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カタマヒのクソ面白くもない無常な日々

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右片麻痺還暦オヤジ。とにかくなるべく書きます。 読んで下さい、救って下さい。
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#障害者

還暦

漱石ちゃんの言う通り、バカでノンキな俺でも、心の奥底には哀しい切ないモノがあるのだよ。

二流の人間は群れになびき、一流の人間は孤独を愛するのさ。

Happy Birthday 俺様。

あーあ、ついにsixtieth birthdayのnice ageとなったのだ。こんな還暦がある?

母上様、父上様、出会いはなく別れを経験して、やっとココまで来ましたよ、だ。

右片麻痺の第二級身体障害者とな

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片麻痺10年目

右片麻痺(ステージ3)の「第2級身体障害者」となって、今日でアニバーサリーとなる10年目を迎えた。東京・あきる野市の友人宅で、早朝、脳出血(cerebral hemorrhage 左視床下部に37㍉)を起こして倒れた日だ。2014年、50歳の誕生日の2日前だった。

都落ちから自己破産、熊本地震、認知症・寝たきりになった両親の、それぞれの介護と看取り…実にいろいろとあったと思う。

とりあえず、麻

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脳卒中

脳の血管がトラブルを起こす脳卒中(stroke)には、主に、脳梗塞(cerebral infarction)と脳出血(cerebral hemorrhage)、くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage)があるが、脳梗塞は血管が「詰まる」ことで、脳出血とくも膜下出血は「破れる」ことだ。俺は左視床下部に37ミリ範囲の脳出血を起こして、右片麻痺という運動障害が残った。原因は高血圧だ。

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右半身の麻痺

いつのまにか、寝返りを打って、いつもの仰向けから、麻痺側の右側を下にして寝てたらしい。起きて歩いても、右側に大きく傾く。壁でも触って支えてないと右側に倒れちゃうくらい。酔ってるように、ちょっと目眩もする。

右半身片麻痺だとこういうこともあるんだよなぁ。

これから徐々に気温が下がってくるけど、例年通りに、あちこちに不具合が出てくるのだろう。腰や膝、腱、筋肉などが痛んだり。

やっぱり半身が麻痺し

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障害者が表現するということ

“障害者”が表現するというアウトサイダー・アート、アール・ブリュット。

障害の有る無しに関わらず、社会から外れてるとの自覚がある時には、その繋がりを回復するための手段の一つとして“表現する”ということがあるかもしれない。

作品に接する場合、障害者が表現したということがその価値を左右するのであってはつまらないと思う。純粋に障害者本人の内省的な表現衝動に価値を見出すのであれば良いけど。

俺も一応

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神経の暴走

当然、片麻痺によりカラダが満足に動かなくてイライラすることが多々あるけど、厄介なのは神経の暴走だ(←俺が勝手にそう思ってる)。

麻痺のある右側の手・脚の筋肉が、意思に関係なく緊張MAXとなって、勝手に突っ張ったり、無様に曲がってしまう痙縮(ケイシュク)が現れる他、右半身を異常に重く感じて、まるで頭の中でシナプスが勝手に回路を遮断する様に動きを拒否して、それが動こうとする意思と喧嘩して、元の神経伝

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ノスタルジックに、かったるいカラダ。

休みの日は、かったりぃ、何もしたくねぇ、というより、ついついゴロンとして動画などを見てしまう。ヤルゾッと思うが、明日からでいいか、今日は休みぃとボケッとしてしまう…。そういう時は決まって麻痺の右半身が重い。まっ、いいか。

もう、倒れて10年も経つし、すでに自分のカラダとして、右片麻痺を受け入れてると思うが、どこかで、ノスタルジックに以前の自分を思う気持ちが残ってる。

たまに、以前なら出来たのに

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脳卒中

脳出血によるカタマヒとなって、もうすぐ10年となるが…。

脳卒中について、海外では3つの呼び方があるという。

「stroke victims」:脳卒中の犠牲者。脳卒中に対して犠牲者と言う言葉から否定的な反応を示し、自分自身は悪い事はしていないのに・・という悲観的なニュアンスを含む。

「stroke survivors」:脳卒中生存者、脳卒中から生き残り、逆境に強い人。

「stroke wa

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脳卒中

俺の、全くの勝手なイメージとして、脳梗塞は、浅黒く陽に焼けて、酒ガブ飲みでタバコスパスパ、塩辛い漬物大好きの、全く融通の利かない田舎のガンコジイさんがなるもの、くも膜下出血は即、死に繋がるもの、そして、オイラの脳出血は、不幸にして生まれ持ったガラスのように壊れやすく繊細な心と時々吐血するような虚弱な体質により、都会に住む薄幸の美青年が世間の荒波に揉まれ、傲慢な奴らの犠牲になって、多大なストレスの果

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