Azusa

大人だけれど、学生をしています。カナダ在住。文化の香りのするものがすき。不定期更新。

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  • カナダ生活

最近の記事

トロントパブリックライブラリーに行った日

「図書館に行こうと思ってるんだけど一緒に行かない?」 友人からの誘いは突然だった。早めの夕飯を食べていた私は30分後にはストリートカーの停留所にいた。近所に住む友人はすでにそこで待っていた。地下鉄に乗り換えると、ちょうど午後5時半過ぎで仕事が終わった人たちの帰宅ラッシュに巻き込まれた。とはいえ、東京の平日の昼下がりの空いた電車程度の混み具合である。所々に空席もあるし、隣の人と肩が触れ合うこともない。トロントは大きな都市ではあるが、東京に住んでいた私には、人が多すぎず、過ごし

    • 先日50記事のバッジをもらったので、1記事平均8スキ頂いてる計算に。スキは本当に継続する原動力になります。スキしてくださったのべ400人の皆さんありがとう🥰

      • 深夜1時のバナナブレッド

        私は食材を無駄にするのが大の苦手だ。お皿に少しでも何かが残っていようものなら、ご飯粒一粒までしっかり食べる。入院していた時、おそらく何百人もの患者さんを見てきただろう看護師さんに、食べ終わったお皿が綺麗だよねとわざわざ褒められたほどだ。もちろんそれは、冷蔵庫の中も同じだ。毎日料理をする前に野菜や肉の状態をチェックし、悪くなりそうなものから順に使っていく。だから私が食べ物を捨てるということは、残飯や食材を含めてほとんどない。 こちらに来て、初めて家族以外と住んでカルチャーショ

        • 私はコーヒーが飲めない

          私とコーヒーは、別れ話と仲直りを繰り返すカップルみたいな関係だ。今は別れの期間で、私たちは全く相容れない。 私の育った家では、他の多くの家とおそらく同じように、コーヒーは「大人の飲み物」だった。主に母が好んで飲んでいて、ヘビースモーカーのようなコーヒー中毒だった母は、日に何杯も飲むことはあったが、子供の私が飲むことはなかった。 コーヒーとの初めての出会いはおそらく大学生になって初めて行ったスターバックスだったと思う。勉強をすると言っては大学近くにあったスタバに行き、仲間た

        トロントパブリックライブラリーに行った日

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          27本

        記事

          フランス映画好きによるお気に入りフランス映画3選

          この記事は、にまめさんの好きなものーと2023という下記の企画の趣旨に賛同して書いています。 にまめさんは同じトロントに留学されているお友達。新年の抱負の記事で、好きなものはと問われて、詰まってしまったことがあり、質問してきてくれたお相手がすらすらと話せることにギャップを感じたエピソードを添え、この企画を考えたとシェアしています。自分の好きや自分自身のことをすらすらと話せることは素敵なことだなと思います。そんなことが出来たらいいなと思ってこのnoteをやっているところがある

          フランス映画好きによるお気に入りフランス映画3選

          カナダの映画館で魔女の宅急便を観た

          少し年末の話に戻るのだけど、大晦日、トロントの映画館Revue Cinemaで魔女の宅急便を見た。ジブリの中でも大好きな作品の一つで何度も観ている映画だけれど、初めてスクリーンで観ることが出来た。一緒に行った友人はイタリア系移民のカナディアンで、覚えている限り初めてジブリを観るようだった。 私たちは近所に住んでいるので、同じ停留所でストリートカーに乗り、約1時間ほどコトコト揺られて映画館に向かった。映画は1時からだったのだが、ストリートカーがなかなか進まず、二人で広告がやっ

          カナダの映画館で魔女の宅急便を観た

          英語どうやって学んだの?に答える

          私は英語でコミュニケーションをすることにそれほど抵抗がない。先日こちらで育った人が多いパーティーに行って、こちらに来て1年半に満たないと話したら少し驚かれるなどした。日本人特有の訛りのある発音をあまりしないことも大きいかもしれない。以前、『英語話者としての目標地点と現在地点の解像度』という記事を書いた。人気のある記事ではないのだが、「解像度が上がる」ってなんなのかという話をしてみたい。 現代は本当に言語学習がしやすい時代になったなと思う。私が大学生だった2010年ごろはイン

          英語どうやって学んだの?に答える

          こんにちは、2023年––おせちを作った

          新年明けましておめでとうございます。 2023年って未来だなあともうここのところ毎年思うけれど、これからもずっと未来を生き続けていくと思うと怖いような、何が起こるかワクワクするような。 さて2023年元旦は、一緒に暮らすカップル(カナダ生まれ)と、同じコンドー(マンション)に住む友人カップル(カナダ育ち)に、おせち料理とお雑煮を振る舞いました。お世話になっているカナディアンに日本文化を少しでも紹介できてとても嬉しかった。 お雑煮は母方の仙台のお雑煮をアレンジ。細切りの大根

          こんにちは、2023年––おせちを作った

          Happy New Year! 🚀 しれっとユーザー名とアイコンを変えました。 引き続きよろしくお願いします 🎩

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          2022年振り返り

          みなさんお元気ですか。私は元気にしています。 カナダに帰国しますと書いた記事からずっと更新できていなかった。学校に往復3時間かけて登校するというのは思ったよりも大変で、そしてありがたいことに少しずつカナダで繋がりができてきて、noteを更新する時間をとるのが難しくなった。嬉しい変化である。 さて、2022年も残すところ、ここカナダの時計で1.5時間、少し振り返り記事を書いてみたい。 1月。ギリギリまで日本に残って冬休みを過ごし、帰ってきてすぐに第二セメスターが始まった。

          2022年振り返り

          カナダへ帰国します

          カナダへ帰ろう。 やっと、本当にやっと、決心がついた。 私のカナダ留学第一章はいろんな理由でかなり難航した。コロナ禍でオンライン留学となり、クラスメイトに会うこともできず、学業の忙しさと金銭的な余裕のなさとコロナ禍により引きこもりになり、ついに体調を大きく崩した。 体調を崩してから生活を変えて楽にはなったのだが、二年間の留学のうち最初の一年間は、自室にほぼこもりきりでパソコンにかじりつき、学業に勤しんで、楽しいからは程遠い留学となった。コロナ禍とカナダの厳しい冬も手伝って

          カナダへ帰国します

          靴選び難航記

          わたしは靴選びが下手だ。 どのくらい下手かというと、数年前まで自分の足のサイズより2センチほども小さい靴を、足指を丸めて履いてそれがちょうどいいと思っていたぐらいの下手さだ。数年前にそのことに気づいてからは靴選びには絶対的な自信のなさがある。どういう状態が足に合っているのかがわからないし、おそらくそんな履き方をしているから、靴を買っても一年未満で履き潰してしまう。以前記事に書いたスニーカーも、前回と同じく、踵のところに穴が開くというかたちで履き潰してしまった。 無意識ながら

          靴選び難航記

          フェミニズムとわたし

          私はおそらくフェミニストだ。 おそらくという言葉を使ったのは、私はまだフェミニズムの概念を学んでいるところだからだ。 フェミニズムにはあまり良いイメージがなかった時間が長かったのだが、あるきっかけでどうやら私の、「全ての性の人が、その性によって何かを規定されたり、差別を受けるべきではない」という思想が、フェミニズムに包括されるらしいということを知った。 そんなわけでもっと勉強したくなって、最近、『フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学』という本を読み始めた。新しい知識を

          フェミニズムとわたし

          持ち物を少なくするということ

          前回書いたけれど、私は持っているものが少ない。 荷物が多くないことはとてもいいことだと思っている。 新しい土地で新しい生活をするにはとてもいい。 新しい気持ちで新しいものを買い揃えることができるというワクワク感もいいし、自分がどれくらいの荷物があれば幸せに生きられるのかもわかって、買い足すものをひとつひとつ大切にできる気がする。 多くのものを持っていたこともあったけど、多くのものを持つとなかなかメンテナンスが難しい。 ものが少なければ、ひとつひとつに目が行き届く。 人には

          持ち物を少なくするということ

          最近のほしいもの

          私は持ち物が少ない。 カナダに引っ越した時、持ち物のほぼ全てを捨てるか人に譲るかした。 その後カナダに住み始めてからも買ったものはほとんどないので、今私が持っているものは、親族の家のクローゼットに置かせてもらっている片開きのクローゼットひとつと、カナダに持って旅立ったスーツケース2つに収まるだけの荷物だ。 そんな私が、最近気になっているものがある。 コーヒーミルだ。 夕方以降にコーヒーを飲むと明け方まで眠れなくなるし、私はあまりコーヒーを飲まない。飲むなら午後4時までと決

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          書きたいことがない日の日記

          毎週木曜日24時までに記事を一つ書く。 毎日書いている人もちらほら見かけるし、週に一回ならそれほど大変なことにも聞こえない。ただ、週に一回、コンスタントに描き続けるというのはそれなりに大変なことだ。書きたいネタを週に一つ考えて、それをある程度の長さの文章にまとめて、24時までにアップロードする。 ドラマチックな人生を送っていればなんということはないのかもしれないが、私は平凡で(比較的)退屈な人生を送っているので、週に一つ何かを考えるというのが難しい。でも、何もせずに暮らして

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