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こんにちは、2023年––おせちを作った

新年明けましておめでとうございます。
2023年って未来だなあともうここのところ毎年思うけれど、これからもずっと未来を生き続けていくと思うと怖いような、何が起こるかワクワクするような。

さて2023年元旦は、一緒に暮らすカップル(カナダ生まれ)と、同じコンドー(マンション)に住む友人カップル(カナダ育ち)に、おせち料理とお雑煮を振る舞いました。お世話になっているカナディアンに日本文化を少しでも紹介できてとても嬉しかった。

蒲鉾の飾り切りもたのしかった

お雑煮は母方の仙台のお雑煮をアレンジ。細切りの大根と人参、鶏肉、それから塩漬けいくらとせり、なるとが入るのだけれど、せりといくらは手に入らないので断念。代わりになるとは飾り切りの蒲鉾、緑の彩りにほうれん草を投入。大根と人参、鶏肉、ほうれん草はそれぞれ別で火を通して、鰹出汁のすまし汁を作って上からかければ完成。

鶏肉が冷たい場合はすまし汁と一緒に温めておくと◎。飾り切りの蒲鉾は綺麗に見えるわりに、時間さえかければあとは単純作業なのでリラックス効果もあってとても良かったので、おすすめ。お餅はオーブンで焼こうと思っていたのだけど、焼く前に確認したら網目が大きかったので、Twitterでのアドバイスもあって、若干油を敷いたフライパンで焼いた。ちなみに仙台は本来は四角のお餅だと思う。今回は量の少なかった丸餅を選んだんだけど、膨らんだ丸餅はとってもかわいかった。

30日にお雑煮を用意していて、細切りの人参と大根を作りながら、ふと、これなますにできるのでは……と思ったのが、このおせち料理づくり挑戦のきっかけ。

あったものだけでよくこんなに華やかになったなと我ながら

今回は、30日にたまたま作っていたおでん、一品目のなます、お煮締め、蒲鉾、鯖の塩(フライパン)焼き、ほうれん草のお浸し、あさりの酒蒸し、スモークサーモン、チヂミ、海老入りお稲荷さんの10品。

この料理のために買ってきたのは蒲鉾、ほうれん草、大根、人参、鶏肉だけという、あったものだけで作ったメニューになった。家にあるものでどうやってお重を埋めて見栄えを良くするかに頭を使った三日間だった。ちなみに全工程にかかった時間は6時間くらいだと思う。

意外かもしれないけど蒲鉾の飾り切りより難しい人参の飾り切り

個人的に苦戦したのは人参の飾り切り。そもそも人参の飾り切りは型があることが前提のものが多くて、そんなもの持参していなかったので一から包丁で形作った。生の人参に切れ込みを入れていくのだけれど、そのまま割れてしまうことが多くて、うまくできたのはごくわずかだった。

おせちも、お雑煮もはじめて作ったにしてはとてもうまくできた。来年もカナダで年越しをすることになったらぜひ再挑戦したい。今度は、もう少し計画的にお重を埋めたいし、段ごとにテーマなんかあったら素敵だな。
一年後のことなのに今から楽しみである。クッキー缶を作ったときも思ったけど、箱の中に何時間も、何日もかけて小さな世界ができるみたいで、充実感があってとてもいい。普段はご飯が炊ける間にできる簡単な料理ばかり作っているけれど、たまに時間をかけて料理をするのはとても楽しい。

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