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いちにち・いちとおこ

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日記のようなブログのようなエッセイのようなコラムのような。恋愛のことや、結婚のことや、助平なことや、時に真面目なジェンダーのことなどが、主な関心事。
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#女

名画の画家たちを勝手に「付き合いたい順」でランキングしてみた。

名画の画家たちを勝手に「付き合いたい順」でランキングしてみた。

 先日お仕事で名画作品のプロフィールを調べてまとめるというのをやって、何名かの画家たちの作品を100作品超調べて書いた。面白くてかつとても疲れる仕事だったんだけれども、その疲れのうちの何割かは(えええー……こんな男とは絶対付き合えない……無理!)というげんなりした感想だったので、そのことについて書いてみたい。(え……ちょ、かっこいい……)もありましたけど。

 勿論大急ぎでざざざーっとやる必要のあ

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ご家庭内のハラスメントにずっと声を上げていきたい。パネルトーク「#Metooを考える」に寄せて。【其の一】

ご家庭内のハラスメントにずっと声を上げていきたい。パネルトーク「#Metooを考える」に寄せて。【其の一】

 1か月ちかく note を更新していない上に最近あまりふざけた稿を書いていないので、わたしのそういうどうでもいい話がお好きな皆さまには恐縮なのですが、6月は割と絶賛真面目月間でございまして、この記事も真面目記事です。6月は仕事のライティングでも真面目な記事を書いていたのですが、その他にもこんなお仕事をしていました。

 6月の半ばに、「#Metooを考える」というタイトルのパネルトークに、トーカ

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離婚した時、もうセックスは終わりだなと思っていた。【cakes version】

離婚した時、もうセックスは終わりだなと思っていた。【cakes version】

<第二回cakesクリエイターコンテスト応募作品>

 この稿の最初のバージョンを書いたのは、note で書き始めて2か月くらいの2017年4月のことだ。今から約1年前ということになる。その稿の出だしはこうだ。

 どうも自分の書くものは助平すぎる。そう思わなくもない。今日も助平な話になりそうだ。最近、様々な皆さまが「スキ」を押してくださるが、話の内容によって、「スキ」を押してくださる方の性別が分

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女子をエンパワーメントする映画、か?あれ?ううん?だけど。「へルタースケルター」

女子をエンパワーメントする映画、か?あれ?ううん?だけど。「へルタースケルター」

 ツイッターでフォローしてくださっている方から「女性のエンパワーメントがテーマの邦画、なにかおススメはないでしょうか?」という問いかけをいただいたので、おおお、ううーん、と思って朝の身支度をしながらつらつら考えた。映画はそれほど観ないし最近田舎にいるのでさらに観てないし、そもそもわたしのフェイバリット映画がデレク・ジャーマン監督の「カラヴァッジオ」という嗜好なので(札幌のシアター・キノと東京のアッ

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女子へのおススメ参考文献【ケッコン版】

女子へのおススメ参考文献【ケッコン版】

ここでは、わたしがこれでベンキョウしました&結婚を考える女子の皆さまへ是非おススメしたい、そんな本をいくつか、ご紹介します!

私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな
ジェーン・スー/2013/ポプラ社

「アラフォーの星」と勝手にお呼びしているジェーン・スーさんの処女作。30代女子の基本書だなあと思います。「シングル・イズ・ジャンキー」とこの中で結論付けたジェーンさんは現在ま

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女子が高学歴でも高収入でも、別にびびる必要はない。男子も、女子も。

女子が高学歴でも高収入でも、別にびびる必要はない。男子も、女子も。

 昨日書いた稿「なぜ、中国やフィリピンから女子を連れてきてはいけないか。」を、note のおすすめに取り上げていただきました。ありがとうございます。この稿は、今までおそらくわたしの稿を読んだことのなかった方も読んでくださったみたいで、そういうところに届いたことが嬉しかったです。

 今日の稿は、一種その続きです。「女子が高学歴だったり高収入だったりすると、なんか不都合があるのか?」という話です。「

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なぜ、中国やフィリピンから女子を連れてきてはいけないか。

なぜ、中国やフィリピンから女子を連れてきてはいけないか。

 と、タイトルを書いたものの、わたしの上記の問いに対する答えは、「え……だって……どう考えても駄目じゃん」と、あまりにも虚を突かれて思考停止してしまうのだ。皆さまもそう思わないでしょうか。「嫁が足りないからといって、中国やフィリピンから、女子を連れてきてはいけない」という話なのですが。

 そしてもうひとつ困惑していることがある。それはおそらく、「嫁不足のあまり中国やフィリピンの女子を連れてくるの

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男が張り合ってくる、っていうのは、確かにあるよ、確かにな。

男が張り合ってくる、っていうのは、確かにあるよ、確かにな。

 今週はびっくりするほど疲れた。彼氏とデートしても最近それほど疲れなかったので油断してたら、びっくりするほど疲れた。多分、いっこ前のデートの時わたしが my period だったからだと思う。そのへんの因果関係は、どうぞ察していただければ幸いです。

 年を取ったせいか疲れが即座に出ないので、2日経った昨日どっときて、体調の谷を記録したので、昨日はネットとのコンタクトを一切断った。大島弓子さんの「

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わたしたちは身の内に両面性を抱えて。被害と加害、自分と相手を尊重すること。

 大好きだった人に縁を切られたことがある。今になって振り返ってみれば、(縁くらい切られるわなあ)という感想が出てくるから、あの当時の自分は相当頭がおかしかったと思う。具体的な事柄を挙げることはしないが、総論として言えばあの頃、わたしはずっとその人に「依存と強要」で詰め寄っていた、そういう感じだった。結婚する前、30代の半ばくらいのことだ。

「依存先を分散せよ」は自立の鉄則だというが、その頃のわた

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「初めての時、イタカッタ」と彼氏が言った。男子も女子も、「初めての時」に寄せて。

 初体験は遅かった。具体的な年齢は忘れてしまったが、20代の終わりか30代の初めだった筈だ。その頃漠然と、(このままだと一生セックスしないで終わりそうだ)と思ったので、偶然知り合った人に誘われるままさっくりとやってしまった。しかも、その体験を小説にして、とある胡散臭い出版社の小さな賞に出して小さな賞を獲得してしまったので、今では、やってくださった方ごめんなさい、という気持ちで一杯である。さらに、本

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はあちゅうさんと、うちの町の性加害事件に寄せて。わたしたちは、都合のいいストーリーを押し付けられる。

 はあちゅうさんが声を上げたことを契機に、どこか根が生えたように動き難くて、大きな流れを妨げられていた日本の #Metoo が、動き始めた。

 これを受けて、いろいろな声が上がり始めている。日本を動かす大きなうねりだと思っている。その動きを感じつつ、先日うちの町で起こった事件について、あらためて考えた。うちの町にそのムーブメントはまだ波及していない。町のトップ層はなんら毅然とした見解を示さなかっ

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コンサバアラサー女子は、気をつけないと搾取される。「CLASSY」孝。

 一か月ほど前、美容院に行ったら前に置かれた雑誌のひとつが CLASSY だった。この雑誌のターゲット層はどのへんなのかな、と思ってぱらぱらと誌面を見ると、コンサバティブなファッションを好む20代後半から30代くらいをメインターゲットにしている雑誌なんだな、と理解した。わたしはもうその年齢集団から上半身くらいは抜け出しているし、その時着ていた服もスウェット素材のメンズライクなトレーナーに迷彩柄のス

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「依存型彼女を持つ男子の気持ち」が分かるような気がする。うちのネコの話ですけど。

 出張で3日間不在の週末と、彼氏とのデートで3日間不在の週末を2週連続で続けたら、帰ってきてからのこの1週間、ネコの甘えっぷりが酷いのだ。このネコの話です。家にいる間中離れない。つきまとう。膝に乗ってくる。気に入らないとすぐ文句を言う。寝る時は布団の中で、わたしが寝返りするたびに顔の向いている側に入り直す。腕の中に入ってくる。内側に内側にぐいぐいくる。ぐいぐいぐいぐい、in, in, in, in

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今日も日記。高齢男子との恋愛について、高齢男子からの意見を得た。

 先週末の連休、彼氏のところに行って、久しぶりに体がガタガタに。月曜日は殆ど死んでた。彼氏が「genki?」と訊くから「almost dead(泣)」と答えたけど向こうはよく分かってなくて、「are you okay?」と疑念も込めて訊くと「chotto sleepy」って、えええー、高齢男子なのに!眠いだけかよ!元気すぎじゃねぇのかよ!今の歳でこれだから、彼氏はデート中「15年前に会ってたら君は

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