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大手企業とスタートアップとエコシステムについて

- エコシステムを形成して日本を浮上させる -


大手、メーカー中心の問題点

日本には、
メーカーと言われる大手企業を
助けようという傾向があります。
その背景には、
メーカーには多くの人々が働いており、
その人々が路頭に迷ったら
どうするのかという懸念があるためでしょう。
経済学者も大手をどのように助けるか?
という議論をすることが多いように思います。
しかし、このような考え方が適切かどうか疑問が残ります。。

1.中小企業、スタートアップ、地方自治体とエコシステム

中小企業やスタートアップについても
同じような問題があります。
これらの企業には、
それぞれに多くの人々が働いており、
その人々が生活を維持するためにも、
企業が成長し続けることが必要です。
そのため、これからの日本では、
メーカーを助けることに注力するだけでなく、
スタートアップや中小企業、
地方自治体などが
協力し合ってエコシステムを形成し、
それぞれが独立して発展することが必要だと考えます。

2.下請け文化

エコシステムを形成する上で、
一つ注意しなければならないことがあります。
それは、中小企業などが
外注先であるということではありません。
日本には、外注文化が根強く存在しており、
下請け企業は発注元から指示されたことだけを
こなすことが一般的です。
そのため、仕様や品質に関する議論は、
発注元と下請け企業の間で
行われることがほとんどありません。

3.下請け意識の脱却

このような文化が形成される背景には、
両者の関係が対等でないことが挙げられます。
発注元である大手企業は、
市場での地位が強く、
下請け企業に対して
強い圧力をかけることができます。
一方、下請け企業は、
依存度が高く、
発注元に不満を言うことができない状況にあります。
このような関係が形成されると、
下請け企業は発注元の要求に従うことが優先され、
品質や仕様に関する議論があまりされないため、
下請け企業は自社の製品や
サービスの品質向上に取り組むことが難しくなります。
このような状況下で、
エコシステムを形成することは、
困難を伴うかもしれません。

4.対等の立場

エコシステムの形成は、
単一の企業や団体では実現が難しいため、
中小企業やスタートアップ、
地方自治体などが
協力し合うことが必要です。
そのためには、各企業や団体がお互いを理解し、
信頼関係を築くことが必要です。
また、政府や地方自治体も、
エコシステムの形成を支援する施策を打ち出すことが必要です。

5.それぞれの役割

大手企業とスタートアップ、
そしてエコシステムには、
それぞれ役割があります。
大手企業は、市場での地位を生かし、
新しい技術やアイデアを取り入れることができます。
スタートアップは、柔軟性があり、
新しいアイデアを生み出すことができます。
そして、エコシステムは、
各企業や団体が協力し合って、
より良い未来を創造するための基盤となります。

6.最後に

最後に、日本の未来にとって、
大手企業とスタートアップが協力し、
エコシステムを形成することが不可欠だと言えます。
そのためには、お互いを理解し、
信頼関係を築くことが重要です。
これからの日本が、
より良い未来を創造するために、
私たちは、協力し合って進んでいくことが必要です。
エコシステムを具体的にどのように組むかは
別途書いていきたいと思います。