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デザイン思考をプロダクト系プロジェクトに適用するときの注意点

-デザイン思考のプロジェクトについて -


注意点は本に書いてない?

デザイン思考の詳しい内容は、
ここでは書きません。
ただ、デザイン思考は、
製品デザインなどの
外見に関することだけに
適用される考え方ではありません。
その上で、Tech系などのプロダクトに
関わるときに注意点があると思っています。
このあたりはデザイン思考の本には書いていません。
そのあたりを少し書きたいと思います。

何に適用されるのか?

デザイン思考は、
試行錯誤しながら進めていく手法で、
PoCなどをとにかくやってみて、
結果を見てまた次を試みるような流れになります。
そして、デザイン思考が適用されるのは、
経営、マーケティング、事業など多岐にわたって適用できます。
また、デザイン思考を使う人たちもデザイナーだけではなく、社会活動をしている人はだれでも使うことが出来ます。

どのような注意点がある?

そのような中で、
プロダクト系のプロジェクトにデザイン思考に適用した場合に
重要な注意点があると思っています。
まず、前述したような、
まずはやってみるということを行うとき、
プロダクト系では、
ソフトなり、Iotなり、試せる物を
作ることになると思います。
そのような時に、結果を論じるときに重要なのが、
その試しに作ったプロダクトは、
不具合が入っている可能性が高いということです。
デザイン思考についていろいろ本が出てますが、
そのようなことを加味して書かれている本は
あまり見たことがありません。
どういうことかというと、
何かのプロダクトを作るときは、
人間が作るので必ず不具合が潜んでいます。
要するに思惑と違った動きをする場合があるいうことです。

不具合が入ってると何が起こるのか?

そうすると何が起こるかというと、
試してみて何かしらの結果を期待しているのですが、
そのときの統計が不具合から来ている結果かもしれないということです。
A,Bの2種類の動きをするプロダクトを作って、
100人に試してもらったとき、
Aと思って動かしていると5%の割合で、
Bか全く違う動きをする不具合が潜んでいるとします。
そうすると結果の5%が信憑性がないことになります。
不具合が潜んでいると結果に疑義が生じる。
このことをプロダクト系ではよく考えないと行けないと思います。
そのため、すぐ試すのはいいのですが、
正しく思惑通りに動いているのか?
それを試す工程が必要になります。
サービス系などはこのような工程は必要ありません。
やはりソフトなりハードなり
何かしら作って試すプロジェクトの場合は
この問題を加味して考える必要があります。
この不具合が入っている可能性があるということは、
製品開発をやってきた人以外は
意外に抜け落ちている工程、考え方です。
みんな作った物が思惑通り正しく動く物と思ってしまうのです。
これは重要な点で、大手などの製品開発などは、
お客様のところに不具合がないものを
届けるために多大な人とお金を
かけていると言っても過言ではないのです。

プロダクト開発の不具合について

今回は、デザイン思考をTech系に適用した場合に、抜け落ちやすい考えを書かせていただきました。
また、この不具合をどのように無くしていくのか?いつ考えるのか?などはまた別途書いていきたいと思います。

最後に

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