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【1分で読める】セルフ・ハンディキャッピング:成功へのブレーキを解除!失敗への言い訳をやめるコツ

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以下のような経験はないでしょうか?

  • 大切なプレゼンテーションの前夜、夜更かしをしてしまい、翌日「寝不足で頭が働かなかった」と言い訳したことがある。

  • 重要なテストや仕事の締め切りが迫っているにも関わらず、他の雑務に時間を使い、「準備が不十分だった」と自分を納得させた。

  • 新しい趣味やスキルを学び始める際に、「自分には才能がないから」と最初から諦めの言葉を口にしてしまった。

  • 友人との競争やゲームで、負けそうになると「本気を出していないだけ」と冗談めかして言い、実際に負けた時にその言葉を盾にした。

  • 新しい挑戦の前に、自分には経験がないから無理だと言い訳をした。

これらはセルフ・ハンディキャッピングという心理が働いている可能性が高いです。
この記事を読むことで、セルフ・ハンディキャッピングについて理解し、生活で活用しましょう!



セルフ・ハンディキャッピングとは

セルフ・ハンディキャッピングとは、自分自身が直面するであろう評価や試練の前に、故意に障害や制限を設けることで、失敗した場合の言い訳を準備する心理的傾向を指します。

この心理は、特にパフォーマンスや競争が関係する場面でよく見られ、不安やプレッシャーを感じる際に顕著になります。


セルフ・ハンディキャッピングに陥ると、自己実現の機会を意図的に低減させ、潜在能力の完全な発揮を妨げるというデメリットがあります。

例えば、大切なプレゼンテーションの前に「最近忙しくて、準備が十分ではない」と周囲に伝える行動は、セルフ・ハンディキャッピングが影響しています。

この発言により、プレゼンテーションが上手くいかなかった場合には「忙しくて準備不足だったから」という言い訳が用意され、失敗しても自尊心は保たれます。

しかし、このような言動は、自己の成長を妨げ、他人からの評価も下がる可能性があります。

このように、セルフ・ハンディキャッピングは短期的には自尊心を守る効果があるかもしれませんが、長期的には自己成長の妨げとなり、多くのデメリットをもたらす行動です。

実生活での例

  • 試験前に勉強する代わりに部屋の掃除をしてしまい、結果が悪かった場合に「掃除をしていたから」と自分を正当化する。

  • 重要なイベントの前にわざと遅くまで起きていて、パフォーマンスが低下した際に「寝不足だったから」と言い訳する。

ビジネスでの例

  • プレゼンテーションの準備が整っていない状態で会議に臨み、失敗した際に「準備時間が足りなかった」と弁明する。

  • 期限が迫ったプロジェクトにおいて、敢えて他の業務を優先し、期限内に完成しなかった場合に「他の業務が忙しかった」と言い訳する。

  • 交渉事において、事前に十分なリサーチをせずに臨み、結果が芳しくなかった時に「情報が不足していた」と他人に責任を転嫁する。

セルフ・ハンディキャッピングを克服する方法

セルフ・ハンディキャッピングを克服するためには、自己制限の動機を理解し、それを克服する戦略を採用することが重要です。

以下に、セルフ・ハンディキャッピングを克服または軽減するための対策をいくつか紹介します。

  1. 目標設定の見直し
    達成可能でリアルな短期目標と長期目標を設定することで、圧倒的なプレッシャーから逃れるための言い訳を減らします。

  2. 自己認識の向上:
    自分がセルフハンディキャッピングを行っている瞬間に気づくことが重要です。
    これには、自分の言動を客観的に観察し、言い訳や自己制限的な行動を特定することが含まれます。

  3. 小さな成功体験の積み重ね:
    小さな目標を設定し、それを達成することで自信を築くことが重要です。成功体験は自己効力感を高め、大きな課題に対する恐怖を減少させます。

  4. 失敗を恐れない心構えの養成:
    失敗を経験と捉え、それから学ぶ姿勢を持つことが大切です。
    失敗を恐れずに挑戦することで、セルフハンディキャッピングの必要性を感じにくくなります。

  5. 周囲とのコミュニケーションの改善:
    目標や意図を周囲に宣言することで、自分に対する期待を高め、逃げ道を塞ぐことができます。
    これにより、自分自身をより高い基準で評価するようになります。

これらの対策を通じて、セルフ・ハンディキャッピングによる影響を最小限に抑え、より自信を持って挑戦できる自己像を育成することが可能になります。

まとめ

■セルフ・ハンディキャッピングとは
重要なタスクを先延ばしにして、重要ではないタスク(部屋の掃除、些末な業務)を行い、失敗した場合の言い訳を準備する心理的傾向。

■補足
「故意に言い訳を用意」というよりも、「無意識に言い訳を用意」の方がしっくりくるかもしれません。
 実際に陥っている時は無意識で、後で振り返ると、「言い訳を作るような行動を取っていたな」と感じるようなイメージです。

■対策
・「無意識に失敗を恐れていないか」と自問する。
・「今行っているタスクは重要なタスクか?」と自問する。
・先延ばし要因の1つなので、シンプルな先延ばし対策を実行する。
 →タスクを細分化
  →手間(手順)を減らす
  →まず1分着手


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