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高校三年生(32話)
3年生になれば授業の全ての時間が卒業制作の時間に当てられる。
私は、一畳程の紙に油性の赤ペンで細かい迷路みたいなものを描いて上から水彩絵の具で色を付け赤く染めた米を一粒ずつ貼っていき、最後はガムのパッケージをアクセントに付けた意味不明の作品が出来上がった。
無事、涙の卒業式を迎え、川島君ともバイバイをした。
川島君の友人から
「川島はずーっとえっちゃん(私のあだ名)の事好きやったんやで」
アルバイト(31話)
働く事は好きだった。
母に言うと色々探してくれる。
いろんなところに面接に行って働いた。
面接では、
相手の言っていることはよくわからないが、
ニコニコして、
「はい」「はい」と言っていると働くことができた。
① 近所のコンビニエンスストア
先輩が「みんな、裏のお菓子持って帰ってるで」と教えてくれた。
嬉しくなって裏に売り物のお菓子が沢山あったので私は沢山持って帰った。
それが
ファッション(28話)
ファッションに関しては一様自分なりには中学1年生から目覚めていた。
しかし、私が選ぶ服はどれもセンスが無いとか、組み合わせが変とか、1つ1つは可愛いが何故にこれとこれの組み合わせ?
と、いつも同じ事を周りから言われていた。
とにかくその意味が分からなかったし、変だと言われたら恥ずかしくは成るがよく分からなかった。
柄と柄を組み合わせたり、派手な色と派手な色を組み合わせたり。
要するに、自
初めての告白(27話)
修学旅行当日。
行き先は北海道でした。
行きは船で帰りは列車の旅。
長い長い道のりを皆、キャッキャッ言いながら出発した。
そして、目の前に現れた大きな船!足早に乗船した。
皆、興奮の絶頂!船に乗り込むと、自衛隊の隊員達も乗船していた。
私も船は大好きだったのでとても嬉しかった。最初は皆ノリノリであったが、徐々に徐々に晴天だった天候が大荒れの悪天候になり、船が左右に大きく揺れまくった。
もうすぐ修学旅行(26話)
私が通っていた専修学校は2年生で修学旅行がありました。先生は私の登校をそれに間に合わせられたら理想だなと思っていた様でした。
この一件で私は皆の優しさに心地良さを感じていました。
そんな中
「若ちゃんって好きな人いる?」と聞かれた。しかし、学年中に沢山居ましたが(笑)なんとなくクラスメイトで変な意味で一際目立っている川島君がその時、たまたま目に付き
「川島君!」と言っちゃいました。
そこ
久しぶりの登校(25話)
停学が開けて最初の登校にもワクワクしていた。学校の最寄り駅に着くと担任の先生が待ってくれていた。1ヶ月程この様な状況を作ってくれていた。
母は私が安定するまで、私にバレないように探偵の如く毎朝学校の駅までつけていてくれた事をあとから知った。
久しぶりの登校に他のクラスの人達が私をマジマジと見てきた。
今思えばとても恥ずかしいが、、、(苦笑)。当時、皆が私を相手にしてくれてるんだと思いとっても
停学中の過ごし方 (24話)
無期限の停学になってからはありがたい事に、担任の先生が一週間に一回は家まで訪ねてくれていた。
随分後で母から聞いた話によると、毎日連絡をくれて私の様子を伺ってくれていたそうです。
母は何が起ころうが私や他の人の前では御山の如く平然としてビクともしなかった。私が母に示すだけの要求を100%聞いてくれた。私が楽しいと思える事にとことん毎日でも付き合ってくれた。お陰様で私も楽しくこの状況を過ごすこと