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無事、第一セメスターが終わった

12月15日水曜日、全く知らなかったプログラミングという分野を、辞書を引いてもさっぱり分からない単語たちに悪戦苦闘しながら学んだ第一セメスターが終わった。

学校で学んでいたのは5つの科目。
コンピュータの歴史と基礎を学ぶクラス、プログラミング的思考のクラス、Unix、Linuxについて学ぶクラス、C言語のクラスの、4つの専攻の科目と、一般教養で必修の英語のクラスで、計5つ。

クラスによっては一コマが2.5時間を超えたり(ノンストップでトイレ休憩すら取らない先生も)、一週間に二コマあったものもあった。課題と小テストなどの授業外の学習はたった3ヶ月の間に100を超え、単純計算で一日ひとつ以上の締め切りがあったことになる。

課題の多いデザインの専門学校に日本で通ったこともあったが、当時と違って苦戦したのが、睡眠時間を取らないといけなかったことだ。専門学校時代も決して若い学生ではなかったけれど、今とは違って馬力があった。日中に終わらなかった課題は睡眠時間を削ってなんとか提出し、翌日の授業に出た。

しかし年齢を重ねたことで、規則正しく生活しないと体調を明らかに崩すようになってしまい、最低限は眠らないといけないが、課題は山のようにあるという事態に陥った。同じコースの10代のクラスメイトは土日に夜勤で働きながら、同じ課題をこなしていて、若いってすごい、と改めて思わされた。自分にはそんなことはできないので、いかに計画的に終わらせるかというのが最大の課題になった。

とにかく大変だったのがC言語の授業だ。それもそのはず、私はプログラミングのいろはも知らずにこの専攻を選んでしまったのだ。
日本で働いていた間に少しでも予習をしようと思ったが、プログラミングのそのあまりにも広い世界に、何を学んだらいいのだろうと思っているうちに、カナダへ発つ日になってしまった。
ウェブのプログラミングを学ぶオンラインコースを購入してみたりもしたけれど、日々の業務や渡航準備に忙しく、ほとんど手付かずだった。

そんなわけで知識がほぼゼロのまま、同居しているエンジニアの友人から初めてのプログラミング言語がC言語なのは大変だねと不安にしかならないお墨付きをもらって新学期初日を迎えた。

最初の授業は面積を求めるプログラムを組むものだったのだが、先生が予習を前提にあまり詳しく説明せずに進めるタイプだったので、初日から途中でわからなくなって、戸惑った。

そんなC言語の授業も最終週13週めには、簡単なアプリケーションを作れるまでになった。

最終課題はそれぞれの授業が補完しあっていることを思わせるものだった。アプリケーションはグループ課題だったのだが、プログラミング的思考の授業で学んだデコンポジションの手法で、メンバーで分担をきめ、コンピュータの基礎の講義で学んだgitを使ってGitHubに異なるバージョンをアップロードした。Linuxのコマンドを授業で学んでいたので、ターミナルでgitを使うのも違和感なくできた。

我ながら、たった3ヶ月で随分と遠いところまで歩いてきたなと感慨深い。そして何よりもプログラミングの、考えている時間、バグが解けた瞬間、機能が動いているのを見るのがとても楽しい。休みの間にも学べる本を知人に紹介してもらったので、今からどんなことができるようになるのか楽しみである。

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