茶木寿夫

元新聞社勤務にして7つの顔を持つ男。その7つとはスキー(インストラクター)、モータース…

茶木寿夫

元新聞社勤務にして7つの顔を持つ男。その7つとはスキー(インストラクター)、モータースポーツ、ヨット、飛行機操縦、乗馬、作家、国交省認定の運管主任講師。実話の人生冒険物語をメインに発表予定。著書にラリーテクニック(講談社)、ゼロファイター世界を翔ける!(潮書房光人新社)他多数。

マガジン

  • 身辺 エッセイ

    人生は旅・・・笑いあり、涙あり、失敗あり。 そんな身辺の出来事から連想する心の内側を、文と写真で描写したエッセイです。

  • モータースポーツ・エッセイ

    「PMC・Sにみる日本のモータースポーツ」を著した作家のエッセイです。 タイヤメーカーのスタッドレス研修会の主任講師や、自動車メーカーの安全指導インストラクターの経験も有す。

  • 茶木寿夫の 車にまつわるエピソード50

    車の単行本を数冊出している著者が、実際に所有したり、運転したりした車にまつわるエピソードを掲載。順次アップしていきます。

  • クルマ 豆知識

    「得する車の基礎知識」(グラフ社刊)等を著している男のエッセイです。

  • 飛行機&大空編 エッセイ

    「ゼロファイター大空を翔る」を著した、パイロット作家のエッセイです。

最近の記事

ポツダム宣言に想う。歴史に「もしも」は無いが・・・

今日7月26日はポツダム宣言の日。車のスピーカーからその言葉が流れて来たので、ポツダムの場所も含めて調べてみた。 ポツダム(Potsdam)は、ドイツの首都ベルリンの西南に接し、ベルリンの中心街から約26kmのところにある街である。地図を見て、初めてその場所を明確に知ることが出来た。 ポツダム宣言は、1945年7月26日にイギリス、 アメリカ合衆国、中華民国の政府首脳の連名において日本に対して発された全13か条で構成される宣言。正式名称は、日本への降伏要求の最終宣言である

    • 「春夏冬 二升五合」うなぎ釜めしを食べながら知る洒落言葉

      皆さんは、「春夏冬 、1斗二升五合」という言葉の読み方と、意味をご存知ですか。 私は「春夏冬」は知っていましたが、「一斗二升五合や、二升五合」の意味は知りませんでした。 今日は、そんな言葉に出会ったことを記してみたいと思います。 ■奥多摩 「釜めし・なかい」で出会った言葉 今日は我が家にとって特別な日。それで奥多摩までドライブがてら、早目の夕食をと「釜めし・なかい」へ出かけた。 予約は出来ない店なので、繫忙期のこの夏は1~2時間待ちは覚悟して到着。案の定多くのお客さんが、

      • 海なし県8つから、古(いにしえ)に想いを馳せて

        前回、世界中には内陸国48か国あり、そのうち二重内陸国が2か国あると書いた。 二重内陸国とは、国境を2回超えないと海に到達しない国のことだ。 転じて、日本に置き替え、さらに古(いにしえ)に想いを馳せてみた。 現在の日本は海洋国で、周り中が海であるが、都道府県を単位にしてみると、海の無い県、つまり内陸県は8つある。 北から南に見ていくと、栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、そして奈良県の8県である。 最初の7県は全て陸続きであるが、奈良県だけは独立した位

        • 初めて知った「二重内陸国」

          ■ 二重内陸国の言葉にビックリ 二重国籍、二重スパイのことは知っているが、初めて「二重内陸国」という言葉を見た時、「えっ、それって何?」と思った。 先日、ウズベキスタン出身の方と会った。私はその国名は知っており、地球上の大体の位置は分かる。だが、正確なことは分からない。 そこで、地理や地形に関心のある私は、正確な位置を調べ始めた。すると冒頭「ウズベキスタンは二重内陸国」と出て来たのでビックリしたのである。 ■ 世界に2ヵ国しかない二重内陸国 ウィキペディアによれば、内

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        記事

          後ろから読む佐藤愛子著「90歳。何がめでたい」

          本を読むとき、前から順に読もうが、後ろから読もうが自由だが、「素人は前から読み、玄人は後ろから読む」という言葉がある。 私は、新聞社に在籍後、雑誌の記事も書き、単行本や文庫本も発刊してもらっているから、出版業界のことはある程度分かる。だから玄人の方に入るのだろう。 今回、佐藤愛子著「90歳。何がめでたい」も、このように後ろから見てから、読むことに決めた。 それらに関連したことを書いてみたい。 後ろから読むメリットさて玄人は何故後ろから読むかというと、本の概要と、内容の位

          後ろから読む佐藤愛子著「90歳。何がめでたい」

          狐狸庵先生の「ブスでもモテる4つの法則」に学ぶ

          序章 狐狸庵先生に学ぶ 狐狸庵先生こと作家遠藤周作氏は、ある著書の中で「ブスでもモテる4つの法則」を述べておられた。 「なるほどね」と、それが妙に印象に残り、時々思い出す。 正確にはどの著書だったかは覚えていないが、多分「狐狸庵閑話=こりゃあかんわ」だったと思う。 最近、それは「おじさんでもモテる4つの法則」にも、そのまま当てはまるんじゃないかと思い始めた。 そんなことを書いてみたい。 第1章 先ずは狐狸庵先生の「ブスでもモテる4つの法則」もう何十年も前に目にしたことだ

          狐狸庵先生の「ブスでもモテる4つの法則」に学ぶ

          車にまつわるエピソード03 ブルーバード510

          今から57年前の1960年代後半、日産はアフリカ大陸で開催されたサファリーラリーに参加し、盛んにTV等で宣伝を繰り返していた。まずは2代目ブルーバード410型が5位入賞、それに続く3代目510型が総合優勝。 そんな日産ブルーバードからは、力強さ、逞しさ、カッコ良さが全身に伝わって来た。 当時、日産のブルーバードとトヨタのコロナは、同クラスの車としてライバル関係にあり、マスコミからはBC戦争と呼ばれ、ユーザーからはその性能競争に感心が集まっていた。 コロナは都会的雰囲気のあ

          車にまつわるエピソード03 ブルーバード510

           自動運転 考 

          世の中、遠くで鳴く鳥の如く「自動運転」「自動運転」と喧(かまびす)しいが、実際はどこまで進んでいるのだろうか?  実際には本当の自動運転(レベル4)は、まだ我々ユーザーが買える段階にはなっていない。 でも、早く本当の自動運転が始まり、高速道路だけでも良いから、自動運転で目的地まで運んでくれる日が待ち遠しい。 だって、船や飛行機は40年以上前から自動操船、自動操縦が始まっている。これは本当に楽だ。 そこで、車のユーザーとして知りたい自動運転のことを、俯瞰図的に全体を網羅して

          ¥300

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          代名詞の威力凄し Jeep他

          ■イントロダクション ・10代の子供の頃、悪路走破性の高い4輪駆動車をジープ(Jeep)と呼ぶのだと思っていた。 ・新聞等でセスナに乗って・・・という報道を見る度に、小型機のことをセスナと言うのだと思っていた。 ・アメリカに行った時、ある事務所で「ホチキス貸して」と言ったら、金髪女性はキョトンとしていて通じなかった。 ジープもセスナも全て商標であるが、その世界を代表する代名詞となっている。日本ではその代名詞を使った方が通じる。それほどこれらの代名詞の威力は凄い。今回はそん

          代名詞の威力凄し Jeep他

          4つの同時挑戦 その5・同時進行2つのコツ・・・ 「5分でいいから」他

          人から、「4つ同時にやると言っても、時間が無いんじゃないの?」と言われることが多々ある。 一つを一生懸命やっても、なかなか身につかないというのが現実だが、私の場合、4つともある程度できるので、自分なりの2つのコツを使って、1歩づつ前進させている。 それはとてもシンプルなことである。そんな2つのコツを紹介したい。 ■コツその1:適当に楽しんで行う。 練習とか勉強というと、「やらなくてはならない」という義務感がでるが、私の場合、練習でも勉強でもなく、「適当に、ちょっと楽しむ」と

          4つの同時挑戦 その5・同時進行2つのコツ・・・ 「5分でいいから」他

          勝手連 おじさん3人組 日本アルペンラリーと全ての故人を偲んで八ヶ岳山麓へ

          元祖日本アルペンラリーで優勝した桐壮一郎氏(享年80歳)が数年前に亡くなった。その後同ラリーの中心的存在の澁谷道尚氏(享年88歳)(通称・澁さん)も亡くなった。 だが、コロナ禍もあり、二人の葬儀に出ることもままならなかった。 それで私の中に「心のモヤモヤ」が、ずっと残り続けた。 それではと、勝手に「元祖日本アルペンラリーと、関わった全ての故人を偲ぶ会」をやろうと企画し、先週末、長野県の八ヶ岳山麓で実施した。 と言っても、参加は仲間内の「勝手連おじさん三人」だけである。

          勝手連 おじさん3人組 日本アルペンラリーと全ての故人を偲んで八ヶ岳山麓へ

          4つの同時挑戦 その4・英語

          ■嬉しいような、嬉しくないような、大いなる誤解? 私は、周りから「英語が出来る人」と見られるらしい。家人もそう思っていたらしい。私は「英語が出来るよ」とは一回も言ったことは無いのに。 ではなぜ、そう思われるのか?  それは海外の国際ラリーにプライベートで出場したり、アメリカで連邦航空局の飛行機の試験を受け、合格してきたりしているからである。 私は「英語は度胸」を絵に書いたような男で、20代で海外に行き始めた最初のころは、わずかな英単語に加え、紙と鉛筆でコミュニケーション

          4つの同時挑戦 その4・英語

          感動!「ロバート・キャパ写真展」

          「崩れ落ちる兵士」の写真が、ロバート・キャパを戦争写真家として一躍有名にした。そのキャパの写真展が開かれており、それを観に今日、八王子にある「東京富士美術館」に行ってきた。   写真という手法で、戦争の現実を、そしてそこに生きる住民や兵士の心の内を、世界の人に知らせようとしている氏の気持ちが伝わって来た。 そしてタイムスリップして,「怒りの葡萄」を書いたジョン・スタインベック、「誰がために鐘は鳴る」のヘミングウェイ、俳優のハンフリー・ボガード、イングリットバーク・バーグマン

          感動!「ロバート・キャパ写真展」

          4つの同時挑戦 その3・ピアノ

          74歳にして、ピアノを再びやろうと思ったには、キッカケになる出来事があった。 ■キッカケは体調不良から 今から1年余り前、突然に気管支炎を患い、咳き込むことがあり、半年ほどはギターの弾き語りもハーモニカも出来なくなったのである。 その時、口を使うのがダメなら、手を使えば良いじゃないかと思ったのである。それなら楽器の王様ピアノだと思った。ピアノには馴染みがあったからである。 ■無い無い尽くしだが・・・ ピアノは、40歳のころから5年間習ったことがあった。地域の子供達と

          4つの同時挑戦 その3・ピアノ

          4つの同時挑戦 その2・ハーモニカ

          多少欲張りな気もするが、今、4つを同時挑戦している。 それはギター、ハーモニカ、ピアノ、そして英語の4つ。 ギターのことは、既にその1に述べたとおり、イントロ演奏への挑戦だが、今回のその2では、ハーモニカへの挑戦を振り返り、未来のことを語りたい。 ■ハーモニカに関心を持ったのは、2つのことからだった。 1つは、持ち運びに便利ということだ。 ギターは、持ち運びにはチェロほどではないが、それなりに嵩張り、海外に行くときなどは結構大変だった。20年ほどそんなことを続けたが、改め

          4つの同時挑戦 その2・ハーモニカ

          4つの同時挑戦 その1・ギター

          「ちあき なおみ」の歌に、 “♪ 4つのお願い”と言うがある。それに因んだわけではないが、私は今年4月から更なる上達を目指して、4つを同時挑戦し始めた。 それは、アコーステック・ギター、ハーモニカ、ピアノ、そして英語の4つである。 この4つは、もともとある程度出来る。でももっと上手くなり、友人を喜ばせたいとの思いが強くなった。 ギターで言えば、アルペジオが出来、イントロが弾けて、弾き語りが出来ればカッコイイじゃないか。希望は若さの秘訣。「希望がある限り青春であり、希望を失

          4つの同時挑戦 その1・ギター