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防災・BCP

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BCP

BCP

BCP(ビジネス・コンティニュティー・プラン)は、災害発生後に「事業を継続する」ことを目的として、やるべきことを決めておく活動計画です。

災害想定は、避難訓練と同じように考えますが、災害がおさまってからのことを計画するものです。また、予防措置にも重点を置いて検討していきます。

まず災害想定ですが、火災や水害を想定したBCPの検討は少なく、一般に地震被害想定です。震度6強または震度7によって会社

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安否確認システムの活用

安否確認システムの活用

総務の私自身が2011年の震災の時に、もっとも活用したのが「一斉配信」機能でした。

5000人の社員に向けた、1日2回の情報発信に利用しました。

5000人のアドレスを知らなくても情報発信できるのは、素晴らしくありがたいことです。

「明日は、計画停電のため午後からの出勤です」

「明日は通常出勤ですが、食堂は営業しないためお弁当を持って出勤してください」

などの連絡ツールとして活用しました

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安否確認システム

安否確認システム

安否確認システムは、仕組みを知ることが大切です。また、システムの一番の特徴は、個人情報の一元管理と秘匿性になります。

システム上に登録する住所や電話番号、メールアドレスの鮮度維持さえしておけば、会社内の上司、同僚、防災担当者に個人の情報を通知したり、開示する事なく、緊急連絡の送受信ができるというものです。

地震の場合は、住所をもとに震源地や震度情報から自動発信で社員の安否、家族の安否を確認して

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避難訓練を計画する

避難訓練を計画する

当たり前のことですが、避難訓練とBCP (事業継続計画)は、目的が異なっています。

あるいは、避難訓練もBCPに含まれるのでは?とか、防災という大きなくくりの中では、一緒なのでは?と考えることもできますが、目的の違いからも行動が異なるため、区別しておいたほうが理解はしやすいと思います。

年に一回、必ず実施する避難訓練では、「避難経路を体で覚える」のが一番の目的です。

いわゆる災害発生となる発

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防災は体制の構築から

防災は体制の構築から

「防災」とは、実にたくさんの内容を含んだ言葉です。

・防災備品・備蓄品の用意と管理
・防災訓練・避難訓練
・安否確認システムの用意と訓練
・BCPの構築と訓練
・消防設備の維持・点検管理
・建物耐震
・非常用電源の構築と維持管理
・大型設備の耐震
・転倒防止対策
・自衛消防組織の構築と訓練

などなど、すべて「防災業務」ということができます。

やる事、決めるべきことが盛りだくさんで、会社によっ

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