクリーム
父はパインの氷菓子
二人で食べながらの帰り道
遠い昔の記憶が蘇る
父は今頃どうしてるかな?
彼岸の次はお盆か。
#青ブラ文学部
ティファニーで朝食を(140字の小説)
「誰、お店の前で食べてる人は?迷惑です」
「私よ、オードリーヘップバーンよ」
「嘘〜?ヘップバーンって女優の人!世界的に有名なあの人なの。
だったら許すわ。お店の宣伝になるもの。
毎日でも来てください。」
と、喜ぶ店主
だがオードリーはもう故人
幽霊が毎日来ると、お客は怖がり来なくなり
倒産した
桜の色は何の色?(140字の小説)
桜の色は何の色
花びらの白い色は恋人の色って聞いた事があるんだけれど
薄紅色は優しいね
人の気持ちをなごましてくれるね
だからみんなお花観に行くんだね
風に舞う花びらは、春の情緒を与えてくれるね
桜の花びらが散って薄紅色の絨毯ができるね
花びらをゴミだ何て感じないよ
桜の色はきっと癒しの色だよ♪
#シロクマ文芸部
怒りと苦悩(140字の小説)➕追伸
僕は鏡を見るたびに、怒りを覚える。
「何故、こんな顔に生まれてきたのか?!」
噂に聞いたが、僕は人造人間だと。
人造人間って何⁉️
誰が僕を製造したんだ!?
こんな醜い顔で何故、作った!
僕は怒りと悔やみの入り乱れた感情のまま
生きていく
ましてや私は死ぬ事が無い不死身の男!
フランケンシュタイン。
追伸
20字の小説をもっと詳しく140字の小説に変えました
フランケンの苦悩が、解ると思いま