記事一覧
個人のビジョン構想のためのワークショップの検討
第12回 Xデザインフォーラム「カルチャー x チーム x デザイン」にて口頭発表した内容を記事にしました。
外部環境の変化によって個人や企業が向き合う問題は変わり続ける。
何が本質的な問題なのかもわからない、複雑で不確実な社会において、個人や企業はどのような姿でありたいかというビジョンを描くことがより重要になってきている。
ビジョンは個人の想いから生まれると言われるが、自分の想い、やりたいこ
【リフレクション】ビジネスへのデザイン/アートの活用:Xデザイン学校2024アドバンスコース#2
今回はビジネスへのデザインやアートの活用について考える機会になった。
産業構造の変化、ホワイトカラーの仕事の質が大きく変容することで、問題設定、専門的レビューが重要になり、構想、意思決定、実行、責任が人間の大きな役割になるということは、自分なりの研究(探求)テーマをもつこと、研究的なスキルが重要になってきている背景とつながる。
大企業は自分たちの強みを活かして、既存事業の周辺で新しい意味を市場
【リフレクション】創造性とビジョン:Xデザイン学校2024アドバンスコース#1
今回は創造性とビジョンに関わる話が印象に残った。
創造的になるためには、ポジティブな対話、アンラーン、頭の中を白紙にする、言語化/外在化、鈍感力が大事。
トップダウンとボトムアップのビジョンはそれぞれあることを認める。
『正解がない時代のビジョンのつくり方 「自分たちらしさ」から始めるチームビルディング』が参考になる。
この記事では、ボトムアップの視点でトップには見えていない景色でアイデア
【リフレクション】共創的なデザイン評価:Xデザイン学校2023アドバンスコース#9
プロトタイプによる評価を繰り返すことはデザインの基本である。
評価対象は、ヒト、モノ(技術)、ビジネス、ビジョン、組織などがある。
評価の目的はプロジェクトの目的と一致する。
当たり前ではあるが、デザイン評価の活動が含まれるプロジェクトでは、プロジェクトの目的についてチームの認識が揃っていないと、良い評価を計画できない。
プロジェクトの目的に対して、評価対象、評価の視点を設定し、各専門家の意
企業の共創によるビジョンデザインのアプローチの検討(2023年度冬季HCD研究発表会)
株式会社マネーフォワードとニッセイ情報テクノロジー株式会社の共同研究の活動について、2023年11月25日のHCD研究発表会にて発表しました。
発表内容は、2023年7月から始めた「共創によるビジョンデザインのアプローチの検討」についての実践報告です。
この記事はその発表内容をまとめたものになります。
「新しい価値創出やビジョンデザインのアプローチに興味がある」「共創の取り組みに興味がある」
【リフレクション】組織のデザインと創造的な組織文化:Xデザイン学校2023アドバンスコース#8
従来の企業では効率性が重視されてきたが、時代が変わり、組織の創造性が課題になっている。
UXやデザインを学んだ人が人事を担うようになったり、人事部門の人がUXやデザインを学ぶことも増えてきた。
組織のデザインを考えるときは、人事部門の人と共にデザイン活動を通じて、ブランド体験を社員に提供できると良い。
企業のブランド体験は、ユーザー向け、社員向けに考える必要がある。
組織の文化の一つに社内
【リフレクション】社会実装に向かうデザイン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#7
『未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則』という本に書かれている、社会実装の4つの原則が参考になる。
インパクト(ビジョン)と道筋をつくる
リスクに対処する
条例を変える(トップダウン)
信頼を醸成する(ボトムアップ)
規制などのガバナンス(秩序をつくること)を変える
法律を民主化する動きは海外では事例がけっこうある
関係者のセンスメイキング:マインド、文化
参加
【リフレクション】デザインコンセプトとペルソナ/シナリオ:Xデザイン学校2023アドバンスコース#6
デザインの方針を示すデザインコンセプトは、コンセプト概要、対象ユーザー、提供価値、シナリオなどの要素で構成される。
デザインコンセプトをつくるときに、ペルソナを設定することがある。
元々ペルソナは、アラン・クーパーが提唱したGoal Directed Designというアプローチの中で出てきた。
重要なのはユーザーのゴールであり、プロジェクトの関係者の共感のためにペルソナを設定する。
ユー
【リフレクション】デザイン活動とデザインリサーチのパターン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#5
デザインリサーチとは、デザイン活動/研究における、システムや仕組みも含めた人工物、制作過程などのリサーチであるといえる。
デザイン活動やデザインリサーチには多様なパターンがある。
一番馴染みのあるデザイン活動は、人間中心設計の原点となるD.A.ノーマンの認知科学的なデザインかもしれない。
ナイジェル・クロスの『エンジニアリングデザイン―製品設計のための考え方』も、デザインプロセスの基礎となっ
チームとして今高めたいデザインスキルを考えるワークショップ
Money Forward Xのデザイン部では、グループと担当する事業領域を越えた学びと交流を促す機会をつくる「デザイン勉強会」を月に一度開催しています。
デザイン勉強会で学ぶコンテンツを検討するために、デザイン部のメンバーが今高めたいデザインスキルを把握することを目的としたワークショップをやってみました。
ワークショップの流れワークショップは全体で2時間程で、下記のステップで進めました。
自分たちの組織にふさわしいデザインスキルを設定するアプローチの実験
社会環境の変化と共にデザインの定義が拡張され、多様なデザインアプローチが提唱されている。
企業ではデザイン人材を育成することが求められており、事業/組織の変化に合わせて自分たちの組織にふさわしいデザインスキルを設定し続けることが重要になる。
スキルごとの定義、粒度、境目は曖昧なため、自分たちの組織やチームに必要なデザインスキルを自分たちで設定することで、納得感やスキルを高めるモチベーションにも
【リフレクション】クリエイティブ・スタートアップと構想のデザイン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#4
クリエイティブ・スタートアップには大きく3つある。
自分の本当にやりたいことを小さく実践する
未来に向けて仲間と共創する
企業内で新規事業を実践する
孫泰蔵さんによると、クリエイティブ・スタートアップのために重要なことは、強い想いをもって、やれることをしつこく繰り返すことであるという。
ルワンダでドローンを使って血液パックなどを届けているZiplineの事例を見ると、ドローンを飛ばしたい
【AHFE2023】3年ぶりの国際学会での口頭発表で英語のモチベーションが高まった旅
2023年7月20〜24日にサンフランシスコで開催された応用人間工学の国際会議(AHFE 2023:International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics Conferences)に参加した。
国際学会は3年ぶり、サンフランシスコに来るのは3回目。
英語はできないけど、初めて英語で口頭発表をしてみた。
「How to
【リフレクション】社会実装/ソーシャルイノベーションを促すビジョン/三方よしのサービスデザイン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#3
ビジョン/パーパス、三方よし(ユーザー、企業、社会にとって価値のある)のサービスデザイン活動が、社会実装を促し、ソーシャルイノベーションにつながる。
デザイン思考をやろうとして、付箋のアイデア出しで終わってしまうこともあるが、社会実装まで進めることで、ソーシャルイノベーションは完結する。
本来の社会実装は、新規ビジネス、文化をつくること。
社会実装へ向かうためには、自分事として捉えられるビジ
【リフレクション】ブルーノ・ムナーリからの学び:Xデザイン学校2023アドバンスコース#2
ブルーノ・ムナーリから、創造性についてのヒントを学んだ。
ムナーリは創造的な人が必要だということを原点に、70歳で初めてワークショップというものを始めたという。
好奇心や遊び心をもって、機能的に役に立たないけどなんか面白いと思うものをつくるということは、創造的にならないとできないのかもしれない。
これはある意味、真面目に考える(既存のフレームで考える)だけでなく、リフレームすることで捉え方を