マガジンのカバー画像

雑文集

26
固定観念に囚われないように書いていきます。
運営しているクリエイター

#思い出

サンフランシスコが好きな理由

サンフランシスコが好きな理由

 海外の好きな街を訊かれたら、迷わずサンフランシスコを選ぶと思う。

 サンフランシスコはアメリカ合衆国カリフォルニア州、西海岸に位置する海辺の都市だ。

 自分はそんなサンフランシスコが好きなわけであるけど、実際にその地を訪れたことはない。
 と言うか、まず日本列島から出たことがない。

 高校の修学旅行では行き先に3つの選択肢があって、シンガポール、オーストラリア、沖縄の中から選べたのだが、自

もっとみる
小学生の時に描いたウルトラマンの漫画

小学生の時に描いたウルトラマンの漫画

 シン・ウルトラマン、とにかく面白かった。
 ネタバレなしに言うと、こんなに面白い日本映画は久々に観たんじゃないかと思うくらい、本当に熱中しながら映画館で観ていた。
 2時間という時間が90分に感じるくらい。

 とにかくウルトラマンが(外面的にも内面的にも)かっこよかった。
 割に社会的な要素が全編にわたって描かれていて、これは文字通り大人も子供も楽しめる作品だなと思った。

 シン・ウルトラマ

もっとみる
人生で初めての脱走

人生で初めての脱走

 脱走をしたことがある。
中学二年の時に、一回だけ。最初で最後の脱走だ。

 誤解のないように一応言っておくが、あくまでも脱走とは学校からの『脱出』の比喩であって、刑務所からの正式な脱走のことではない。

 これまで一度も脱走をしたことのなかった僕が、どうして中学二年にもなってそれを決行したのか?
間違っても、中二病に目覚めたわけじゃない。

 その日、僕は給食当番だった。
給食当番とは、あらかじ

もっとみる
駄菓子屋の消滅

駄菓子屋の消滅

 実在していたのかどうか、どうしても確信が持てない駄菓子屋がある。

 多分、小学校6年生の時のことだ。

 その日は、塾がある日だった。
平日の午後4時から5時頃だろうか。
塾に行く前に、同じ塾に通う友達とある駄菓子屋に寄ったのだ。

 僕はその駄菓子屋に寄るのは初めてのことだった。
なぜなら僕と友達が通っていた塾は、隣の隣町といったところにあり、その駄菓子屋はそこらへんに位置していたからだ。

もっとみる
液晶画面の中で過ごした夏休み

液晶画面の中で過ごした夏休み

 これまでの人生の中で最も好きなゲームは何かと訊かれたら、僕は迷わず『ぼくのなつやすみ4』と答える。

 『ぼくのなつやすみ4』は僕が小学校6年生の時にPSPで初めてプレイしたゲームで、特に思い入れの深いゲームでもある。

 当時は主人公のボクくんと年齢が近く、夏休みや港町といった要素に惹かれて、僕は店頭に並んでいたこのゲームを自然と手に取った。

 それまで『ぼくのなつやすみ』というゲームシリー

もっとみる
大学受験当日の英語の試験でビートルズに救われた話

大学受験当日の英語の試験でビートルズに救われた話

 タイトルの通り、比喩でも何でもなく大学受験において、僕は文字通りビートルズに救われた。

 彼らのおかげで受験に合格できた、といっても決して過言ではないくらい、この出来事は僕の人生における重要なターニングポイントだったと思う。

 受験当日。
最後の試験科目は英語だ。

 過去問でも最高で7割の得点しか取ったことのないほど、僕の苦手科目。

 洋楽は普段からよく聴くんだけど、語学に関してはどうし

もっとみる