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99%の人に嫌われる歯医者
私は「いい歯医者がある」と聞いて来院された方が戸惑うことを何度も経験しています。
いい歯医者として紹介されることって、本当は嬉しいことです。
ですが私は「いい歯医者」ではありません。
だから「いい歯医者と聞いて来院された方」の期待に応えることができません。
いい歯医者とは
いい歯医者とはどんな歯医者なのでしょうか。
まず「腕がいい」ことです。
多くの患者さんが考える「腕がいい」とは、痛くない歯医者です。
治療はすべて痛くない。痛い時はすぐに痛みを和らげてくれて、治療後も痛くない。
そして「すぐに診てくれる」ことです。
困ったときは電話一本でどんな時でも診察してくれる。
祝祭日だろうが、深夜だろうが、困った時はいつでも治療してくれる、頼れる歯医者さん。
待たされることなく、治療も早く終わって楽ちん。
これも患者さんの考える「いい歯医者」です。
最後は「保険で全部やってくれる」ことです。
自費を勧めることなく、全て保険診療で対応してくれる歯医者さん。
やすい、うまい、はやい
以上の3つが多くの方が考える「いい歯医者」の条件だと思います。
いい歯医者になることを辞めた
私の診察を受けた方なら分かると思いますが、この3つの条件に全て当てはまっていません。
自分の歯や神経を残すことに重点を置いているため、治療の時に痛みます。治療後も痛みが続くこともあります。
さっさと神経を取ってしまえば、どんどん抜歯すれば痛くないんですけど・・・それができない。
そして治療時間が長い。3時間を超えて治療していることもあります。
一人に長時間かけるので予約が取りにくい。
夜間診療や休日診療には対応しておりません。
そして今は全額自由診療です。
保険診療には対応しておりません。
保険診療と併用していた時も、基本的に自由診療が主体です。
やすい、はやい、うまい
「いい歯医者」からはかけ離れています。
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嫌われる勇気
みんなが期待する「いい歯医者」ではない。
言ってみれば99%の人に嫌われる歯医者です。
みんなに好かれようとして、あれもこれもやって、八方美人でいるよりも
信念を貫き通すほうが自分には合っていると思っています。
歯の安楽死ともいえる抜歯を、歯を助ける役割の歯医者が率先している現状に違和感があります。
どんどん抜歯して、どんどんインプラントに置き換える。
これって歯の医者がすることなのか…。
私だけでも、この現状に対抗しよう。
望みが薄くても治療する姿勢は崩さない。
私は歯を助ける医者だから。
嫌われる勇気を持つことで、本当に悩んでいる1%の人の役に立てる。
だからいい歯医者でいることを辞めました。
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