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【1分で読める】認知的服従:あなたも無意識のうちに?周りに流されず自分で選ぶコツ

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こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はありませんか?

  • 友人グループが好んで見るテレビ番組や映画について、最初は興味がなかったが、皆が楽しんでいるのを見て、次第に自分も「面白い」と感じるようになった。

  • 職場で上司や同僚が採用する方法論に初めは懐疑的だったが、多くの人が支持しているのを見て、自分もそれが最適だと思い始めた。

  • 新しい流行に対して最初は否定的だったが、周りの人々がそれを受け入れるのを見て、徐々にその流行を受け入れるようになった。

  • 学校や社会で「普通はこうあるべきだ」とされる行動や価値観に、自然と自分を合わせるようになっている。

  • 他の人がどう思うかを気にして、本当は興味のない社会活動やイベントに参加した。

これらは認知的服従が私たちの日常の選択や価値観にどのように影響しているかを示しています。

この記事を通じて、認知的服従についての理解を深め、より自分自身に忠実な選択をする方法を考えてみましょう!



認知的服従とは

認知的服従とは、個人が集団の意見や行動に圧力を感じた際に、自らの行動や信念を変える心理的傾向を指します。(同調圧力に近い)

これは、社会心理学で広く研究されている現象の一つであり、特に集団内での意思決定や社会的な適応の過程で顕著に見られます。

認知的服従を理解することで、私たちはどのようにして社会的な影響を受けやすいか、そしてそれがどのようにして自己の認識や行動に影響を与えるかを把握することができます。

例えば、会社の会議で多数派の意見にただ従うことは、認知的服従の一例です。この心理的プロセスは、個人が社会的な属している感じを保ち、社会的な摩擦を避けるために行われます。

認知的服従がもたらすメリットには、社会的な調和やグループ内でのスムーズな関係維持があります。

これにより、個人は集団内での安定した地位を維持しやすくなります。

しかし、デメリットも存在します。

認知的服従によって、個人は自己の真実の意見や感情を抑え、集団の圧力に屈することで自己同一性を損なう場合があります。

これは、創造性の欠如や個人の精神的な健康問題に繋がることもあります。

例えば、仕事で自分が本当は不効率だと思っている方法を、上司や同僚が推すために採用し続けるケースなどが挙げられます。

このように、認知的服従は私たちがどのように社会内で自己を調整するか、また、どのようにして集団の一員として機能するかに深く関わっています。

実生活での例

  • 友人との関係
    友人が皆、特定のアイドルグループを好きだと言うため、特に興味がないにも関わらず、自分も好きになったふりをして話に加わる。

  • ファッションの選択
    流行している服装が自分には合わないと感じながらも、周囲が着ているために同じスタイルを選んでしまう。

  • 政治的意見
    家族や友人が特定の政党を支持しているため、本来の自分の考えとは異なるが、彼らと同じ意見を持つようになる。

ビジネスでの例

  • 会議での意見
    自分は異なる提案を考えていたが、会議で多数派の意見に流され、それに賛成する声を上げる。

  • プロジェクトの方向性
    プロジェクトの進行方向に疑問を持ちながらも、チームリーダーや同僚がその方向を強く推しているため、反対意見を抑える。

  • 職場での文化
    職場の文化が「残業は当たり前」としているため、健康を害しているにも関わらず、長時間労働を続ける。

認知的服従を克服する方法

認知的服従を克服するためには、自分自身の自動的な思考や反応を意識し、それらがどのように周囲の影響を受けているかを理解することが重要です。

以下に、認知的服従バイアスを克服または軽減するための対策をいくつか紹介します。

  1. 自己認識の向上
    自分の意見や行動が他人や集団の影響を受けているか自己監視することが重要です。
    日記をつけるなどして、自分の決断が他人の意見にどれだけ左右されているかを記録し、評価します。

  2. 独立した意思決定の練習
    小さなことからでも良いので、集団の意見に流されずに自分の判断で決定する練習を積むことが有効です。
    例えば、映画やレストランの選択を自分の好みで決めてみることから始めましょう。

  3. 異なる視点から情報を収集
    様々な情報源から意見やデータを得ることで、一方的な視点にとらわれず、バランスの取れた見解を持つことができます。
    異なる背景を持つ人々との交流を積極的に行うことも有効です。

これらの対策を通じて、認知的服従バイアスによる影響を最小限に抑え、より自立した意思決定を行うことが可能になります。

それにより、自分自身の本当の価値観や信念に基づいた選択をすることができるようになるでしょう。

まとめ

■認知的服従とは
集団の行動を見て、自分の行動も合わせてしまう心理的傾向。

■対策
・皆がやっているから、買っているからということを理由にしない。
・自分の行動原理が「皆がやっているから」になっていないか、内省する。
・一人で外食や旅行に行ってみることで、周りに影響されず意思決定する感覚を取り戻す。


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