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子どもの思考力はどうすれば鍛えられる?

こんばんは、経営者のこうたです。

とあるママさんから、「子どもの思考力はどう鍛えるのが効果的ですか?」というご質問をいただいたので記事を作成しました。





1.分野を絞る必要はない

大人と子どもとでは、原動力も今必要な思考力も異なります。

大人は性格が功を奏して鍛えられる人もいれば、環境が半ば強制して鍛えられる人もいます。

全員がとまでは言いませんけど、大半は義務感で思考力を鍛えるのが大人です



一方で、子どもの原動力は好奇心

勉強を義務感でやろうとすると投げ出すのと違い、好奇心を満たすための行動であれば義務になりません。


ただし好奇心の元は人それぞれで、ちょっとしたきっかけを子ども自ら見つけるものです。

テレビに出るような専門特化の子どもは、全て好奇心から独学で身につけています。

スポンジのような吸収力で大人顔負けですよね。


でもあれって、大人が押し付けて覚えさせているわけではありません。

子どもが何かのきっかけで興味を持ち、自ら調べて勉強をすることで専門的な知識を身につけているわけです。

そしてその分野での「なぜ?」を自ら探し出し、推測(思考)する楽しみを実感します。



つまり、大人側が分野を絞って思考力を鍛えるようなことを強制させてはいけません。

学校のように、様々な分野に触れる機会を与えましょう。





2.モヤモヤさせて、疑問を与える

一度波に乗れば、子どもは勝手に思考力を鍛え始めます。

しかし波に乗るまでが大変で、思考を放棄するのが基本です。

この『思考の放棄』が当たり前になると、大人になっても放棄が癖になってしまうんですね。


「親は簡単に答えを教えてはならない」と言いますが、この言葉をストレートに捉えるのは三流です。


子どもの「なんで?」を無視してしまえば、疑問を持ってもスルーすることが癖になります。


大人でもよく、「あの人の名前が思い出せなくてモヤモヤする」なんてことがありますよね?

これは、思い出せそうなのに思い出せないモヤモヤが原因です。


子どもの場合、考えれば分かりそうなのに分からない、がモヤモヤとなり得ます。

であれば、一つ目のきっかけの答えは教え、その答えからさらなる「なぜ?」を提供してモヤモヤさせればいいのです。




思考力を鍛えるのは子どもが勝手にやります。

大人がするのは、疑問を与えるサポートです。





3.自ら疑問を作り、自ら考える癖がつけば充分

そもそも子どもの思考力ってなんなのでしょう?


専門性を身につけること?
勉強に取り組むこと?
IQを高めること?


いいえ、違います。

大人同様に思考のスピードを高め、瞬時に対策や方向性、リスクの予見やその回避案を生み出す思考力を身につけることです。

上記3つは、副産物に過ぎません。



そしてよほどのことでなければ、大人が求める思考力にまでは到達しません。

上記3要素が片鱗として現れる程度なのです。


しかし癖が身につけば、高校や大学へ行く頃には思考力として発揮できるようになります。

社会人でも早くに発揮できることでしょう。





4.なぜ思考力を鍛える必要がある?

社会人になれば、思考力の必要性は嫌でも分かります。

そもそも社会人になっても分からない人は、幼少期の教育が正しくなかったと言えましょう。

最も、私も幼少期の教育に成功した子どもではなかったので、だからといって必ずしも問題だとは限りません。

あくまで癖づけが済んでいるため、他の人よりもアドバンテージがあるというくらい。


私はその辺の学歴持ちよりも思考力が高い自信がありますので、アドバンテージはあくまでアドバンテージ。

最終的に差がつくものではありません。





5.親が押し付けたら間違いなく逆効果

言い訳や責任のなすりつけではありませんが、私が勉強をしなかった要因の一つに、親のやり方に問題があったからだと思っています。

だからと言って、今の自分に不満があるわけではありません。

私はたまたま、自身で思考力の必要性と鍛え方に気づきました。


しかし一般的に、親が英才教育を意識して子どもに押し付けると、子どもは反発します。

反発しなかったとしても、どこかで大きな反動を示します。



あくまで子どもが主体に思考力を鍛えるのであって、親が育てるのではありません。

ここを勘違いすると失敗するか、大人になって変わり者になるかと、親の望まぬ結果になるんですね。





6.オススメのサポート法

複数ありますが、文章できちんと伝えるとなるとなかなか長文になって大変なので、簡単かつ効果的な方法を一つご紹介します。


それは、本を与えること

今あなたが想像した量ではありませんよ。

100冊を超える本を定期的に与えましょう。


本屋に行き、子どもが興味を持った本を買い与えます。

最初は親が適当に買ってきてもいいでしょう。

親が読んでいる姿を見て真似をしますから、読書の誘導に力を入れるのもありです。


分野を絞らずに本を読ませ、ある程度経てば子どもが分野を絞って選ぶはずです。

子どもが専門性を持ち始めたら、本以外の提供をするといいですね。





7.成功も失敗も親が決めることではない

失礼な話、このような記事をたまたま目にしたから読んでいただいたのならともかく、調べまくって辿り着いたのなら注意が必要かと。

失敗は親のせいだし、成功は子どもの好奇心のおかげ。


大人になって初めて、子どもは親のサポートのおかげだと気づきます。

私の好きな、松丸亮吾くんやメンタリストのDaiGoさんのお母様がそうであったようです。




親が子どもの可能性をなくしてしまわないように、今一度自分の行いが正しいかどうかを考えてみてください。

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