#小説
毎日400字小説「喫煙ルームにて」
会社の喫煙ルームで高校の時の同級生が死んだというラインを読んだ時、文字通り私は息ができなくなった。スマホに目を落としたまま、何も考えられず、ただ茫然と固まった。死んだ同級生と私は高校時代、恋人同士だった。彼女のほうから告白され、しかし付き合いはひと月で終了した。私のほうは心を残していたが、彼女は別の同級生と付き合い出した。振られた理由はいまだにわからなかった。
「岡崎さん」という部下の声で
会社の喫煙ルームで高校の時の同級生が死んだというラインを読んだ時、文字通り私は息ができなくなった。スマホに目を落としたまま、何も考えられず、ただ茫然と固まった。死んだ同級生と私は高校時代、恋人同士だった。彼女のほうから告白され、しかし付き合いはひと月で終了した。私のほうは心を残していたが、彼女は別の同級生と付き合い出した。振られた理由はいまだにわからなかった。
「岡崎さん」という部下の声で