さくらこ@飛田新地

飛田新地で働く中で出会った物事について。西成区の意味不明な日常。幼少期を反映する深い性癖ワールド。人生どうしてこうなった感。

さくらこ@飛田新地

飛田新地で働く中で出会った物事について。西成区の意味不明な日常。幼少期を反映する深い性癖ワールド。人生どうしてこうなった感。

    最近の記事

    お正月の飛田新地に出勤したときの話

    お正月は年一番の書き入れ時です。 大晦日、飛田新地に出勤すると、店にはマスターの作った鏡餅が飾られており、待機部屋のこたつには、早くもお節料理、お雑煮、みかんが並んで、テレビでは年越し番組が流れています。 こんなちゃんとしたお正月は初めてだったので、私はうきうきしました。 (それまで年越しはひとりで過ごすか、平安神宮で巫女のバイトをしていました。) 玄関から聞こえる賑やかな呼び込みと、部屋の女の子たちの準備の喧騒を横目に、頬を赤くした濃いめの化粧をします。 その日は大晦

      • 初めてメイン通りに座ったときの話

        人通りが5倍 = 5倍稼げる、だと思っていた時期が私にもありました…なお話。 ●メイン通りに行く日 裏通りのお店で、女の子たちも優しいし特に不満もなく過ごしていました。 しかし思うのは 😡人通りが少ない!メイン通りならもっと稼げるのでは? 😞でもマスターに言われないってことは、そのレベルじゃないのかな…。 マスターに言い出せず日々を過ごしていました。 そんなある日、出勤するといきなり言われました。「今日はメイン座るか?」 えっ急だな!? でも飛田新地ではいつも急なの

        • おじさんに大金もらったらダンゴムシになった話

          ●擬似恋愛ってどんな感じ? 風俗嬢にとって馴染みさん(常連)というのはとても有難いです。 売り上げ的な意味ではもちろんですが、一見さん(初めての客)の中にはたまに盗撮やゴム外しや暴言を吐いてくる客がチリメンモンスターの如く混ざっており、その心配がないのが有難いのです。 初めてのお客さんは控え目に言って初対面の見知らぬ人です。なので初回プレイ中は (不自然な太ブチ眼鏡、カメラ付いてないかな…) (全然喋らない…楽しんでるかな?変な人なのかな?なのかなじゃないな現時点で変な人

          • 初物食いのお客さん

            ●一見さん上がりまくりの秘訣モヤモヤを抱えながらも、玄関でニコニコしているとお客さんはガンガン上がってくださいました。裏通りとはいえお店の誰よりも一見さんが上がって、お茶に怯えていた私は自信をつけ始めました。 しかしこれにはマジックのタネがありました。 飛田には、新入りの女の子を好む「初物食い(はつものぐい)」と呼ばれるお客さんがいるのです。(ふつうは季節の野菜や魚に使う言葉なので、風流な言い回しだなぁと思います。) が、別に新人だからといって表示があるわけでもないのに

            飛田新地と住民票

            ●採用必要書類のドン引いたこと体験入店を済ませ、本入店となりました。 とはいえ、契約書を交わしたりはしません。 女の子も「最近あの子来ないな〜」と思っていたら数週間して「辞めるから荷物取りに来るって昨日連絡きたわ〜」という感じなので、本入店だからといってなにということはありません。 よく聞く入店祝い金も私のお店にはありませんでしたので、体験入店の延長のような感覚でした。 最初から最後までハンコを使うことも履歴書を出すこともありません。ただ、住民票だけは必須です。これには本籍

            飛田新地に体験入店に行った私の話⑧

            ●閉店後のお店の中23時55分になると飛田新地に懐かしいオルゴールのような音楽が流れて、ガラガラと戸を閉める音があちこちから聞こえだし、午前0時には全てのお店が閉店します。 この時間は飛田新地料理組合で決められたものなので厳守されています。守らないと除名で営業できなくなります。きゃー。 玄関の盛り塩を捨てたり、お茶のコップを洗ったりといった閉店作業が終わると、この店のマスターさんが集金にやってきます。おばちゃんから総売り上げと伝票を受け取りそろばんを弾いたあと、女の子とお

            飛田新地に体験入店に行った私の話⑦

            ●飛田新地の専門用語お客さんが1人上がってひと安心です。 飛田ではボウズの状態から1人上がることを”元がつく”といいます。おばちゃんが「元つけてもろてよかったなぁ」と言ったり女の子が「元つかへん…」と落ち込んだりします。 あとは、”元茶”と言って、験担ぎに飲み物を出前で頼んだりします。おばちゃんによっては、店全体の上がりの悪い日には自腹で女の子たちに近所の喫茶店からジュースの出前をとって空気を変えてくれたりします。元茶という名前ですがお茶とは限らず、最近ではむしろジュースの

            飛田新地に体験入店に行った私の話⑥

            ●初めての有償セ◯クス6畳ほどの狭い和室に、おじさんが脱ぐ衣摺れと有線の音楽が流れます。 (話が逸れますが、一度飛田でASMR(咀嚼音)を録音させてほしいっていうマニアックなお客さんが来たときに有線を切ったところ、今度は代わりに隣の喘ぎ声がめっちゃ聞こえてきて、有線必要だわぁ…ってなりました。有線には、無音の気まずさを緩和するだけでなく、隣の部屋の声が聞こえないようにする目的があるようです。) 服を脱いだお客さんはフル◯起状態でした。 前回に引き続き、これも新鮮で(え、まだ

            飛田新地に体験入店に行った私の話⑤

            お客さんと一緒に階段を上がり、5畳ほどの狭い和室に入ります。部屋にはえっちなグッズがごちゃごちゃ入ったカラーボックスと、小さなテーブル&座布団と、古めかしい敷布団(掛け布団は無い)とゴミ箱がありました。 テーブルの上には、昔の女の子が書いてくれたと思われるボロボロの手書きのメニュー表があります。可愛い丸文字。このメニュー表を書いた女の子は今はもう30代で結婚しているかもしれないし、20代前半で鬱で死んでいるかもしれません。 そんな手書きのメニューを見ながら、 「えっと、初

            飛田新地に体験入店に行った私の話④

            ●難解な初心者講習おばちゃんが、お客さんが来たときの流れを説明してくれました。 が、正直分かりにくい…! 例えばこんな感じです。 私「え、お茶出すのとお金もらうのはどっちが先ですか?」 おば「だからお客さん来たらな、はじめから言うで?一緒に上がってな、何分か聞くやろ?そんときあんまりすぐ聞いたら愛想ないからな、ちょっと話しや。あとこの時期は冷たいお茶の方出しや。冬はな、このポットやねん。あとはやって降りるだけや。な?お金は先におばちゃんに渡すんやで。それでタイマー回すんや

            飛田新地に体験入店に行った私の話③

            ●お店に到着「すみません遅くなっちゃって!」 店先に座るおばちゃん(通称やり手ババァ)に声をかけました。 飛田新地は、よく似た長屋が並んでいるので迷いやすく、しかも盗撮禁止で携帯が使いづらいため、私は初日から遅刻してしまったのです。(地図は紙に印刷して持って行ったほうが良いです…。) しかし「あー、新しい子やな」と全く気にする様子もありません。おおらかです。 玄関から上がろうとすると「ちゃうちゃうこっちや」と、すぐ横のドアから中に入るよう言われました。 店に入ると、普

            飛田新地に体験入店に行った私の話②

            容姿が日本トップレベルで有名な飛田新地の面接にのこのこ行った貧乳の話。 ●飛田マスターと待ち合わせJR天王寺駅に着くと、一見普通のお兄さんがいました。喫茶店ででも面接するのかなーと思っていたら、速攻で車に乗せられました。オープンスペースでは出来ない話もありますからと言われちゃあ仕方ありません。 にこやかに挨拶するお兄さんに負けじとにこやかに返答しつつ、頭の中では必死に車のナンバーを復唱していました。こっそり録音もしていました。にこにこ。 表面上なごやかな車は、さっそく飛

            飛田新地に体験入店に行った私の話①

            飛田新地で働いている私の体験談を書いていきます。時系列順なのでまずは体入からです。 お店選び〜面接予約編 ●お店選びの情報戦 飛田新地の地図 飛田新地では、店の立地が大切らしい。メイン通り→青春通り→大門通り→裏通り→妖怪通り→年金通りの順に人通りが多くて、その中でも通りの端っこと中央では差があるらしい。 そんならメイン通りに座りたい。 でも、店名を出して募集しているサイトは0。 マジで全くない。 「メイン・青春のお店です。電話番号090-XXXX-XXXX」