絶ッッッッ句
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おいしいですね。 しとしととした彼女のつぶやきは、物理学的にいえば全く通らない。しかし一言一句違わず僕には明瞭に入ってくる。お酒を飲んで騒ごうという会にあるまじ…
こびりつく朝の砂のつぶ、 とおくの稜線が濃くなるのとおなじそくどで 頭蓋骨の中に君が増えていく とまれのあかい標識 とか、 コンビニの安いドーナツ とかにも ほ…
やァシイラカンスといふものが 飾られていると聞いたのだが (和服を着崩している、ちらりと見える脇差) 古代も古代の大神秘、アフリカなる地の珍物とな と語る彼の背には、…
落ちる雪の 僕らを照らすように 夜風にひとさじのグラニュー糖 瞬く間に掻き消えた すっかり黒んだ電波塔は もう使われていないのだ 規格に合わない合理性は わがままな月…
パンの上で溶けた砂糖の甘い匂いが キラキラしただけの子たちといっしょにエスカレーターを登ってくる お揃いなキーホルダーがいくつか音を立てて ふわりとした金木犀の匂…
ぺトリコール香る頭の大きな僕の背で 髪を右手でクルクルやる君と脚 途端、「夏だね」の声で 空気と心臓が揺れた 君が そんなことを言うから この花壇のアジサイは紫にな…
細雪に情けなく腕を震わして 遠雷と聞き違うほど 深い産声を上げる哀しみに 「何かあったのかい」 クジラの大質量に掻き消されていく 調律の狂った行進曲のまま 「僕が支え…
突き通る雲、 垂直に白く 怒りなほどに透明で 真ん中の葉っぱをひとひら 詩を書き付けてやる と思うと途端に何も浮かばない コンクリートジャングルを歩くけど 昨日には…
水のように 貴方のやわらかい雪原に す 、 ぅ… …と、 金属同士が触れ合うが歪な 和音は起こるはずも無く 互いに世界観を譲り合い、 止揚の結果とし…
グリーンルームを透き通る光にとって 心は常に凪いでいるのと変わらない だからこそ太陽は私を こんなにちくちく照らすのだろう 眩しい 明るすぎて 私のキタナイ毛穴や、…
足を失った蟻が歩いている 触覚を大袈裟に揺らし左右に振れ 大顎に加えた蟲の足を取り落としつつ あちらこちらと隊列を乱す 元来の大自然の摂理に外れているが 何らかの変…
愛 夕 雨
オオオ,ルルル,ゴゴゴ,ーーー,ルルル, ,,,は さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, …
2024年1月23日 02:18
おいしいですね。しとしととした彼女のつぶやきは、物理学的にいえば全く通らない。しかし一言一句違わず僕には明瞭に入ってくる。お酒を飲んで騒ごうという会にあるまじき静黙に、確かに反芻して何度もすんなり心の中に入ってくる。憂いをいくつか秘めたような笑顔、風が吹いたら飛んでしまいそうな華奢な体、さてどう扱ってしまっても壊れてしまいそうな相手に何を話そうか。「それ、1口…、……くださいよ」既に僕が口を
2023年3月22日 00:18
なんか仕様変わった?
2023年3月22日 00:17
こびりつく朝の砂のつぶ、とおくの稜線が濃くなるのとおなじそくどで頭蓋骨の中に君が増えていくとまれのあかい標識とか、コンビニの安いドーナツとかにもほんのりとした起爆剤を含んでクローゼットの奥にしまったはずの髪留めなんだってそうだったあの時はそれほど輝いててこの雲がクリームだったら僕はイチゴになれないのかなっていう君みたいな僕のセリフを君は覚えて
2023年2月5日 00:19
2023年1月24日 01:51
やァシイラカンスといふものが飾られていると聞いたのだが(和服を着崩している、ちらりと見える脇差)古代も古代の大神秘、アフリカなる地の珍物とな と語る彼の背には、幾人もの影現代を生くる化石なのだよと父君からは教えられたものだ鮭 商人はこっそりと見せたのだ それは見紛う事なきただの鮭であるが詮方無いこと それは彼の真実であるアフリカから来たる白い歯の男は言う コントラストの
2022年11月17日 19:03
落ちる雪の僕らを照らすように夜風にひとさじのグラニュー糖瞬く間に掻き消えたすっかり黒んだ電波塔はもう使われていないのだ規格に合わない合理性はわがままな月の光から慈愛にも見えるつめたさ、突風がドーナツの穴を通り抜けていく口に酸っぱさを残して
2022年4月2日 01:11
パンの上で溶けた砂糖の甘い匂いがキラキラしただけの子たちといっしょにエスカレーターを登ってくるお揃いなキーホルダーがいくつか音を立ててふわりとした金木犀の匂いが混ざる、幼稚なおとぎ話の花畑を眺めてるみたいでそそくさと逃げるようにして相手には聞こえないよう下向きに鼻で笑った数学にイライラしていたんだ前髪の作り方とか、ピアスを開ける場所とかそんなことばかり気にする彼らがキラキラに
2022年4月1日 00:36
ぺトリコール香る頭の大きな僕の背で髪を右手でクルクルやる君と脚途端、「夏だね」の声で空気と心臓が揺れた君が そんなことを言うからこの花壇のアジサイは紫になってしまった生物係なんだから、と撫でてみてけれど粗野な撫で方に アジサイはいくつかの輝きを 落として乱暴に 野性的に 暴力的に無闇やたらと伸ばされれた手が僕の心臓を無制限に 無限大に 無条件に奪い攫ってゆくた
2022年1月29日 23:27
なんやかんや嬉しいな
2022年1月26日 23:13
細雪に情けなく腕を震わして遠雷と聞き違うほど深い産声を上げる哀しみに「何かあったのかい」クジラの大質量に掻き消されていく調律の狂った行進曲のまま「僕が支えるさ」そう言って笑えばそれだけでいいだろうか 教会に神が寄り付かないように、僕から君は離れていってその内に僕の中でも教義が分かれてあぁ これは これこそが祈りで軽く灰に染められたクジラたちが星の心臓に炭素を投げつけて
2022年1月15日 16:55
突き通る雲、垂直に白く怒りなほどに透明で真ん中の葉っぱをひとひら詩を書き付けてやると思うと途端に何も浮かばないコンクリートジャングルを歩くけど昨日には花咲いてたわだかまりがふぅっ … と空いていた幼稚園児が白いクレヨンで飛行機雲を描いていて「そうやって使うんだ」呟いた空を駆けていく一閃、僕はまるで怒りみたいだ
2021年11月30日 17:29
水のように貴方のやわらかい雪原に す 、 ぅ… …と、金属同士が触れ合うが歪な和音は起こるはずも無く互いに世界観を譲り合い、止揚の結果として取り乱したのは、蜂蜜のような赤押し花みたいな貴方はもうずっと笑顔で途端たなびく雲煙の上ピアノの雨を浴びる鼓膜を情景が濡らした朝、
2021年11月28日 00:39
グリーンルームを透き通る光にとって心は常に凪いでいるのと変わらないだからこそ太陽は私をこんなにちくちく照らすのだろう眩しい明るすぎて私のキタナイ毛穴や、傷や、涙を前方に映し出してしまいそうで恐ろしくなったのでカラスウリの花が咲く。月面の静かな海が溺死させる水と肺胞の唾液との混色で映し出されたキャンパスの色を枕に空へと足を投げ出してくらげ私はくらげだ都会に煽ら
2021年10月19日 22:37
足を失った蟻が歩いている触覚を大袈裟に揺らし左右に振れ大顎に加えた蟲の足を取り落としつつあちらこちらと隊列を乱す元来の大自然の摂理に外れているが何らかの変革が蟻の世界においてあったのだろうか誰しも彼に手を差し伸べている食べ物を置いて笑みかけて、しばらくして離れてゆく一匹を除いては一匹だけ、あれこれと騒いでいるがすすすと彼に近づくと食事の邪魔をしている これはお前の
2021年9月17日 15:36
愛夕雨
2021年9月14日 00:42
オオオ,ルルル,ゴゴゴ,ーーー,ルルル,,,,は さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,,さざ波,,, さざ波,,, さざ波,,,さざ波 ,,, ,,,のように虹の貝殻が波打ち際に訪れ,,,乾いた砂粒ばかりが,,,,,,私の心を満たす,,,