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思考力の鍛え方 実践練習その2 その行動は『成功する行動』と『失敗しない行動』どちらですか?

こんばんは、経営者のこうたです。

今回は取り組みの改善点や考え方の正誤を理解するために、順序立てて抽出していく思考法です。

経営者や上司の基礎的なビジネス思考のようなものと考えてください。




思考力とはなんぞや?
IQを上げたい!

などの疑問を持った方は、基礎編をご参照ください。


そして、分析&思考の細分化をして、より効果的な方法を模索しようというのが初級〜中級編のお話でした。

今この場で思考力を鍛える訓練をすぐに実践したい!

と思っていただいた方は、上記の記事をまずはご覧ください。

普段の思考がいかに細かいものなのかを知ることができます。


分析&思考の細分化をしたうえで、私の意見を軸に自らの意見を出す。

そしてその意見を集約することで、0⇨1の自分の意見を作り出すのが上級編の内容でした。

会議で発言できるような思考を手に入れられます。





1.推奨環境

自宅でPCを前に行うことを推奨します。

とりあえず本記事では、私の過去記事とその解説を元に実践するものです。

PC上でブラウザを2つ開き、片側に過去記事、もう片側に解説記事を出しておくのが基本になりますね。

ただ、過去記事は目を通せば必ずしも出しておく必要はないので、携帯1台でも問題はありません。

器用な人は頭の中で思考するだけでもいいですが、最初のうちは紙に書きながらがいいですね。


私の意見に対して意見を述べるディベート形式ではなく、私の意見を元に「自分はどうだろう?」「あの人はどうだったかな?」と模索するのみ。

この思考を繰り返すだけで、上級編を外出先で思考するだけで練習ができるようになると思います。

私はいつも電車で行っていますし、そこでnoteのネタを思いついていることもありますから。





2.どちらの意見?

今回のテーマはこちらの記事から。


『成功する行動』と『失敗しない行動』どっちが向いている?

『成功する行動』とは

『失敗しない行動』とは

その行動のリスクに気づいていますか?

利益とリスクのバランス

何をもってその利益とリスクを小さい・大きいと捉えるか


今までは一つの議題に対して、なぜそのような結論となったのかの思考フローを書き出していました。

今回は記事の流れを書き出しており、その一つ一つの項目を自分の場合に当てはめて思考していただきます。



ゆえに最初に考えてもらうのは、直近の取り組みは『成功する行動』なのか、『失敗しない行動』なのかどうか。

これは結果的にどちらだったのかではなく、自身はどちらのつもりで取り組んだのかを思い出してください





2.それは本当に『成功する行動』?

私の記事では、端金を集めてお金を稼ぐ行為は、『成功する行動』に含まれないと解説しています。

ケースバイケースですから、小金稼ぎが必ずしも『成功する行動』ではないと断言できるものではありません。


明確な使い道、目的があるのであれば間違いではないでしょう。

ですが、物事の行動には高確率でマイナス面も介在しています。


マイナス面を理解し、そのうえでプラスが大きい行動であると判断しているのか? ということです。



本記事は思考することで思考力を鍛えるのが目的なので、直近の取り組みのプラスとマイナスを抽出してみましょう。





3.それは本当に『失敗しない行動』?

直近の行動が多くない人は、過去の成功体験や失敗体験を思い出してもいいですね。


『失敗しない行動』のつもりが大きな失敗をしてしまった。

それは本当に『失敗しない行動』だったのか?

前章で説明したように、プラスとマイナスをきちんと把握できていたのか?


この辺りを記憶から抽出してみましょう。



私の記事では、

・焦らずに現状維持に努める
・時間をかけて未来のために地盤を固める


と解説しています。

こちらもケースバイケースです。

共通すべきは、マイナス面がプラス面を上回ってはいけないこと。





4.利益とリスクのバランスは正しいですか?

小さな利益と小さなリスク △

小さな利益と大きなリスク ×

大きな利益と小さなリスク ◎

大きな利益と大きなリスク ○

私の記事ではこのような解説をしています。

ここまでで直近の取り組みのプラスとマイナス面を抽出したと思いますので、天秤にかけましょう。



この表はざっくりしすぎているので、「×」じゃないよね? ぐらいの意味しか持ちません。

ですが抽出して冷静に考えた結果、大きいと思っていた利益は全体で見ると小さく、リスクがないと思っていたらとんでもないリスクが潜んでいた、なんてことはよくあります。


こんなざっくりした表でも改めて見ると、「言うほど大きい利益じゃないかもなあ」「あれ、このリスクわりと大きいんじゃない?」と考え直すきっかけになるのです。





5.何をもって小さい・大きいと判断するのか?

結局、改めて考えたら違ったとなるのは、この大小を間違えて判断していたからに他なりません。


これは過去の経験、実績、会社の状況、自分の状況等を全て鑑みて判断するべき要素です。

でも思考力が足りないと、判断材料が欠けた状態で判断してしまうんですね。



今回抽出した出来事が過去のことであれば、どうすれば良かったのかを再考するといいでしょう。


もしも今取り組んでいることであれば、それが適切か否か。

否であれば、どう軌道修正するべきか。


つまりは俯瞰して見直してみるということ。




過去の思考力記事でも言っているように、必ずしも実行に移す必要はありません。

思考することそのものが大切なので、『成功する行動』なのか『失敗しない行動』なのか、はたまたどちらにも当てはまらない間違えた行動なのか。


それが断言できるように細分化して思考してみましょう。

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