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カナダ生活

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#カナダ

カナダへ帰国します

カナダへ帰国します

カナダへ帰ろう。
やっと、本当にやっと、決心がついた。

私のカナダ留学第一章はいろんな理由でかなり難航した。コロナ禍でオンライン留学となり、クラスメイトに会うこともできず、学業の忙しさと金銭的な余裕のなさとコロナ禍により引きこもりになり、ついに体調を大きく崩した。

体調を崩してから生活を変えて楽にはなったのだが、二年間の留学のうち最初の一年間は、自室にほぼこもりきりでパソコンにかじりつき、学業

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意見を交換することの大切さ

意見を交換することの大切さ

助けあうことは難しいと前回の記事に書いた。今、私の授業は全てオンライン開講で、キャンパスに通うことがないので輪をかけて難しい。だけれど、ここのところ良い循環を生む仲間のような相手に恵まれている。

私たちのセメスターのひとつの山場とも言えるC++の授業で出会った彼は、活気のあるその授業で、私と一、二を争って発言数が多く、授業が始まってすぐに私は彼の名前を覚えた。向こうもそれは同じだったらしく、私の

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助けあうことの難しさ

助けあうことの難しさ

彼からのメッセージは突然きた。
自分はあるクラスのクラスメイトで、課題のWordファイルが開けないので送ってくれないか、と。おそらくクラスのWhatsApp(欧米ではポピュラーなLINEのようなアプリ)から辿ってきたのだろうと思われた。

課題のWord以外にも色々と文献などがその講義では同じポータルサイトを通して配られていた。親切心から、他のファイルが開けるかと訊くと、他のファイルがあるなんて知

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2022年は2022キロ歩くことにした

2022年は2022キロ歩くことにした

2022年が始まって1ヶ月が過ぎた。私は相変わらず課題に追われている。
このセメスターに入って、プログラミングについて考える課題がぐっと増えた。

プログラミングするなかでつまづくのは、多くは論理的なミス、言い換えれば抜け穴に気づけないことが多い。そんなときはずっと画面に向き合っているより、少し画面から離れて、コードに向き合い直すとふっと論理的な矛盾を見つけることができる。そんなことに気づき始めた

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2021年下半期、いよいよ留学、そして来年のこと

2021年下半期、いよいよ留学、そして来年のこと

2021年上半期は在宅勤務ばかりだったこともあって、そのほとんどの思い出が留学準備だったことは前回のnoteに書いた。下半期は、それまで勤めていた会社を退職し、その翌週には飛行機に乗って、カナダの地に降り立ち、このnoteにまとめてきたカナダでの生活が始まったのだった。

日々の生活についてはその都度noteに、第一セメスターについては下記のnoteにまとめているので、そちらを参照してもらうことに

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2021年上半期、留学準備の話

2021年上半期、留学準備の話

2021年もあと1週間を切った。2021年はカナダ移住に向けて大きく舵を切った一年だった。長くなりそうなので上半期と下半期で二つの記事にわけて振り返りをしたい。

今から一年前、クリスマスに大好きだった祖母が亡くなった。翌日に受けた留学のためのIELTSは、年末の業務で毎日遅くまで残業していて準備不足だったのも手伝い、必要なスコアには今一歩及ばなかった。

永住権との兼ね合いで、年齢的に半年たりと

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カナダのカレッジってなに?

私は現在カナダの公立カレッジに通っている。
友人などに、カナダのカレッジに行くことなったよと話すと、カナダは北米だからか、あ、コミュニティカレッジ?とアメリカのコミュニティカレッジと混同された。友人たちが果たしてアメリカのコミュニティカレッジについてどの程度のイメージを持っていたのか分からないけれど、私の通っているカレッジは、アメリカのコミュニティカレッジとはだいぶ様相が違う。

アメリカのコミュ

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無事、第一セメスターが終わった

無事、第一セメスターが終わった

12月15日水曜日、全く知らなかったプログラミングという分野を、辞書を引いてもさっぱり分からない単語たちに悪戦苦闘しながら学んだ第一セメスターが終わった。

学校で学んでいたのは5つの科目。
コンピュータの歴史と基礎を学ぶクラス、プログラミング的思考のクラス、Unix、Linuxについて学ぶクラス、C言語のクラスの、4つの専攻の科目と、一般教養で必修の英語のクラスで、計5つ。

クラスによっては一

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カナダより、28年前のクリスマスのこと

カナダより、28年前のクリスマスのこと

この記事はひぐちさんのLet'sシェア!外国のクリスマス🎄に参加しています。楽しい企画ですが、まだ空きがあるようなので、もし外国のクリスマスについてお届けできる方がいればぜひ。
クリスマスが近づいて、イルミネーションが綺麗な季節になりました。この投稿では、今年のカナダ、トロントのイルミネーションとともに1993年にカナダで過ごしたクリスマスについてお届けします。

今から28年前のこと。
199

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30代半ばで突然カナダに来てしまった

30代半ばで突然カナダに来てしまった

今日は30代半ばになぜ突然海外に、そしてカナダにきたのかという話をしたい。

私は、そんなに国際経験の多い方ではない。
海外に学生時代に長期留学に行ったこともないし、仕事でも英語を使ったこともない。
海外旅行だって全くではないものの、あまり多い方とは言えない。

そんな私がなぜ海外に来たのか。

簡単に言えば、日本に住み続けることに少し疲れてしまったのだが、海外に行きたいと思ったのは、30歳を過ぎ

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相手不在のパートナー問題の終焉

相手不在のパートナー問題の終焉

タイトルはもちろん(?)、パートナーができたという話ではない。

私には二年ほど前までパートナーがいた。紆余曲折あったけれど、二十代の全てを一緒に過ごしたその人は、確実に私のパートナーだった。訳あって一緒に残りの人生を過ごすという結論には至らず、私たちは十数年に及ぶ交際に終止符を打つことになった。

それから二年。私はその間、決まった恋人ができることもなく、30代も半ばになった。周りの友人たちの結

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人生の課題に応用したいプログラミング的思考

人生の課題に応用したいプログラミング的思考

いったん片付けた問題は関数にしてしまっておくんだ、
バグが見つかるまでは。

プログラミングの授業を受けていたら、先生がそう言った。
この一言で、プログラミングを学んでいることを本当に嬉しく思った。学ぶことはよりよく生きることを助けると信じているので、私はいつまで経っても学ぶことをやめないのだが、おそらくプログラミングの論理的な思考がとても性に合っているのだろう、プログラミングを学んでいるようでど

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根性なしの生活改善の意外な効用

根性なしの生活改善の意外な効用

まずい、太った。

4週間前、鏡に映った自分をみて思った。
20代は人に心配されるほど華奢で、背は平均よりも高いのに、服は全て一番小さいサイズが体に合った。
30代に入ると、これまで胃腸の不調で痩せていたことが判明し、胃腸の治療とともにぷくぷくと太った。
痩せていたことを特にコンプレックスには思っていなかったので、途中、どこまで太るのかと気を揉んだのだが、あるところで止まり、それとともに長年の慢性

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カナダでのはじめての銀行口座開設

カナダでのはじめての銀行口座開設

カナダに来てもうすぐ2ヶ月。重い腰を上げて銀行口座を作ってきた。

なぜこんなに長い期間、銀行口座なしで過ごせていたかというと大抵の買い物はクレジットカードと少しの現金で賄えたからだ。
日本では現金のみしか受け付けないお店も多いが、こちらではデビットカードかクレジットカードがあれば十分事足りる。
現金が必要だった理由も、近くのコンビニがデビットカードと現金のみで、私がデビットカードを持っていなかっ

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