記事一覧
大企業メーカーのこれまで
大量生産しても物が売れる時代は、とうに過ぎ去ってしまった。物からサービスへの転換、基盤事業から新規事業への転換が叫ばれてきたが、急激な変化は見られず、そこには企業が歩んできた歴史や企業文化も大きく影響し、働く人の持つ感覚、企業が育ててきた人の気質までもが障壁になってきたのではないかと考えてしまう。
コロナ禍の中でも生活様式の変化、働き方の変化を問われているが、特に、物作り企業(メーカー)が歩み、
大企業におけるイノベーションの壁
大企業がベンチャーのような変革を起こせない理由には、経営の問題、現場の問題、人事の問題があるように思われる。
経営の問題では、
・現有する量産設備の償却の問題
・経営層の新規事業への決断の問題
・社外取締役説得の問題
・売上見通しと株主説得の問題
現場の問題では、
・人員のスキルと再配置の問題
・管理職による人事評価の戸惑い
・内部からの反発
・品質保証の考え方踏襲の問題
人事の問題では、
仕事の8割は計画をたてること
PDCAを回して仕事を進めましょうといわれますが、その大部分は最初のプランPが占めており、やることさえ決まれば、「あとは実行するのみ」ではないかと考えているお話です。
一般的に仕事の進め方を見聞きし、特に総務で話をして思うことですが、これから始めようとする仕事の話やテーマを聞くだけで、「大変そうだなぁ」「面倒そうだなぁ」と、考えてしまう方が多いと感じます。
そこで、よく話をさせてもらっていたの
デジタルサイネージの放映
デジタルサイネージを社内展開するにあたり、コンテンツ作成には、多くの方々を巻き込んで協力してもらいました。
広報部門からは、社外広報と社内広報の両面のコンテンツを提供してもらい、お客様向けのロビーでは会社紹介やTVコマーシャルの最新版が常に放映され、時にはウェルカムボードとしても活用しました。
社内向けの広報は、社長をはじめ役員など、経営層の発言や発信する情報を多くの社員に見てもらうように社内
デジタルサイネージの運用準備
紙のポスター掲示でも電子掲示のデジタルサイネージでも同じですが、コンテンツの鮮度維持はやはり重要です。
そして、誰がコンテンツを作って、誰が内容の責任を負うのか、誰が放映スケジュールを組むのか、ハッキリとさせるための仕組みとルールが必要になります。
まず、社内デジタルサイネージでは、恒常的に放映されるコンテンツと、総務承認が必要な短期放映のコンテンツに分けることができます。
ポスターなどは総
デジタルサイネージの活用を想像してみる
デジタルサイネージとはどんなものなのか、価値はありそうなのか、なんとなく実態は見えてきたので、次のステップに進めることにしました。実際の活用を想像してみると、まだまだ周辺環境の見通しが立っていなかったので、沢山の根回が必要だと考えて動き始めました。
まずは、コンテンツを作ってくれる協力者として、広報部門や社会貢献部門、人事部門などに掛け合いました。デジタルサイネージとはなんぞやという説明や、利用
デジタルサイネージの導入検討
10年前の話になりますが、会社にデジタルサイネージを導入してみませんかと説明を受けたことがありました。
結果的には導入をしたのですが、導入から運用までの経緯や苦労したことを書き残してみたいと思います。
そもそも、デジタルサイネージという言葉が一般的でもなかった頃、一番理解しやすかったのは「電子掲示板」という説明でした。
モニターに遠隔でコンテンツを映して、紙芝居のようにコンテンツを入れ替え