アルバイト(31話)
働く事は好きだった。
母に言うと色々探してくれる。
いろんなところに面接に行って働いた。
面接では、
相手の言っていることはよくわからないが、
ニコニコして、
「はい」「はい」と言っていると働くことができた。
① 近所のコンビニエンスストア
先輩が「みんな、裏のお菓子持って帰ってるで」と教えてくれた。
嬉しくなって裏に売り物のお菓子が沢山あったので私は沢山持って帰った。
それが、バレて「もう、来るな」と言われた。
② 近所のお花屋さん
切り花や鉢物などの販売担当だった。
しかし忙しくないお花屋さんで仏花を沢山作って箱に詰めたり、計算機での足し算が出来なかった。
個数も数えることが難しく、行けなくなりました。
③ 焼き肉屋さん
昔からの友人が沢山働いてた。
「若ちゃんは接客難しいしドリンク作れないからお肉だけ持って」
で最初から通ってました。
感謝です。
とても長く続きました。
この頃、働く=お金が頂けるという事はよく分からなかった。
給料をもらった記憶がない。
手渡しだったのか?
振り込みだったのか?
お金が欲しいから働くと言う理解はこの頃一切なかった。
働く=可愛いバイトの人、カッコイイバイトの人に会える。
ソフトクリームがボウル一杯食べられるだけで行っていたのは確かです。
つづく
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