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いちにち・いちとおこ

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日記のようなブログのようなエッセイのようなコラムのような。恋愛のことや、結婚のことや、助平なことや、時に真面目なジェンダーのことなどが、主な関心事。
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#結婚

バツ持ち男の見分け方。ニッチな才能を育ててしまった。

 DAILY ANDS で割とよく読まれた、「離婚歴のある男」についての記事。

 離婚歴があればDVとは限らないけど、離婚歴のある男性と再婚を考える時に一番心配なのはDVの有無だと思うので、これも。

 「元妻話」はよく読まれたなあ、という印象です。

 「離婚歴のある彼氏をどう判断するか」についての記事って、webではよく見かけるので、多分独身女性の多くが関心を持っている事柄なのだと思います。

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「結婚」という仕事でひねもす考えているのは決して「モテ」だの「男ウケ」だのではなく。

「結婚」という仕事でひねもす考えているのは決して「モテ」だの「男ウケ」だのではなく。

 わたしがライターとしてきちんとしたお仕事をしている媒体は基本的に DAILY ANDS のみだが(できればもっと増やしたいが)、このたび書いた記事が20記事近くなり、それがすべて「結婚」関連の記事だものだから、(よくまあこれだけ結婚について語りたいことがあるものだよなあ)と我が事ながらおかしくなった。

 このお仕事はとてもすきだ。なぜかというと、記事を書くお仕事をしなくても結婚についてはひねも

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心の中の熱い思いと、前に向かう冷徹な目と。「働き方の男女不平等」

心の中の熱い思いと、前に向かう冷徹な目と。「働き方の男女不平等」

「働き方の男女不平等-理論と実証分析」
山口一男、日本経済新聞出版社2017

 わたしの仕事は「結婚」と「婚活」である。

 そう公言していると(仕方のないことではあるが)割と勘違いされることもあって、「結婚を増やしたいんだろう」とか「独身者に結婚を勧めたいんだろう」という前提からコメントをいただいたりもする。

 正確に言うとわたしの思いは「結婚するなら幸せになって欲しい」「結婚は幸せとも限ら

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ご家庭内のハラスメントにずっと声を上げていきたい。パネルトーク「#Metooを考える」に寄せて。【其の一】

ご家庭内のハラスメントにずっと声を上げていきたい。パネルトーク「#Metooを考える」に寄せて。【其の一】

 1か月ちかく note を更新していない上に最近あまりふざけた稿を書いていないので、わたしのそういうどうでもいい話がお好きな皆さまには恐縮なのですが、6月は割と絶賛真面目月間でございまして、この記事も真面目記事です。6月は仕事のライティングでも真面目な記事を書いていたのですが、その他にもこんなお仕事をしていました。

 6月の半ばに、「#Metooを考える」というタイトルのパネルトークに、トーカ

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女子へのおススメ参考文献【ケッコン版】

女子へのおススメ参考文献【ケッコン版】

ここでは、わたしがこれでベンキョウしました&結婚を考える女子の皆さまへ是非おススメしたい、そんな本をいくつか、ご紹介します!

私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな
ジェーン・スー/2013/ポプラ社

「アラフォーの星」と勝手にお呼びしているジェーン・スーさんの処女作。30代女子の基本書だなあと思います。「シングル・イズ・ジャンキー」とこの中で結論付けたジェーンさんは現在ま

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女子が高学歴でも高収入でも、別にびびる必要はない。男子も、女子も。

女子が高学歴でも高収入でも、別にびびる必要はない。男子も、女子も。

 昨日書いた稿「なぜ、中国やフィリピンから女子を連れてきてはいけないか。」を、note のおすすめに取り上げていただきました。ありがとうございます。この稿は、今までおそらくわたしの稿を読んだことのなかった方も読んでくださったみたいで、そういうところに届いたことが嬉しかったです。

 今日の稿は、一種その続きです。「女子が高学歴だったり高収入だったりすると、なんか不都合があるのか?」という話です。「

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なぜ、中国やフィリピンから女子を連れてきてはいけないか。

なぜ、中国やフィリピンから女子を連れてきてはいけないか。

 と、タイトルを書いたものの、わたしの上記の問いに対する答えは、「え……だって……どう考えても駄目じゃん」と、あまりにも虚を突かれて思考停止してしまうのだ。皆さまもそう思わないでしょうか。「嫁が足りないからといって、中国やフィリピンから、女子を連れてきてはいけない」という話なのですが。

 そしてもうひとつ困惑していることがある。それはおそらく、「嫁不足のあまり中国やフィリピンの女子を連れてくるの

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ダメ男捨てたい衝動。或いは厭きっぽい?或いは可変性への不信、別れのカタルシス。要は、ネクストステージに行きたい。

 離婚以来、忍耐力が足りなくなった自覚は確かにある。付き合って二、三年経つと相手の図に乗った要求に応えられなくなり、限界がきてスパァンと切り捨てる、そんな繰り返しが不毛であることは分かっているのだが、そういう道を辿りたくなる欲求がむずむずと動き出す。注、彼氏のことを言っているんじゃありません、仕事のことを言っているのです。つまり、お仕事相手たるお役所に我慢がならなくなってきているのです。すみません

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コンサバアラサー女子は、気をつけないと搾取される。「CLASSY」孝。

 一か月ほど前、美容院に行ったら前に置かれた雑誌のひとつが CLASSY だった。この雑誌のターゲット層はどのへんなのかな、と思ってぱらぱらと誌面を見ると、コンサバティブなファッションを好む20代後半から30代くらいをメインターゲットにしている雑誌なんだな、と理解した。わたしはもうその年齢集団から上半身くらいは抜け出しているし、その時着ていた服もスウェット素材のメンズライクなトレーナーに迷彩柄のス

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男性は、もっと自力で自分に構ってあげたらいいのに。【男と結婚_02】

 男性と結婚について考えるシリーズの2回目、ここでは、1回目で述べた「男性は結婚しないと『ケア資源』と『精神的充足』を欠きがちではないのか」という問題提起に絡んで、その根っこに潜む男性のメンタリティについて考えを巡らせたい。しかしここでは、わたしの極めて個人的な経験と印象からぼんやりと心配するだけなので、お読みになった方は男性も女性も、ご自身の身近な例を振り返って思いを巡らせていただけると、嬉しい

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将来的に、モノ消費型の結婚は、終わる。コト消費型の結婚が、くる。【男と結婚_01】

 結婚が語られる時その文脈はいまだに、「男は女からどれだけのケア労働を得られるか」「女は提供するケア労働にどれだけの対価を得られるか」の駆け引き取り引き、その拮抗として語られることが多いように思う。その象徴が、結婚で重視するものとしてよく挙げられる「年収」と「料理の腕」なのだろう。「男が外で稼いで金銭収入を得、女が家でケア労働を担う」分業体制の結婚だ。

 しかし、そんな結婚モデルは日本においては

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予告編。男性こそ結婚についてどうしたいか早めに考えておいた方がいいと思う、その理由ふたつ。【男と結婚_00】

 男性の草食化だの結婚離れだのいう話もよく聞くし、若い女性の専業主婦願望の高まりだとか婚活の若年化だとかいう話もよく聞く。しかし、田舎で結婚支援をしている限りでは、そんな例には出会ったこともない。多分、東京を中心とする都市部と地方の田舎部とでは、かなり潮流が違うのだと思う。

 しかし結婚にまつわる問題として、少子高齢化の先駆者はむしろ田舎だし、賃金が低くて全体的に低所得なのも田舎だ。ということは

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年の差恋愛は、ご高齢男女の特権。だから若さにこだわるな。

 年上の子どもっぽい男が好きなのは、昔からのことなので、振り返ってみると吃驚する(ちなみにハゲヒゲメガネが好きなのは、中学生の頃からだ)。

 高校生の時、先生を好きになった。その頃わたしは高校3年生の尻の青い少女だったが、相手は無精ひげだらけの30歳手前、アラウンド中年男だった。くらもちふさこ先生の「海の天辺」が確か連載中で、それを読んでは羨ましさに悶えた。現実にそれをやらかしたら未成年者淫行で

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「人の心を読む」ことと「人のニーズを汲む」ことと「自分で判断する」ことは全くの別物だから、男の人は一体どれが苦手だって言ってるの?

 うちの父の対面コミュニケーションは、だいたい相手のニーズを外す。質問をすると大抵(それを訊いているんじゃない)という答えが返ってくるし、ニュースを見ていると、画面からの情報提供に集中しているのに、訊いてもいない傍流の知識の披露が始まる。甘えたくて寄ってくるネコを放置する一方で、抱かれたい素振りも見せていないネコを急に抱き上げて嫌がられたりする。これで観光ガイドなどもやっているので、(観光客にちゃ

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