#ショートショート
紫乃「春ピリカグランプリ 2023」に向けて
11か月ぶりにやってまいりました、第四回「春ピリカグランプリ」です👑
まずは、こちらをしっかりとお読みください。
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詳しくはピリカさん募集要項記事をご覧ください。
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以下は、今回の審査員としての、紫乃心構え。
ここ一年半ほどの私の日々の目標・糧は、「毎日、五句以上の句を詠むこと」。
目にする自然・光景は、ほぼ全て私の創作の種であり、その日の自分を俳句という創作で
小説|コーヒーが冷めるとき
おばあさんは眠るまえにコーヒーを飲みます。「眠れなくなるからやめなさい」とおじいさんは毎日のように言いましたが、おばあさんはやめません。「うまいんだから仕方ない」
近所の人に会ってもあいさつをしないことも、お医者さんに止められているのにお酒を呑むことも、めんどうでお風呂に入らない日があることも、おじいさんは何度も注意しましたが、おばあさんは聞きません。
おじいさんはとつぜん亡くなりました
砂浜に無数の貝の遺骨 ¥100
自作の自由律俳句を表題に短編を書く。
一作目。約800文字。
「砂浜に無数の貝の遺骨」
海が見たい。
始めたばかりの夜勤のアルバイトを終え、
徹夜特有のふわふわした頭に唐突に砂浜が浮かんだ。
一度思いついてしまったらそのまま帰宅する気分にはなれず、
携帯で手近な砂浜を検索した私は京急線に乗り込んだ。
おもしろきことなき批評を面白く -星新½「時事ショートショート」集-
科学、政治、社会、ビジネス。芸能を除けば、ニュースや批評はいつだって難解だ。しかし、ちょっとしたユーモアでその壁を取り払うことは出来る。人民に批評的視点を与えることが出来る。すると、ほんの少し世界は動き出す。ニュースや季節の行事に基づく短編小説「時事ショートショート」は、そんな大袈裟な目的を持った小さな取り組みである。
作られ笑い
エモリー大学の脳外科チームは、大脳の内側面において、脳梁の辺縁