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量産化にデザイン思考を用いるメリット

- デザイン思考と量産化を結びつける量産化技術について -


量産化と量産化技術とは?

製品化技術において重要なのは、
大量生産における
バラツキを抑えることです。
製品化技術で1番重要なのは、
メカのばらつきを許容して、
同じFW(ファームウェア)で、
1万台、10万台、100万台
全く同じ製品を作ることだと思っています。
ユーザーにどれだけ同じ製品を届けられるか?
という観点になります。
このユーザー視点が必ず必要になります。
ユーザーの元でどのような使われ方をして
どのような時に使わない状態になり、
使わない状態の時は、
どのような状態になっているのか?
ユーザー目線で必死に考えます。

デザイン思考を適用する

毎々書いて申し訳ありませんが、デザイン思考は、
試行錯誤しながら進めていく手法で、
PoCなどをとにかくやってみて、
結果を見てまた次を試みるような流れになります。
そこに問題点があるのかどうか?
問題点以外も何かを探す/模索するのは
全てデザイン思考の考え方で行えると思っても良いと思います。
そのためデザイン思考が適用されるのは、
デザインだけではなく、経営、マーケティング、事業など
多岐に渡ります。
そして、デザイナーだけでなく、様々な職種で使える物です。
今回の試作を早くする、量産を早くするという部分にも
適用できます。
今回は、ユーザーに目線を移し、
そこで何が行われるのか?
どのように使われるのか?
何が起こっているのか?
想定していきますが、
まさにデザイン思考が
ぴったりな方法になります。

量産化技術を用いることでどのようなメリットがあるのか?

テックベンチャーや、
初めて製品開発に携わる方々とお話すると、
製品化技術の必要度合い、
製品化技術でどのようなメリットがあるのか?
が全くわからないということが多いです。
そもそも製品化技術は、
製品化には必ず必要なのに、
そういう学術的な本などが全くないのも、
皆が知らないところにあるのだろうと思います。
製品化技術のメリットは、
・大量生産によるコストダウン
・製品の品質向上
・ブランドイメージの向上
などがあります。
これらは、それぞれ別途noteを書いていきますが、
ユーザーにとってもメリットがありますし、
会社にとってもメリットがあります。
両方にメリットがあるのが
製品化技術になります。

量産化技術の恩恵を受けるためにデザイン思考を導入

量産化技術の入り口は、
最初に書いた、
ユーザー視点にどれだけなれるか?
ということです。
これが、UIなどの世界やソフトの世界になると
みなさんなじみがあるようなのですが、
ハード全体になると、
そのような視点が薄くなるようです。
ユーザーのもとで壊れるかどうか?
これはユーザーの使い方に関わってきます。
ユーザーが正しい使い方をするのか?
イレギュラーな使い方をするとしたら、
どのような場合があるのか?
どのような場所で使われるのか?
これらを想定していきます。
これにデザイン思考を使えば良いのです。。。。
予測を立てて、検証していく。
デザイン思考ならあたりまえの思考です。
これをどんどん適用して、
ユーザーの使い方の知見を得て、
量産化のメリットを受けれるように出来れば、
ブランドイメージまで向上します。
ぜひ考えて欲しい部分です。

デザイン思考と開発スピードについて

今回は、量産化技術というものが、
さっぱりわからない、という方が多いところに対して、
どのようなメリットがあって、
デザイン思考にどのように繋がるのか?
を書いてみました。
量産化メリットのそれぞれ詳細は、
また別途書いていきたいと思います。

最後に

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