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コンサルタントに相談しないで開業した理由
歯科医院の倒産が過去最悪のペースで推移しているようです。
歯医者だからって放漫経営が許される時代は終わったんですね。
開業医=成功者なんてのは当の昔に終わっています。
それを知らないで、開業をゴールと勘違いしていると悲惨な結果が待っています。
私がコンサルタントに依頼しなかった理由は「ケチ」だからです。
開業費を可能な限り低く抑えたかったからです。
最初は良いのですが、初期の損失はボディブローの
情報操作の意外なメリット
医療業界というのは、多くの利害関係が複雑に絡み合い、政治的に情報が動くことが多いです。
伝えるべきことを隠ぺいする
恣意的な統計操作
医療と金と政治は完全癒着しており、そこに患者さんはいません。
情報操作と聞くと、悪い面ばかり考えがちですが、案外そうとも言い切れない面があります。
万病は歯にあり
100年くらい前にアメリカで中心感染仮説(focal infection)が広がりました。中心
エビデンスが無意味な理由
「この最新治療にはエビデンスがあります」
「この新しい材料は有効性が確認されています」
しかし「正しい」と言われた治療が正しくない治療になるのが医療です。
ある日を境に、急に真逆になる。
エビデンスってなんなのだろう。
最近で言うと、根管治療の際に水酸化カルシウム製剤を根管の外に出すことが正しかった。
炎症で酸性になった環境にアルカリ性の薬剤を入れることで中和できると。
ところが強アルカリ製
高気密・高断熱の意外な欠点
開業から1年が経ちました。
忙しくて大変でしたが、なんとか落ち着きつつある状況です。
環境配慮に疎い医療界で先陣を切って最高レベルの高気密・高断熱のクリニックで開業したわけですが、
良い点もあり、難点もあり、未だに試行錯誤を重ねております。
熱源が足りない
高気密・高断熱の住宅と決定的に異なる点が
人がいない時間が長いことです。
高気密・高断熱を知らない人からは「だからなに?」って思われるで
冬の高気密・高断熱の電気代
ワタベデンタルは日本トップレベルの高気密・高断熱の歯科医院です。
光熱費も日本でトップクラスの低エネルギー化を実現できております。
直近の電気代を公開すると・・・
11月 5,191円
12月 7,539円
1月 14,476円
1月はややハードな治療が続いたため、滅菌器を回す回数が増えたのと
診療時間が長かったため、医療機器が原因で電気代がやや高くなってしまいました。
それでも2万円を切って
歯科医院の床材について考える
歯科医院の床材に求められる性能はズバリ「最強」です。
まず重量級のキャスターをゴロゴロ動かします。
ワタベデンタルでは重量100kg越えのマイクロスコープが鎮座しています。そして30kgを超える材料や小器具が入ったメディカルキャビネットを頻繁に動かします。ドクターが座る診療用のイスも同じところを頻繁に、座りながら引きずり続けます。
この時点でキャスター対応+耐荷重が必須です。
ぐっと選択肢が限ら
保険CRと自費CRの違い
かなり前にパッと見ただけで「ロバート・ツルッパゲとの対話」というタイトルの本を買ったことがあります。
「なんだよツルッパゲって。ふざけてるな。買おう」
くらいのノリで買ってしまったのです。
ユーモアを交えつつ、重くなりやすい話題を軽くのせてくる感じで、心地よく読ませてもらいました。
難しい問題に直面した時、ロバート・ツルッパゲだったらなんて言うかなぁ、と想像する。
中からではなく、外から見る感じ
1年を振り返ってみる
今年は予想外に楽しい一年でした。
開業準備、東松山での仕事の整理、祖母の遺品整理、これにプロジェクトをひとつ抱えつつ子育て。振り返ってみると、激動の一年というか、けっこう大変そうに見えます。いざ終わってみると「まだ余裕があるな」という感じです。さすがに3~4月はきつかったです。診療が終わって、子供を寝かしつけて、開業での書類やらなんやらで、一息ついて深夜の0時くらいから「よし!次はプロジェクトの
99%の人に嫌われる歯医者
私は「いい歯医者がある」と聞いて来院された方が戸惑うことを何度も経験しています。
いい歯医者として紹介されることって、本当は嬉しいことです。
ですが私は「いい歯医者」ではありません。
だから「いい歯医者と聞いて来院された方」の期待に応えることができません。
いい歯医者とは
いい歯医者とはどんな歯医者なのでしょうか。
まず「腕がいい」ことです。
多くの患者さんが考える「腕がいい」とは、痛くない歯