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【1分で読める】エビングハウスの忘却曲線:効果的な復習で記憶をキープ!忘却曲線を利用した学習法

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以下のような経験はないでしょうか?

  • 大切な試験のために一生懸命勉強したのに、試験当日になって簡単な問題も思い出せなかった。

  • 会議で発表する内容を前日までに完璧に覚えていたはずなのに、いざその場になると頭が真っ白になった。

  • かつて流暢に話せた外国語が、使わない期間が続いたせいでほとんど話せなくなった。

  • 学生時代に覚えた歴史の年号や重要人物の名前が、大人になってから全く思い出せない。

  • セミナーや講演会で聞いた内容が、数日後にはほとんど記憶から消えてしまっている。

これらは「エビングハウスの忘却曲線」という心理が働いている可能性が高いです。この記事を読むことで、エビングハウスの忘却曲線について理解し、効果的な学習法を身につけましょう!



エビングハウスの忘却曲線とは

エビングハウスの忘却曲線とは、学習した情報が時間の経過と共にどのように忘れられていくかを示す心理学の理論です。

この理論は、記憶が時間と共に減衰していく過程を数学的な曲線で表します。

エビングハウスの忘却曲線を活用すると、効果的な学習戦略を立てることができ、記憶を長期にわたって維持する手助けになります。

例えば、スペースド・リピテーション(間隔をあけての繰り返し学習)を取り入れることで、記憶の定着を促進させることができます。

一方で、この曲線に沿った学習を怠ると、学んだ情報がすぐに忘れられてしまうため、学習の効果が著しく低下してしまいます。

例えば、一夜漬けの勉強では試験の数日後には多くの情報が忘れ去られてしまうことがあります。

これは、エビングハウスの忘却曲線が示す通り、情報を定着させるためには繰り返しの復習が必要だからです。

このように、エビングハウスの忘却曲線は、私たちが日々の学習や仕事でどのように情報を扱い、記憶に留めるかに直接的な影響を与えます。

実生活での例

  • 新しい趣味のスキルを学んだ直後はやる気満々だが、数日後には忘れてしまい、継続が難しくなる。

  • 料理レシピを覚えたはずが、実際に料理をする時に細部を思い出せず、何度もレシピを確認する必要がある。

  • 健康のために覚えた運動のフォームを、時間が経つにつれて正確に実行できなくなる。

ビジネスでの例

  • 新入社員研修で学んだ企業の方針や業務内容が、数週間後には忘れがちで、再度トレーニングが必要になる。

  • 会議で決定した内容をメモせずに頼った場合、詳細な点を忘れてしまい、誤った情報を基に行動してしまうことがある。

  • プロジェクトの初期段階で共有された重要なデータを時間が経過するにつれて忘れ、誤った判断を下すリスクが増える。

エビングハウスの忘却曲線の活用法

◯効果的な復習のタイミング

直後の復習: 学習内容をすぐに復習することで、情報の固定化が促進されます。これにより、情報が短期記憶から長期記憶へ効果的に移行します。

短期間後の復習: 学習から1時間後や1日後の復習が勧められています。このタイミングでの復習は記憶の損失を抑えるのに特に効果的です。

中期間後の復習: 1週間後の再復習により、記憶の強化がさらに進みます。この時期の復習が情報の深い定着に寄与します。

長期間後の復習: 1ヶ月後の復習も有効であり、記憶の長期間の保持に役立ち、忘れることのペースを緩やかにします。

◯復習の方法

短時間の復習: 復習には長時間を要しません。短時間でも重要な内容を確認することで、記憶の定着が効果的に進みます。

分散学習の活用: 長時間一気に学習するのではなく、短い期間にわたって何度も学習する「分散学習」が効果的です。これにより、記憶の定着が促され、長期記憶への移行が容易になります。

エビングハウスの忘却曲線の注意点

エビングハウスの忘却曲線は、以下のような注意点があります。

  1. 個人差を認識する
    忘却のペースは人によって異なります。自分自身や学習者の記憶保持能力を理解し、個別の対策を立てることが大切です。

  2. 節約率について:
    節約率とは一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合です。
    この曲線は、記憶が時間と共に失われていくことを示していますが、記憶量そのものを直接示しているわけではありません(Wikipedia

これらの活用法と注意点を踏まえ、日常生活や学習活動においてエビングハウスの忘却曲線を効果的に活用しましょう。

まとめ

■エビングハウスの忘却曲線とは
学習した情報が時間の経過と共にどのように忘れられていくかを示す心理学の理論。
効率的な復習のタイミングを知ることが出来る

■活用法
・1時間後、1日後、1週間後、 1ヶ月後に復習のスケジュールを立てる。
・記憶は「アウトプット」することで定着するため、復習時は、
 「記憶を用いた活動、思い出そうとする、問題集を解く、人に話す」などが有効。


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