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「サルは売り切れました」
毎日、帰りにとおる道すがらに
サルがいる。
そのサルは人の声に反応して、声を出して踊る。人形のサルだ。
無性にそのサルが気になるものの、毎日話しかけられないでいる。
まるであの頃の初恋のようにといえば、聞こえはいいが、それはまるでパーティーに突然参加し、みんながそれなりに盛り上がる中で、自分だけシャンパングラス片手に誰にも話しかけられず立ちすくんでいるときかのようだ。
お店の人の目がある
自分を変えてはいけない話とインドアグラの停電の夜
昔の知り合いがとある舞台に立つというので、その舞台を見に行った。
そこにはその知り合いのご家族も来られていて、舞台が終わったあと、そのご家族とお茶をすることになった。
カフェには舞台に立った本人、そのお母さん、そしておばあちゃんがいた。
僕がタバコを吸うことをそのお母さんは知っていて、お母さんもおばあちゃんもタバコ吸いなので、席は喫煙所の近くになった。
おばあちゃんは喫煙所で楽しそうにタバ
イケメンとは本当にイケてるメンズのことをさす言葉なのか
「イケメン」てなんで「イケメン」なんだろう?
そう思ったことないですか?
今回は、その謎について少しだけ迫っていこうと思う。
私はイケメンではない。
それは、サザエさんの最も人気なキャラクターが居酒屋のサブちゃんではないというくらい明らかである。
では果たしてサザエさんの人気投票をしたとして、誰が一番人気になるのかと聞かれると全くわからない。ていうか、サザエさんはそういう類の漫画じゃない。
ヘアスタイルとネイルこそアンミカが考え出した人類の叡智なのかもしれないという話
アンミカみたいな人がいたから、僕たちは髪を切ることや爪をアレンジすることを楽しめている。
最近「足の爪って伸びなくてよくない?」みたいなコメントをSNSか何かで読んだ気がする。
気がするだけなので、自分がそう思ったことを勝手にSNSのせいにしているだけかもしれないが。
それはともかく、僕はこの意見を読んだときにものすごい共感を覚えつつも、違和感を感じてしまった。それが冒頭に書いた「足の爪、髪の
マレーシアに行くのにはお金が必要です
マレーシア旅の初日。クアラルンプールからコタバルという街へ向かう飛行機のなかで、僕は迷いに迷っていた。
隣に座っている、日本人の女性に話しかけるかどうかを。
女性に話しかけるといっても、決してナンパ目的ではない。
僕はコタバルへ向かう飛行機の中で、この先旅を続けられなくなるかもしれない緊急事態にふと気づかされたのである。
「お金がない。」
その時、僕の財布には100マレーシアリンギット(日本
近くのスーパーではなぜ毎日パクチーが売り切れているのか
いつも決まったスーパーにいく。行く時間もほぼ同じ。仕事終わりにスーパーに寄る。
野菜コーナーをぶらぶらしている時、いつも残念に思うことがある。パクチーが売り切れているのだ。
パクチーが好きだ。あの匂いや味が与える料理へのアクセント。あれがいい。だから、サラダに投入してやろうと思い、毎回スーパーに寄るたびにいつもパクチーを買い求める。でもいつも時すでに遅しである。
パクチーの棚はすでに空になって
関空を探検するもうまくいかず一青窈の「もらい泣き」を聞いてもらい泣きしそうになった話
生きるのが下手だ。レンタルビデオを最長2ヶ月延滞したことがあるくらいに生きるのが下手だ。
同時に、旅も下手だ。旅に出るとだいたい何かしらやらかす。
この夏に行ったマレーシア旅でも、つくづく旅下手を実感した。
なんなら0日目。旅がはじまる前ですら、旅下手だった。
何も下調べせずに出向いた空港で、やることがなさすぎた結果、もらい泣きしそうになった。
マレーシア旅の前日、関西国際空港に滞在した。
自分は今何がしたいかわからない人へ
自分探しをしたことはあるだろうか?
なんだか、恥ずかしい言葉だけど、自分が何者か知りたい願望はみんなにあって、その答えを見つけたい人はたくさんいると思う。
見つけたくない人もいて、見つからない人もいる。
ただ、そこには数学みたいに明確な答えがあるわけでもなく、数学者が解法を示すように、あなたはこういう人だよとは、誰も教えてくれない。
そんなもの、誰かに決められてたまるかという気持ちがある一
日常に期待しすぎないことがワクワクを倍増させるのかもしれない
「今日は何が起きるかな。」と、毎朝考える。
それ自体は素敵なことだし、否定する気はない。
ただ、少し考えてみると日常に何かを期待しすぎることで、自分の生活のハードルを上げすぎているような気がしなくもない。
ドラマが好きだ。
ドラマの中では、いろんな事件が起きる。毎回、何かが起きて、毎回、それがドタバタと解決に向かっていく。
恋愛ドラマなら、すれ違いがおきたり、ライバルが現れたり。突然のキ