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軍用犬を侮(あなど)るなかれ

私の散策コースの一つに、米軍横田基地付近を歩くコースがある。

いつも見慣れた警告看板を、何故かこの日はしっかり読んでみた。
すると最後の方に「当施設は軍用犬によって巡回されている」と書いてある。

でも、そこを何回歩いても、軍用犬は見たことが無かった。さては、単なる脅かしか・・・と思ったが、想いを巡らせると、この基地での軍用犬のデモンストレーションを思い出した。

以前に撮ったその軍用犬の活躍写真を見ていると、軍用犬の凄さがハッキリと蘇った。

ここで注意したいのは、英文と和文の違いである。
英文には「Working Dog Team」と、チームと書いてあるが、日本語には「軍用犬によって」としか書いてない。
日本語だけ読めば、軍用犬だけが単独で、ウロウロと基地内を廻っているように思うが、実際には人間とコンビを組んでいるのである。

この軍用犬、実によく教育されていて、指示を出す人の言うとおりに見事に行動する。

その写真をアップしたので、ご覧頂きたい。
仮にフェンスをよじ登ろうとしたら、あっという間に軍用犬が飛んで来て、取り押さえられることは間違いない。

看板は、決してハッタリでも脅しでもないのである。


写真1:横田基地内のデモンストレーション場所
1994年6月撮影


写真2:担当の人と軍用犬のチーム登場


写真3:犬は静かに合図を待つ


写真4:軍用犬は合図とともに、まさに電光石火飛び出し、
怪しい人間に飛び掛かった。
軍用犬は、噛みつく人間の部位も心得ており、
人間が倒れた後の身のこなしも実に素晴らしい。


指令を出した人が一言いうと、
軍用犬は噛んでいる人間の腕をパっと離した。


まさにこの人と軍用犬は、一組のチームだと思った。

#軍用犬  ”横田基地 


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