茶木寿夫

元新聞社勤務にして7つの顔を持つ男。その7つとはスキー(インストラクター)、モータース…

茶木寿夫

元新聞社勤務にして7つの顔を持つ男。その7つとはスキー(インストラクター)、モータースポーツ、ヨット、飛行機操縦、乗馬、作家、国交省認定の運管主任講師。実話の人生冒険物語をメインに発表予定。著書にラリーテクニック(講談社)、ゼロファイター世界を翔ける!(潮書房光人新社)他多数。

マガジン

  • 身辺 エッセイ

    人生は旅・・・笑いあり、涙あり、失敗あり。 そんな身辺の出来事から連想する心の内側を、文と写真で描写したエッセイです。

  • 茶木寿夫の 車にまつわるエピソード50

    車の単行本を数冊出している著者が、実際に所有したり、運転したりした車にまつわるエピソードを掲載。順次アップしていきます。

  • モータースポーツ・エッセイ

    「PMC・Sにみる日本のモータースポーツ」を著した作家のエッセイです。 タイヤメーカーのスタッドレス研修会の主任講師や、自動車メーカーの安全指導インストラクターの経験も有す。

  • クルマ 豆知識

    「得する車の基礎知識」(グラフ社刊)等を著している男のエッセイです。

  • 飛行機&大空編 エッセイ

    「ゼロファイター大空を翔る」を著した、パイロット作家のエッセイです。

最近の記事

狐狸庵先生の「ブスでもモテる4つの法則」に学ぶ

序章 狐狸庵先生に学ぶ 狐狸庵先生こと作家遠藤周作氏は、ある著書の中で「ブスでもモテる4つの法則」を述べておられた。 「なるほどね」と、それが妙に印象に残り、時々思い出す。 正確にはどの著書だったかは覚えていないが、多分「狐狸庵閑話=こりゃあかんわ」だったと思う。 最近、それは「おじさんでもモテる4つの法則」にも、そのまま当てはまるんじゃないかと思い始めた。 そんなことを書いてみたい。 第1章 先ずは狐狸庵先生の「ブスでもモテる4つの法則」もう何十年も前に目にしたことだ

    • 車にまつわるエピソード03 ブルーバード510

      今から57年前の1960年代後半、日産はアフリカ大陸で開催されたサファリーラリーに参加し、盛んにTV等で宣伝を繰り返していた。まずは2代目ブルーバード410型が5位入賞、それに続く3代目510型が総合優勝。 そんな日産ブルーバードからは、力強さ、逞しさ、カッコ良さが全身に伝わって来た。 当時、日産のブルーバードとトヨタのコロナは、同クラスの車としてライバル関係にあり、マスコミからはBC戦争と呼ばれ、ユーザーからはその性能競争に感心が集まっていた。 コロナは都会的雰囲気のあ

      •  自動運転 考 

        世の中、遠くで鳴く鳥の如く「自動運転」「自動運転」と喧(かまびす)しいが、実際はどこまで進んでいるのだろうか?  実際には本当の自動運転(レベル4)は、まだ我々ユーザーが買える段階にはなっていない。 でも、早く本当の自動運転が始まり、高速道路だけでも良いから、自動運転で目的地まで運んでくれる日が待ち遠しい。 だって、船や飛行機は40年以上前から自動操船、自動操縦が始まっている。これは本当に楽だ。 そこで、車のユーザーとして知りたい自動運転のことを、俯瞰図的に全体を網羅して

        有料
        300
        • 代名詞の威力凄し Jeep他

          ■イントロダクション ・10代の子供の頃、悪路走破性の高い4輪駆動車をジープ(Jeep)と呼ぶのだと思っていた。 ・新聞等でセスナに乗って・・・という報道を見る度に、小型機のことをセスナと言うのだと思っていた。 ・アメリカに行った時、ある事務所で「ホチキス貸して」と言ったら、金髪女性はキョトンとしていて通じなかった。 ジープもセスナも全て商標であるが、その世界を代表する代名詞となっている。日本ではその代名詞を使った方が通じる。それほどこれらの代名詞の威力は凄い。今回はそん

        狐狸庵先生の「ブスでもモテる4つの法則」に学ぶ

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        • 身辺 エッセイ
          80本
        • 茶木寿夫の 車にまつわるエピソード50
          3本
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          28本
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        • 4つの同時挑戦
          5本

        記事

          4つの同時挑戦 その5・同時進行2つのコツ 「5分でいいから」が上達の秘訣

          人から、「4つ同時にやると言っても、時間が無いんじゃないの?」と言われることが多々ある。 一つを一生懸命やっても、なかなか身につかないというのが現実だが、私の場合、4つともある程度できるので、自分なりの2つのコツを使って、1歩づつ前進させている。 それはとてもシンプルなことである。そんな2つのコツを紹介したい。 ■コツその1:適当に楽しんで行う。 練習とか勉強というと、「やらなくてはならない」という義務感がでるが、私の場合、練習でも勉強でもなく、「適当に、ちょっと楽しむ」と

          4つの同時挑戦 その5・同時進行2つのコツ 「5分でいいから」が上達の秘訣

          勝手連 おじさん3人組 日本アルペンラリーと全ての故人を偲んで八ヶ岳山麓へ

          元祖日本アルペンラリーで優勝した桐壮一郎氏(享年80歳)が数年前に亡くなった。その後同ラリーの中心的存在の澁谷道尚氏(享年88歳)(通称・澁さん)も亡くなった。 だが、コロナ禍もあり、二人の葬儀に出ることもままならなかった。 それで私の中に「心のモヤモヤ」が、ずっと残り続けた。 それではと、勝手に「元祖日本アルペンラリーと、関わった全ての故人を偲ぶ会」をやろうと企画し、先週末、長野県の八ヶ岳山麓で実施した。 と言っても、参加は仲間内の「勝手連おじさん三人」だけである。

          勝手連 おじさん3人組 日本アルペンラリーと全ての故人を偲んで八ヶ岳山麓へ

          4つの同時挑戦 その4・英語

          ■嬉しいような、嬉しくないような、大いなる誤解? 私は、周りから「英語が出来る人」と見られるらしい。家人もそう思っていたらしい。私は「英語が出来るよ」とは一回も言ったことは無いのに。 ではなぜ、そう思われるのか?  それは海外の国際ラリーにプライベートで出場したり、アメリカで連邦航空局の飛行機の試験を受け、合格してきたりしているからである。 私は「英語は度胸」を絵に書いたような男で、20代で海外に行き始めた最初のころは、わずかな英単語に加え、紙と鉛筆でコミュニケーション

          4つの同時挑戦 その4・英語

          感動!「ロバート・キャパ写真展」

          「崩れ落ちる兵士」の写真が、ロバート・キャパを戦争写真家として一躍有名にした。そのキャパの写真展が開かれており、それを観に今日、八王子にある「東京富士美術館」に行ってきた。   写真という手法で、戦争の現実を、そしてそこに生きる住民や兵士の心の内を、世界の人に知らせようとしている氏の気持ちが伝わって来た。 そしてタイムスリップして,「怒りの葡萄」を書いたジョン・スタインベック、「誰がために鐘は鳴る」のヘミングウェイ、俳優のハンフリー・ボガード、イングリットバーク・バーグマン

          感動!「ロバート・キャパ写真展」

          4つの同時挑戦 その3・ピアノ

          74歳にして、ピアノを再びやろうと思ったには、キッカケになる出来事があった。 ■キッカケは体調不良から 今から1年余り前、突然に気管支炎を患い、咳き込むことがあり、半年ほどはギターの弾き語りもハーモニカも出来なくなったのである。 その時、口を使うのがダメなら、手を使えば良いじゃないかと思ったのである。それなら楽器の王様ピアノだと思った。ピアノには馴染みがあったからである。 ■無い無い尽くしだが・・・ ピアノは、40歳のころから5年間習ったことがあった。地域の子供達と

          4つの同時挑戦 その3・ピアノ

          4つの同時挑戦 その2・ハーモニカ

          多少欲張りな気もするが、今、4つを同時挑戦している。 それはギター、ハーモニカ、ピアノ、そして英語の4つ。 ギターのことは、既にその1に述べたとおり、イントロ演奏への挑戦だが、今回のその2では、ハーモニカへの挑戦を振り返り、未来のことを語りたい。 ■ハーモニカに関心を持ったのは、2つのことからだった。 1つは、持ち運びに便利ということだ。 ギターは、持ち運びにはチェロほどではないが、それなりに嵩張り、海外に行くときなどは結構大変だった。20年ほどそんなことを続けたが、改め

          4つの同時挑戦 その2・ハーモニカ

          4つの同時挑戦 その1・ギター

          「ちあき なおみ」の歌に、 “♪ 4つのお願い”と言うがある。それに因んだわけではないが、私は今年4月から更なる上達を目指して、4つを同時挑戦し始めた。 それは、アコーステック・ギター、ハーモニカ、ピアノ、そして英語の4つである。 この4つは、もともとある程度出来る。でももっと上手くなり、友人を喜ばせたいとの思いが強くなった。 ギターで言えば、アルペジオが出来、イントロが弾けて、弾き語りが出来ればカッコイイじゃないか。希望は若さの秘訣。「希望がある限り青春であり、希望を失

          4つの同時挑戦 その1・ギター

          雨にけむる奥飛騨温泉郷で新発見

          ここは長野と岐阜の県境にある安房峠。もう何百回通ったことだろう。以前は冬季通行止めだったが、近年トンネルが出来、1年中通りぬけれるようになった。 長野県の上高地の分岐点からその安房トンネルを抜けると、岐阜県側の麓に平湯温泉がある。 奥飛騨温泉郷は、ここから神岡に通じる国道471号線、通称“湯の花街道“に沿って始まる。 平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉と続くが、ここへ来ると私の頭には自動的に音楽スイッチが入る。 曲はもちろん ♪奥飛騨慕情。あ~あ~奥飛騨に雨が降る

          雨にけむる奥飛騨温泉郷で新発見

          ヤギのいる長閑な風景

          ここは富山県・北アルプス立山山麓の粟巣野(あわすの)スキー場。ここにヤギが3頭いて、長閑(のどか)に草を食んでいる。 昨年訪れた時も居たので別に驚きはしないのだが、山羊がゆったりと草を食んでいる風景は、見ているだけで、時がゆっくりと流れ長閑さを感じされてくれる。 だが、時々困ったことにもなる。 ヤギはスキー場関係者が飼っているとのことだが、飼い主は、草を食べさせたいエリアにヤギをつれてきて、その中心に杭を打ち、ヤギの首に30mくらいのリード(紐)をつけておくのだが、大きくな

          ヤギのいる長閑な風景

          落差日本一の称名滝

          写真は、日本一の落差を誇る称名滝です。 富山県にある北アルプス立山連峰から流れ出る雪解け水が集まり、この滝で一気に落ちます。それから常願寺川を経て富山湾に流れ込みます。 それが毛嵐などで富山湾から水蒸気になり、立山に大雪を降らせます。それがまた称名滝を経て富山湾に・・・、まさに「~水巡る~」となります。 立山連峰は標高約3,000m、富山湾は水深1,000m、合計4,000mの落差になります。そんな所は世界でも珍しいとのことです。 この滝を訪れたのは、5月11日。左側が

          落差日本一の称名滝

          2024年5月11日の柳木昭信写真展&トークショーに参加

          2024年5月11日の柳木昭信写真展&トークショーに参加しました。 場所は、富山県の立山登山の基地となる立山駅(旧:千寿ケ原駅)の一角です。 タイトルは「立山・雪 ~水巡る~」ですが、説明を受けて、そのタイトルに納得しました。 日本で3番目に深い富山湾(深さ1,000m)から毛嵐(けあらし)などで、水分が上空に上がり、それが標高3000mの立山連峰にぶつかり、大量の雪を降らせる。それが解けて水になり、川になって再び富山湾に流れ込む。 だから ~水巡る~ となる知的なネーミ

          2024年5月11日の柳木昭信写真展&トークショーに参加

          天童よしみ、フジコ、ハラミちゃん・・・輝く3人から学んだもの

          ■天童よしみのオーラ 武田鉄矢の歌番組「昭和は輝いていた」を見ていたら、天童よしみが出ていた。 個性的な顔立ちと衣装で印象深い人だが、彼女の生い立ちを綴った箇所が上映された。 歌はもちろん上手いが、なかなか売れなかった時代は、ただ歌っているだけにしか見えなかった。 だが、黒のパンタロンにグリーンのジャケットを着て、ヒット曲「道頓堀人情(とんぼりにんじょう)」を歌った時の立ち振る舞いが、私に感動を与えてくれた。 ステージの上で踊る訳でもない、特別なパフォーマンスをする訳でも

          天童よしみ、フジコ、ハラミちゃん・・・輝く3人から学んだもの