茶木寿夫

元新聞社勤務にして7つの顔を持つ男。その7つとはスキー(インストラクター)、モータース…

茶木寿夫

元新聞社勤務にして7つの顔を持つ男。その7つとはスキー(インストラクター)、モータースポーツ、ヨット、飛行機操縦、乗馬、作家、国交省認定の運管主任講師。実話の人生冒険物語をメインに発表予定。著書にラリーテクニック(講談社)、ゼロファイター世界を翔ける!(潮書房光人新社)他多数。

マガジン

  • 身辺 エッセイ

    人生は旅・・・笑いあり、涙あり、失敗あり。 そんな身辺の出来事から連想する心の内側を、文と写真で描写したエッセイです。

  • 飛行機&大空編 エッセイ

    「ゼロファイター大空を翔る」を著した、パイロット作家のエッセイです。

  • 茶木寿夫(ちゃき としお)の人生冒険物語シリーズ

    好奇心があれば、何事も面白い。 振り返ってみて、私が一番好奇心を抱いたのは、人生への好奇心だと思う。 あの峠の向こうには何があるのだろう・・・、それと同じく自分の人生には、この先何があるのだろう! どんな世界が開けるのだろう・・・と思うとワクワクした。 結果として、私は7つのことに好奇心が湧いた。 それは、アルペンスキー、モータースポーツ、飛行機パイロット、ヨットセーリング、乗馬の5つに加え、ジャーナリスト、国交省の運行管理者講習会の講師の7つである。 私には、「人生は天が与えてくれた遊びの時間」という考えがある。ならば、反社会的行為でない限り、どうせ一度の人生なら、好きな事、楽しいことを目一杯やってみたいと思ったからである。 今回、そのうちの5つを、「茶木寿夫の人生冒険物語」シリーズとして順次掲載。人生でやりたいことを未だ行っていない人への、参考と励みになれば嬉しく思います。

  • 乗馬&馬編 エッセイ

    カウボーイに憧れて、馬に興味を持った私は、カナダでの映画撮影にもジャパン・ホースチームの一員として参加。 人馬一体となって草原を疾走するときは最高です。そんな馬にまつわるエッセイ。

  • スキー&ウィンタースポーツ編 エッセイ

    名も無き田舎のスキーヤーが、日本一になった男や、オリンピックの金メダリストとの交流にまで発展。人生は摩訶不思議なものです。 私が有名人と付き合ったのではなく、知人、友人がそうなったのである。 そんなスキーを中心としたエッセイ

記事一覧

天童よしみ、フジコ、ハラミちゃん・・・輝く3人から学んだもの

■天童よしみのオーラ 武田鉄矢の歌番組「昭和は輝いていた」を見ていたら、天童よしみが出ていた。 個性的な顔立ちと衣装で印象深い人だが、彼女の生い立ちを綴った箇所…

茶木寿夫
7日前
2

童歌♪「通りゃんせ」発祥の地・・・ここにあり

埼玉県の川越市は、小江戸と呼ばれていて、江戸の情緒を残すところだ。 江戸城を造った太田道灌が、この川越に川越城も造った。 そこの跡にある本丸御殿を歩いていると、…

茶木寿夫
11日前
3

川越の古に想いを馳せて、我が無知を知る。

所用の為、早朝に小江戸・川越の中心の郭町にある「やまぶき会館」に行った。 川越は埼玉県にあり、時の鐘、鰻、そして芋菓子で有名なところで、蔵の街とも呼ばれ、江戸の…

茶木寿夫
12日前
5

朝の小さな出来事・・・珈琲を淹れながら生姜茶を

私は生姜茶(しょうが茶)が好きだ。朝起きて熱い生姜茶を飲みながら、メールの返信を書いたり、天気予報をみたりしている。朝の小さな喜びの一時だ。 今日は、その後30分…

茶木寿夫
2週間前
6

百年草 千年草

■ 百年草 植物に対する知識があまりない私は、最初この植物を見た時「アロエの大兄貴」かと思った。 観た場所は、東京の瑞穂町にある「みずほエコパーク」。 それにし…

茶木寿夫
1か月前
3

友の「柳木昭信写真展」は 我が喜び

友の柳木昭信写真展が、4月15日~5月19日の一か月余りに亘り開催される。 場所は、富山県の北アルプス立山登山口・立山駅にある富山県立山カルデラ砂防博物館。 写真家に…

茶木寿夫
1か月前
3

良いとこ取りのオスプレイ 操縦は難しいのか

V-22 (航空機) - Wikipedia 数か月前の2023年11月、米軍の輸送機オスプレイが墜落し、アメリカ政府はオスプレイ全機を一時飛行停止にした。今は飛行再開されたが、英国BBC…

茶木寿夫
1か月前
8

軍用犬を侮(あなど)るなかれ

私の散策コースの一つに、米軍横田基地付近を歩くコースがある。 いつも見慣れた警告看板を、何故かこの日はしっかり読んでみた。 すると最後の方に「当施設は軍用犬によ…

茶木寿夫
1か月前
3

「絹と綿」の高級ハイブリッド靴下

裏が絹で、表が綿・・・そんなハイブリッドな高級靴下を履いたのは、人生で初めてである。快適で、履いていても「一段上の履き心地」を実感している。 ハイブリッドを日本…

茶木寿夫
1か月前
4

茶木寿夫(ちゃき としお)の「人生冒険物語」シリーズ まえがき総集

イントロダクション好奇心があれば、何事も面白い。 あの峠の向こうには何があるのだろう・・・、それと同じく自分の人生には、この先何があるのだろう! どんな世界が開…

茶木寿夫
1か月前
4

「助けて」・・・SOSとメーデーの違い

今頃にして、SOSとメーデーの違いが分かりました。 結論は、SOSは無線電信(モールス符号)で助けを求める救難信号、メーデーは無線電話で(音声)で助けを求める救難信号…

茶木寿夫
1か月前
4

迷った挙句に買った・・・電波腕時計の万歩計 

さんざん迷った挙句、1週間前に山佐時計計器のウオッチ万歩計「DEMPA MANPO」を購入しました。(値段4,500円) 欲しかった機能は①歩数計、②電波時計、③ストップウォッ…

茶木寿夫
1か月前
4

散策での出会い みずほエコパーク

最近は健康の為、積極的に歩くようにしている。 つい先日、天気と気分が良いので、腕に電波腕時計兼漫歩計をはめて、隣町の「みずほエコパーク」へ行った。 この公園は、…

茶木寿夫
1か月前
2

田植え機操作、思い出すのに時間がかかるなぁ~

今から約35年前、私は東京~富山への通いの百姓をしていた。 農業用トラクターの操作の面白み等は、すでに「農業用トラクターは楽しの1部から4部で著したが、今回はこれに…

茶木寿夫
1か月前
1

農業用トラクターは楽し。第4部 外国製大型トラクターがズラリ

農業を発展させた好例として、長野県川上村の藤原村長の手腕を挙げたい。 稲作ではないが、大型トラクターを導入し、山間の寒村だったその村を、レタス農家の平均年収2,500…

茶木寿夫
1か月前
3

農業用トラクターは楽し。第3部 立ちはだかる農地法

■農地を守るはずの農地法が、逆に不耕作地を増やす皮肉 昔の農業は、全て手作業のようなものだから、外部に払う経費はあまりない・だから農協に米を収めれば、それは収入…

茶木寿夫
1か月前
4
天童よしみ、フジコ、ハラミちゃん・・・輝く3人から学んだもの

天童よしみ、フジコ、ハラミちゃん・・・輝く3人から学んだもの

■天童よしみのオーラ

武田鉄矢の歌番組「昭和は輝いていた」を見ていたら、天童よしみが出ていた。
個性的な顔立ちと衣装で印象深い人だが、彼女の生い立ちを綴った箇所が上映された。
歌はもちろん上手いが、なかなか売れなかった時代は、ただ歌っているだけにしか見えなかった。
だが、黒のパンタロンにグリーンのジャケットを着て、ヒット曲「道頓堀人情(とんぼりにんじょう)」を歌った時の立ち振る舞いが、私に感動を

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童歌♪「通りゃんせ」発祥の地・・・ここにあり

童歌♪「通りゃんせ」発祥の地・・・ここにあり

埼玉県の川越市は、小江戸と呼ばれていて、江戸の情緒を残すところだ。
江戸城を造った太田道灌が、この川越に川越城も造った。

そこの跡にある本丸御殿を歩いていると、隣接して神社があり、さらにその一角に童歌発祥の地と書いた石碑があった。

その童歌とは、♪「通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ、天神さまのほそみちじゃ・・・」と唄う、歌である。

私も小さな頃、その歌を唄った。だから今でもすぐメ

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川越の古に想いを馳せて、我が無知を知る。

川越の古に想いを馳せて、我が無知を知る。

所用の為、早朝に小江戸・川越の中心の郭町にある「やまぶき会館」に行った。
川越は埼玉県にあり、時の鐘、鰻、そして芋菓子で有名なところで、蔵の街とも呼ばれ、江戸の風情が残っている所だ。
予定より早30分以上早く着いたので、「じゃぁ、天気もいいのでちょっとウオーキングしようか」と思い、近くにある川越城跡の広場に向かって歩き出した。 

腕には、「電波時計の万歩計」をはめている。4カ月前から歩くことに目

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朝の小さな出来事・・・珈琲を淹れながら生姜茶を

朝の小さな出来事・・・珈琲を淹れながら生姜茶を

私は生姜茶(しょうが茶)が好きだ。朝起きて熱い生姜茶を飲みながら、メールの返信を書いたり、天気予報をみたりしている。朝の小さな喜びの一時だ。

今日は、その後30分ほどのウォーキングを楽しみ、ちょっと仕事も一段落したので、朝食後ゆっくりと新聞でも読もうかと思った。
それで、食後にたまにはコーヒーでも飲もうかと思い、コーヒーメーカーにコーヒー豆を入れ、スイッチオンにした。ポタポタと落ちる音もなかなか

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百年草 千年草

百年草 千年草

■ 百年草

植物に対する知識があまりない私は、最初この植物を見た時「アロエの大兄貴」かと思った。

観た場所は、東京の瑞穂町にある「みずほエコパーク」。

それにしては大きいなぁ~と思い、足を止め、案内板を読んでみると、百年草とも言われるリュウゼツランと書かれていた。 
英語ではCentury plant(世紀の植物)、漢字で書くと竜舌蘭。まぁ確かにその文字から、竜の舌に似ている。上手い名前をつ

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友の「柳木昭信写真展」は 我が喜び

友の「柳木昭信写真展」は 我が喜び

友の柳木昭信写真展が、4月15日~5月19日の一か月余りに亘り開催される。
場所は、富山県の北アルプス立山登山口・立山駅にある富山県立山カルデラ砂防博物館。

写真家にとって、晴れの表舞台は2つあると思う。

一つは、写真展の開催。
もう一つは、写真集などの刊行。

商品を撮影するなら、時間内に撮ることはできる。
でも自然を撮る写真家にとって、そこに至るまでは寒風酷暑ものかわと、ひたすら待ち続ける

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良いとこ取りのオスプレイ 操縦は難しいのか

良いとこ取りのオスプレイ 操縦は難しいのか

V-22 (航空機) - Wikipedia

数か月前の2023年11月、米軍の輸送機オスプレイが墜落し、アメリカ政府はオスプレイ全機を一時飛行停止にした。今は飛行再開されたが、英国BBCによれば原因はチィルトローター(プロベラ部を傾ける)部の部品の不具合とのことだ。

私はヘリコプターの免許は持っていないが、飛行機の免許はもっているので、飛行のことは多少分かる。
それで私は、ヘリコプターの良さ

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軍用犬を侮(あなど)るなかれ

軍用犬を侮(あなど)るなかれ

私の散策コースの一つに、米軍横田基地付近を歩くコースがある。

いつも見慣れた警告看板を、何故かこの日はしっかり読んでみた。
すると最後の方に「当施設は軍用犬によって巡回されている」と書いてある。

でも、そこを何回歩いても、軍用犬は見たことが無かった。さては、単なる脅かしか・・・と思ったが、想いを巡らせると、この基地での軍用犬のデモンストレーションを思い出した。

以前に撮ったその軍用犬の活躍写

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「絹と綿」の高級ハイブリッド靴下

「絹と綿」の高級ハイブリッド靴下

裏が絹で、表が綿・・・そんなハイブリッドな高級靴下を履いたのは、人生で初めてである。快適で、履いていても「一段上の履き心地」を実感している。

ハイブリッドを日本語で言えば「混成」であり、車ならエンジンとモーターの二つを動力源として混成させている。だから「肌に当たる内側が絹(シルク)で、外側が綿(コットン)の靴下」なので、私的にハイブリッド靴下と呼んでいる。

絹の靴下などというそんな高級な靴下を

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茶木寿夫(ちゃき としお)の「人生冒険物語」シリーズ まえがき総集

茶木寿夫(ちゃき としお)の「人生冒険物語」シリーズ まえがき総集

イントロダクション好奇心があれば、何事も面白い。
あの峠の向こうには何があるのだろう・・・、それと同じく自分の人生には、この先何があるのだろう! どんな世界が開けるのだろう・・・と思うとワクワクした。

結果として、私の好奇心は7つのことに向いた。
それは、アルペンスキー、モータースポーツ、飛行機パイロット、ヨットセーリング、乗馬の5つに加え、ジャーナリスト、国交省の運行管理者講習会の講師の7つで

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「助けて」・・・SOSとメーデーの違い

「助けて」・・・SOSとメーデーの違い

今頃にして、SOSとメーデーの違いが分かりました。
結論は、SOSは無線電信(モールス符号)で助けを求める救難信号、メーデーは無線電話で(音声)で助けを求める救難信号である。

■SOSSOSは助けを求めるものとは知っていたが、それは何の略語か?・・・と思って調べると、実は何かの略語ではなく、
モールス符号の「・・・(S) ‐ ‐ ‐ (O)・・・(S)」という注意を引きやすい組み合わせとしたもの

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迷った挙句に買った・・・電波腕時計の万歩計 

迷った挙句に買った・・・電波腕時計の万歩計 

さんざん迷った挙句、1週間前に山佐時計計器のウオッチ万歩計「DEMPA MANPO」を購入しました。(値段4,500円)

欲しかった機能は①歩数計、②電波時計、③ストップウォッチの3つ。
でもデザインも含めてなかなかピッタリのものを見つけることが出来ず、えぃやぁーと決めたのがこの時計でした。

それで分かったことが一つ・・・それは万歩計というのは、このメーカーの登録商標ということ。だから他のメー

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散策での出会い  みずほエコパーク

散策での出会い みずほエコパーク

最近は健康の為、積極的に歩くようにしている。
つい先日、天気と気分が良いので、腕に電波腕時計兼漫歩計をはめて、隣町の「みずほエコパーク」へ行った。

この公園は、米軍横田基地のすぐ近くにあり、とても綺麗に手入れ手行き届いている。歩いていても楽しく、そして面白いものにも出会う。
ゴジラもいるし、ユーモアたっぷりの椅子もある。

そんな散策での出会いを、写真を中心にご紹介したい。
#散策 #みずほ  

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田植え機操作、思い出すのに時間がかかるなぁ~

田植え機操作、思い出すのに時間がかかるなぁ~

今から約35年前、私は東京~富山への通いの百姓をしていた。
農業用トラクターの操作の面白み等は、すでに「農業用トラクターは楽しの1部から4部で著したが、今回はこれに続く田植え機のことを述べてみたい。

■トラクターで、バン田 → 水田(みずた)→ 代かきと、3度に亘り田耕し作業をして来たのは、田植えの為の準備だ。

そこでようやく、最後の仕上げの田植え作業となる。
昔は地域の人が総出で、苗を手で植

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農業用トラクターは楽し。第4部 外国製大型トラクターがズラリ

農業用トラクターは楽し。第4部 外国製大型トラクターがズラリ

農業を発展させた好例として、長野県川上村の藤原村長の手腕を挙げたい。
稲作ではないが、大型トラクターを導入し、山間の寒村だったその村を、レタス農家の平均年収2,500万円までに発展させた。

その川上村には、1台1,000万円のマッセイファーガソン社製のトラクターを始め、大型トラクターがあちらの農家にも、こちらの農家にもと、沢山ある。

富山の農家出身の私は、トラクターなどの農機具はほとんど使った

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農業用トラクターは楽し。第3部 立ちはだかる農地法

農業用トラクターは楽し。第3部 立ちはだかる農地法

■農地を守るはずの農地法が、逆に不耕作地を増やす皮肉

昔の農業は、全て手作業のようなものだから、外部に払う経費はあまりない・だから農協に米を収めれば、それは収入となった。
だが、トラクターや田植え機、稲を刈るコンバインなどの機械化が進むと農作業は楽なるが、それに比例して経費がどんどん掛かってくる。
だから、地域では「これじゃまるで、農機具屋の為に田圃をしているようなものだ」との声もよくささやかれ

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