記事一覧
夏日記⑦ 推しと大福
6月11日
親族に不幸があり、しばらく日記の更新ができなかった。というかなにも書く気分になれなかった。少し前まで元気で一緒にお酒を飲んだばかりだったのになぁ。五月の下旬からなんだかぼんやりしていた。
永遠に続くと思っていた「当たり前の時間」がふっと消えてしまった感じだ。永遠というのは間違いなく幻想なのだが、安定した時間を享受している間、人はそこから目を背けてしまうものである。
今、少しずつ回復
夏日記⑥ ルイボスティーと春にして君を離れ
5月24日
先週の平日は色々と疲れた。
会社で思いもよらぬトラブルが発生し、対応に追われていたのだ。
詳しいことは書けないが、人間のずるいところや醜いところをいくつか拝むことができた。拝みたいと思ったことはないが。
こじれにこじれた結果、この件は収まるのに1週間かかり、結構な長丁場になってしまった。再燃してもおかしくはない状況であるが、とりあえずはまあ収まったと言ってもいいところまで持ってい
夏日記④ うどんとディズニーランド
ディズニーランドに行ってきた。
数えてみれば、ほぼ13年ぶりである。
日頃からお世話になっているF氏が、フロリダ土産のミッキーの耳をくれたことがことの始まりである。
耳をもらっておいて、箪笥の中にしまっておくだけでは、あまりにも勿体ない。一度も装着されることなく、タンスにゴンゴンと添い寝である。
耳もこんな不当な扱いをされるとは想像だにしていなかっただろう。
不憫な耳を救うため、行こう、ディズニー
夏日記② 仕切り直しと限りなく透明に近いブルー
5月4日
小説を書き終えたばかりである。
直さなくちゃいけないところはたくさんあるけど、とりあえずプロットの最後まで突っ切った。
はー、疲れた-。
肩がかちこちで、誰がどう見てもなで肩の私の肩も、実質四角形という感じである。
今書いている小説、どうしても気に入らないことがたくさんあって、めずらしく担当さんに泣きついた。
4万字くらい書いたところで、最初から書き直しさせてもらったのだ。
早く
夏日記① 挫折とディズニーランド
5月2日
継続ができない。
書店で「十年メモ」なる辞典のように分厚いノートを見かけた。
十年というけして短くはない歳月。それがつぶさに記録されたら、自分のこととはいえ、読み応えがあるはずだ。
食べたものや見たもの、おとずれた場所を箇条書きでメモしていくだけでも、自分の歴史が形づくられてゆくようである。
単調に思える毎日でも継続すればそれは立派な人生だし、それがオンリーワンの作品になるなんて、すて
2021年、ありがとうございました。
年の瀬のごあいさつでございます。
2021年、物語にお付き合いくださりましてありがとうございました。
廃墟シリーズではじまり、廃墟シリーズで終わる1年でございました。
簡単に御礼と振り返りを!
今年は廃墟シリーズの3ヵ月連続刊行からはじまりました。
1月・2月に発売されたのはWEBコバルトの連載→電子書籍発売→文庫として刊行になった『廃墟の片隅で春の詩を歌え』シリーズ。
そして、3月に
『クローディア、お前は廃墟を彷徨う暗闇の王妃』発売になりました。
お久しぶりです。
集英社オレンジ文庫より、『クローディア、お前は廃墟を彷徨う暗闇の王妃』が9/17に発売になりました!
今回は青の陣営がメインのお話。満を持してアルバートが表紙に登場です。
(表紙が美しすぎて、この後なにを書いたらいいのか……と手が止まってしまいます)
三きょうだい、全員書けました……!感無量です。応援してくださったみなさま、本当にありがとうございます!
ベアトリス、サミ
『王杖よ、星すら見えない廃墟で踊れ』発売になりました。
記事の更新が遅くなりました。
集英社オレンジ文庫より、『王杖よ、星すら見えない廃墟で踊れ』が3月19日に発売になりました。
3ヶ月連続刊行最終月、サミュエルのお話です。
今回はこちらの裏話をまじえて、作品のご紹介をできればと思います。
こちら『ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女』の続きにあたるお話になりますので、
未読の方は先にベアトリスのお話をお読みいただければと思います。
ベアトリスを
『廃墟シリーズ』発売後の裏話・ベアトリス世代への引き継ぎ設定について
『廃墟の片隅で春の詩を歌え』上下巻が発売し、しばらくが経ちました。
物語にお付き合いくださったみなさま、ありがとうございました。
※なお、この記事は『廃墟の片隅で春の詩を歌え』『ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女』のネタバレを含みます。
これからシリーズをお読みになる方は先に本編をお読みください。
それでは、ここからはネタバレ含みます!よろしくお願いします。
まずは『廃墟の片隅で春の詩を歌え
『廃墟の片隅で春の詩を歌え 女王の戴冠』発売になります。
『廃墟の片隅で春の詩を歌え』下巻・女王の戴冠が発売になります。
集英社オレンジ文庫より2/19発売です!
表紙はアデール、エタン、グレンの三人。それぞれの戦いを見届けてください。
上巻ではおとなしく控えめだったアデールですが、お待たせいたしました。ここから本領発揮です。
また、上巻『王女の帰還』が未確保の方、今週中でおそらく書店の新刊棚からは撤収されてしまうと思いますので、書店で購入予定の
『廃墟の片隅で春の詩を歌え 王女の帰還』発売になりました。
本日、集英社オレンジ文庫より『廃墟の片隅で春の詩を歌え』上巻、王女の帰還が発売になりました。
極寒の雪国イルバスを舞台にした宮廷陰謀劇、ぜひお楽しみいただけたらと思います。
上巻にはおまけ短編がついております。こちら表紙に合わせ『在りし日の姉妹』を書いた二編です。
すでに電子版をお読みになった方も、これから下巻を読まれる方も、お楽しみいただけます。
また、久賀理世先生の『王女の遺言』と一緒
連続刊行1冊目・見本誌が届きました。
文庫化作業でばたばたしている間に、年末年始があっという間に終わってしまいました。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
本日、『廃墟の片隅で春の詩を歌え 王女の帰還』の見本誌をいただきました。
本当に……文庫になっている……!
ページをめくって、目次を確認して、登場人物紹介をじっくり見て、一度閉じました。
なんだか信じられないくらいすごいことが