さくらこ@飛田新地
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お正月の飛田新地に出勤したときの話
お正月は年一番の書き入れ時です。
大晦日、飛田新地に出勤すると、店にはマスターの作った鏡餅が飾られており、待機部屋のこたつには、早くもお節料理、お雑煮、みかんが並んで、テレビでは年越し番組が流れています。
こんなちゃんとしたお正月は初めてだったので、私はうきうきしました。
(それまで年越しはひとりで過ごすか、平安神宮で巫女のバイトをしていました。)
玄関から聞こえる賑やかな呼び込みと、部屋の女
飛田新地に体験入店に行った私の話⑧
●閉店後のお店の中23時55分になると飛田新地に懐かしいオルゴールのような音楽が流れて、ガラガラと戸を閉める音があちこちから聞こえだし、午前0時には全てのお店が閉店します。
この時間は飛田新地料理組合で決められたものなので厳守されています。守らないと除名で営業できなくなります。きゃー。
玄関の盛り塩を捨てたり、お茶のコップを洗ったりといった閉店作業が終わると、この店のマスターさんが集金にやって
飛田新地に体験入店に行った私の話⑦
●飛田新地の専門用語お客さんが1人上がってひと安心です。
飛田ではボウズの状態から1人上がることを”元がつく”といいます。おばちゃんが「元つけてもろてよかったなぁ」と言ったり女の子が「元つかへん…」と落ち込んだりします。
あとは、”元茶”と言って、験担ぎに飲み物を出前で頼んだりします。おばちゃんによっては、店全体の上がりの悪い日には自腹で女の子たちに近所の喫茶店からジュースの出前をとって空気を変
飛田新地に体験入店に行った私の話④
●難解な初心者講習おばちゃんが、お客さんが来たときの流れを説明してくれました。
が、正直分かりにくい…!
例えばこんな感じです。
私「え、お茶出すのとお金もらうのはどっちが先ですか?」
おば「だからお客さん来たらな、はじめから言うで?一緒に上がってな、何分か聞くやろ?そんときあんまりすぐ聞いたら愛想ないからな、ちょっと話しや。あとこの時期は冷たいお茶の方出しや。冬はな、このポットやねん。あとは