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#旅と映画と本と
Little Women
自粛解除となったので、早速ストーリー・オブ・マイ・ライフを観に行きました。
南北戦争時代はもう150年以上前の話なのに、
ここ数年の自分の中の悩みや葛藤にシンクロする部分がある映画です。
女性の幸せは結婚だけじゃない。
自分で働いて自立して生きる道もある。
でも社会がそれを許さなかったり、
自分の中にある孤独や寂しさがその考えを曇らせる。
周りが結婚し、家庭を築く中で不安はどんどん広がっていく。
JOJO RABBIT
ジョジョはイマジナリーのアドルフおじさんと会話してしまう、拗らせたナチス信者。
でも臆病で、優しくて、甘ったれで、ママが大好きで、自分で靴紐が結べない、どこにでもいる10歳の少年である。
母ロージーは父親不在の中、女手ひとつでジョジョを育てる。勇敢で、愛に溢れ、戦争を嫌い、ジョジョを深い愛で包み込む母親だ。
ある日ジョジョは屋根裏の隠し部屋で匿われているユダヤ人のエルサに出会う。
『野蛮』『角があ
Love the Coopers
perfectly imperfect.
クリスマスマーケットに続いて、
クリスマスの映画をひとつ。
邦題は『クーパー家の晩餐会』
タイトル通りクーパー家という家族のお話なのだけれど、単に幸せな家族の話というわけではない。
Mr.CooperとMrs.Cooperは熟年離婚寸前、その娘は婚約者に浮気された傷を引き摺って独り身なのに、見栄を張って空港のバーで出会った男性に恋人のフリを頼む。息子
クリスマスマーケット-2
宿に着いたのは23時はとうに過ぎていたと思う。
朝ごはんを食べてから、ドイツのクリスマスマーケットを目指す。
夜には気づかなかったけれど、外は深い雪に覆われていて、空からは今にも雪が降り出しそうだった。
最初の目的地はハイデルベルク。ドイツ最古の大学があるこの街は、ゲーテやショパンにも愛された歴史ある街である。
クリスマスマーケットは前日に訪れたものより小さい。
ドイツのクリスマスマーケットだけ
『Millennium』
世間では映画『ドラゴンタトゥーの女』の方が認知度が高いのかもしれない。
スウェーデンを舞台にしたこの推理小説は、リスベットという背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性を中心に物語が展開されていく。
彼女の出生の秘密は徐々に明かされていくが、私がこの小説で何よりも推したいのは、雑誌編集長であるミカエルとリスベットの関係性である。
リスベットは天涯孤独の身であり、特異な能力がありながらも暴力と屈辱