経営者が自分の就活を振り返る 就活生の目線では分からないこと
こんばんは、就活で一つ以外全落ちしていたアドバイザーのこうたです。
ちなみにアルバイトも一つ以外全落ちです。
一年振りくらいにnoteのお題記事を投稿します。
一部でも共感できる部分があったら嬉しいです。
私はいわゆる三流大学に在籍しておりましたが、就活に力を入れている大学でした。
私が偏差値の低い大学の中でここを選んだのは、就職率が圧倒的に高かったからです。
長年の信用か、一部の大企業からもそこそこの評価を得ていた印象です。
実際に公開された就職先企業一覧を見て、こんなに有名企業に入った人がいるのかと驚いた記憶は忘れません。
私は一応一部上場企業に入社しましたが、冗談抜きに名前を書けば入社できるボーダーでした。
募集人数が300人ですしね。
すぐ辞めておいてなんですが、この業界に拾ってもらわなければブラック企業くらいしか入らせてもらえなかったでしょう。
1.なぜ全部落とされたのか?
『使えなさそうだから』
この理由に尽きます。
実は唯一働かせていただいたコンビニの店長に言われたセリフがあります。
「こうたくんって面接の印象と実際がだいぶ違うよね」
普通に聞いたら、面接で猫被っていて通ったら本性を出すという意味に思えるでしょう。
でも自覚のある私には真意が分かっていました。
「あー、僕、使えなさそうですもんね」
「あはははは」
否定しろよと思いましたが、分かりやすい肯定でした。
当時同じ職場だった今の友人にも、「仕事が絶対できないタイプの人だと思っていた」と言われています。
他のコンビニに落とされたのにここだけ受かった理由は、
「真面目な人でぶっ飛びはしなさそうだと思ったから」
どうやら私の前の学生が連続で行方不明になったらしいです。
見た目も中身も真面目なのが私の唯一の長所ですからね笑
私の会社には真面目な人が多いんですけど、確かにぱっと見は仕事ができなさそうです。
でも堅実に安定した仕事ぶりを見せてくれます。
爆発的に数字を出すけど扱いづらい人材よりも、バランスの良い人材のほうが個人的には好きです。
ただ企業は即戦力を求める傾向にあるため、真面目なだけに見える人って敬遠されがちなんですよね。
上司の指導次第でいくらでも化けるのにね…………
まあ爆発的な人も企業には必要不可欠なので、あくまで個人的にはの話になりますが。
2.競争相手の圧がすごい
就活になると、周囲の熱が半端ないです。
合同説明会にしろ、集団面接にしろ、グループディスカッションは特に。
俺が俺が状態になり、アピールの苦手な人は圧されて静かになってしまいます。
しかもどこ行ってもみんな同じようなエピソードを繰り返し、その中で自分も同じようなことを言うのが嫌になっていました。
選考を通過できていないのに笑
ただでさえ使えなさそうな雰囲気の人が、量産型アピールに辟易かつ萎縮してしまったらもはや使い物になりません。
しかも資格や特技もないとくれば、相手からしたらただ真面目なだけの凡夫。
そりゃあ他の人を優先するでしょう。
3.なんとかして爪痕を残したい
説明会で積極的に質問をするとか、グループディスカッションで進行役を率先するなど。
前章で触れたアピールとなる行動をしようと躍起になる人ばかり。
当然私はその圧に押され、その行動の意味も見出せずに何もしませんでした。
経営者となって、その辺の話を何人かに聞いてみました。
やはり記憶に残りやすいので、特別に秀でた人がいなかったり悩んだりした時はとりあえず通過させる傾向にあるのだとか(ただし下っ端に限る)。
しかし一方で、私みたいに捻くれた人は悪印象となって落とすようです。
つまり、人によって捉え方が異なるというわけですね。
この辺のお話は、過去に投稿したことがあります。
4.就活に失敗しても人格否定されたわけじゃない
就活どころかアルバイトすら落とされ続けて、私も一時期は自分が嫌になりました。
でも冷静に分析をすれば、自分の伝え方が下手だっただけ。
そして紐解けば、運が悪いだけで全落ちすることだって珍しくありません。
今は派遣社員も正社員への道が示される時代です。
アルバイトであっても、その経験は決して無駄にはなりません。
絶望せず、気楽に生きてください。
人が成長して実績を上げる時は、いつだってちょっとしたきっかけです。
就職も同じで、ひょんなことで思いもよらぬ出会いがあるかもしれませんよ。
私の記事が、誰かの一助となれば幸いです。
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