てりやき/teriyaki

旅エッセイスト/旅に関するためにならないエッセイが多め/2017年に世界一周/ 執筆の…

てりやき/teriyaki

旅エッセイスト/旅に関するためにならないエッセイが多め/2017年に世界一周/ 執筆の依頼は、ryo32980@gmail.comまでお願いします/

マガジン

  • 日々のこと

    日常生活の中で、体験したゆるーいことや、考えたゆるーいことを、さらにゆるーく綴っています。ガチガチになった身体の力をゆるめたい時に読んでいただけると幸いです

  • 旅の失敗話を集めたよ

    旅先では、トラブルはつきもの。むしろ旅での失敗はおいしいと思え。世界を旅する中で失敗したことをいろいろ書いています。皆さんからの旅先での失敗話も募集中です!

  • ゆるゆる世界一周旅行記

    世界一周した時のことを書いた旅行記をまとめています。旅行記はすごくゆるゆるです。ゆるしてください。

  • ゆるストイックに生きる

    豊かな人生を送りたい。でも、ストイックなことばかり頑張れないという皆でアイディアを出し合う、「ゆるストイック」という思考法についていろいろ書いてみます。

  • 究極の朝ごはんを求めて

    朝ごはん。優雅な響き。幸せの象徴。そんな朝ごはんの中の究極を求めて、いろんなモーニングを行脚したり作ったりする過程をエッセイにして紹介しています。

最近の記事

  • 固定された記事

ボロブドゥール遺跡で女子中学生と一緒に写真を撮って泣いた

誰かと写真が撮れて嬉しかった経験はありますか? 芸能人?スポーツ選手? 先にいっておくと、僕は変態ではない。断じて誓う。信じてほしい。 ただ、そんな変態でない僕が、女子中学生と一緒に写真が撮れて、久しぶりに泣いた。 「タイタニック」以来泣いてこなかった全米が「アルマゲドン」をみたときくらい泣いた。(それは少し言い過ぎかもしれないが) 事件はボロブドゥール遺跡で起きたボロブドゥール遺跡。 いわずと知れた「世界三大仏教遺跡」の1つ。 8世紀とか9世紀に建てられたにして

    • 「サルは売り切れました」

      毎日、帰りにとおる道すがらに サルがいる。 そのサルは人の声に反応して、声を出して踊る。人形のサルだ。 無性にそのサルが気になるものの、毎日話しかけられないでいる。 まるであの頃の初恋のようにといえば、聞こえはいいが、それはまるでパーティーに突然参加し、みんながそれなりに盛り上がる中で、自分だけシャンパングラス片手に誰にも話しかけられず立ちすくんでいるときかのようだ。 お店の人の目があるし、こんなに図体のでかい30代の男が突然サルに話しかける姿を見たら、小さな子ども

      • 自分を変えてはいけない話とインドアグラの停電の夜

        昔の知り合いがとある舞台に立つというので、その舞台を見に行った。 そこにはその知り合いのご家族も来られていて、舞台が終わったあと、そのご家族とお茶をすることになった。 カフェには舞台に立った本人、そのお母さん、そしておばあちゃんがいた。 僕がタバコを吸うことをそのお母さんは知っていて、お母さんもおばあちゃんもタバコ吸いなので、席は喫煙所の近くになった。 おばあちゃんは喫煙所で楽しそうにタバコを燻らせながら、僕にこう聞いた。 「何年くらいタバコ吸ってはる?やめようと思

        • イケメンとは本当にイケてるメンズのことをさす言葉なのか

          「イケメン」てなんで「イケメン」なんだろう? そう思ったことないですか? 今回は、その謎について少しだけ迫っていこうと思う。 私はイケメンではない。 それは、サザエさんの最も人気なキャラクターが居酒屋のサブちゃんではないというくらい明らかである。 では果たしてサザエさんの人気投票をしたとして、誰が一番人気になるのかと聞かれると全くわからない。ていうか、サザエさんはそういう類の漫画じゃない。 (ちなみにサブちゃんについて調べてみると、サブちゃんは浮江さんに憧れているとい

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        記事

          ヘアスタイルとネイルこそアンミカが考え出した人類の叡智なのかもしれないという話

          アンミカみたいな人がいたから、僕たちは髪を切ることや爪をアレンジすることを楽しめている。 最近「足の爪って伸びなくてよくない?」みたいなコメントをSNSか何かで読んだ気がする。 気がするだけなので、自分がそう思ったことを勝手にSNSのせいにしているだけかもしれないが。 それはともかく、僕はこの意見を読んだときにものすごい共感を覚えつつも、違和感を感じてしまった。それが冒頭に書いた「足の爪、髪の毛、アンミカ問題」である。 足の爪を切るのは確かにとんでもなく面倒だ。特にお腹

          ヘアスタイルとネイルこそアンミカが考え出した人類の叡智なのかもしれないという話

          マレーシアに行くのにはお金が必要です

          マレーシア旅の初日。クアラルンプールからコタバルという街へ向かう飛行機のなかで、僕は迷いに迷っていた。 隣に座っている、日本人の女性に話しかけるかどうかを。 女性に話しかけるといっても、決してナンパ目的ではない。 僕はコタバルへ向かう飛行機の中で、この先旅を続けられなくなるかもしれない緊急事態にふと気づかされたのである。 「お金がない。」 その時、僕の財布には100マレーシアリンギット(日本円にして約3,100円)しか入っていなかった。 この後、コタバルの街で一泊し、

          マレーシアに行くのにはお金が必要です

          近くのスーパーではなぜ毎日パクチーが売り切れているのか

          いつも決まったスーパーにいく。行く時間もほぼ同じ。仕事終わりにスーパーに寄る。 野菜コーナーをぶらぶらしている時、いつも残念に思うことがある。パクチーが売り切れているのだ。 パクチーが好きだ。あの匂いや味が与える料理へのアクセント。あれがいい。だから、サラダに投入してやろうと思い、毎回スーパーに寄るたびにいつもパクチーを買い求める。でもいつも時すでに遅しである。 パクチーの棚はすでに空になっており、横で売られている謎のハーブが侵略していたりする。 さてはこのスーパー、パ

          近くのスーパーではなぜ毎日パクチーが売り切れているのか

          関空を探検するもうまくいかず一青窈の「もらい泣き」を聞いてもらい泣きしそうになった話

          生きるのが下手だ。レンタルビデオを最長2ヶ月延滞したことがあるくらいに生きるのが下手だ。 同時に、旅も下手だ。旅に出るとだいたい何かしらやらかす。 この夏に行ったマレーシア旅でも、つくづく旅下手を実感した。 なんなら0日目。旅がはじまる前ですら、旅下手だった。 何も下調べせずに出向いた空港で、やることがなさすぎた結果、もらい泣きしそうになった。 マレーシア旅の前日、関西国際空港に滞在した。 出発時間が朝早く、チェックインに間に合う時間に空港へ行ける気がしなかったのだ。

          関空を探検するもうまくいかず一青窈の「もらい泣き」を聞いてもらい泣きしそうになった話

          雨の日の思い出を美化してもいいじゃない(ベトナム ハロン湾) 

          ハロン湾は豪雨だった。 いきなりエモい書き出しで申し訳ない。(どこから湧いてきたんだその自己肯定感) もしかすると世界に一人くらいは、この書き出しをみて川端康成の新作かもと思った人もいるのかもしれない。そんな人がいたら、読書という行為から足をあらった方がいいかもしれない。 ただ、今回の話はエモくもなんともないし、もちろん『雪国』のような抒情豊かな話でもない。 簡単にまとめると、ベトナムのハロン湾で豪雨にあい、ビチャビチャになったというだけの話だ。(すごくつまらなさそうで

          雨の日の思い出を美化してもいいじゃない(ベトナム ハロン湾) 

          自分は今何がしたいかわからない人へ

          自分探しをしたことはあるだろうか? なんだか、恥ずかしい言葉だけど、自分が何者か知りたい願望はみんなにあって、その答えを見つけたい人はたくさんいると思う。 見つけたくない人もいて、見つからない人もいる。 ただ、そこには数学みたいに明確な答えがあるわけでもなく、数学者が解法を示すように、あなたはこういう人だよとは、誰も教えてくれない。 そんなもの、誰かに決められてたまるかという気持ちがある一方、誰か教えてくれないかなー自分が本当に今やりたいことって思うこともある。 今

          自分は今何がしたいかわからない人へ

          自分だけができないのかもって思った時に読んで欲しい息継ぎの話

          「自分だけ」と思うことないだろうか? 「自分だけできてないのかな」とか、 「自分だけ苦手なのかな」とか。 「どうして自分だけ」と自分を責めることはないだろうか。 そんな時、ふと思い出す景色がある。 舞台は南国パラオ。世界中のダイバーが憧れるこの場所で、体験ダイビングを申し込んでしまったときのお話。 それまでシュノーケルすらしたことがなくて、パラオにきて初シュノーケルして、盛大に海水を飲んだ。合計で、5リットルは飲んだんじゃないだろうか。クジラもびっくりだ。 この時

          自分だけができないのかもって思った時に読んで欲しい息継ぎの話

          翌日休みの日は「才谷」にもつ鍋を食べに行った方がいい

          (注意喚起) この文章には「口がくさくなる」というワードが出てきますが、それに引っ張られて読むのをやめてしまうと、口がくさい状態で大好きなあの子に告白をしたあとくらいの後悔にさいなまれることになるため、どうか途中で離脱せず、最後までお読みください。 翌日が休日で、誰とも会う予定がない日に行くべき場所があります。 それが、神戸の「才谷」というもつ鍋屋です。 人気者とは程遠いため、GWの予定も特になかったので、才谷へ行ってきました。 先ほどから「えらく翌日の予定のことを気

          翌日休みの日は「才谷」にもつ鍋を食べに行った方がいい

          一回でうまくいかなければもう一回やればいいんじゃない?

          髪を切りに行き、思ってたんと違うとなりなんだか人生がいやになった経験はあるだろうか? 人生には、思っていた通りにいかないことがある。だからこそ面白いともいえる。ただ、わかっていてもそんな時はなかなかに絶望してしまう。ワクワクしていたからこそ、何か違う感が否めないときの絶望感は半端ない。 だけどそんな時、もう一度挑戦すればうまくいくこともあるかもしれない。 ベトナムのハノイでそんなことできごとがあった。フォーが美味しいこの街で、パンチパーマになることにおびえながら、パーマ

          一回でうまくいかなければもう一回やればいいんじゃない?

          タイのアユタヤで夫婦喧嘩をうまく回避したが結局妻がブランカになりかけた話

          今回は、炎天下のしたの夫婦喧嘩がいかにやってはいけないことかと、妻がブランカになりかけるタイのアユタヤのあるスポットについて書いてみたい。 タイのバンコクからアユタヤに行った。 アユタヤはかつて王朝があった場所で、遺跡がいっぱいあるので自転車を借りてまわった。 最初は、アユタヤに残る多くの遺跡や多くの涅槃像にそれなりに興奮していた。 ただ、アユタヤは暑い。 自転車を漕ぎながら、カンカン照りの日差しに焼かれ、だんだんと遺跡がいやになった。 泳げたい焼き君が、毎日、まい

          タイのアユタヤで夫婦喧嘩をうまく回避したが結局妻がブランカになりかけた話

          日常に期待しすぎないことがワクワクを倍増させるのかもしれない

          「今日は何が起きるかな。」と、毎朝考える。 それ自体は素敵なことだし、否定する気はない。 ただ、少し考えてみると日常に何かを期待しすぎることで、自分の生活のハードルを上げすぎているような気がしなくもない。 ドラマが好きだ。 ドラマの中では、いろんな事件が起きる。毎回、何かが起きて、毎回、それがドタバタと解決に向かっていく。 恋愛ドラマなら、すれ違いがおきたり、ライバルが現れたり。突然のキスシーンも訪れる。 (ちなみにロンバケの第6話で、キムタクが山口智子に「キスし

          日常に期待しすぎないことがワクワクを倍増させるのかもしれない

          イースター島のモアイから、「肩書きの無意味さ」を教わった話

          絶海の孤島に行った。 イースター島のことだ。モアイといえばのイースター島。イースター島といえばのモアイである。 よくよく考えると、モアイがなぜあそこまでの人気と知名度を誇っているのかは謎だ。でも、モアイはなんかいい。 そんなイースター島では、意外にどこにもかしこにもモアイがいるわけではない。いくつかのモアイが見れるスポットがあって、そこまで、レンタカーや自転車、強者は徒歩で行ってモアイを見ることが必要になってくる。 僕がイースター島に行って一番驚いたことは、この事実だ

          イースター島のモアイから、「肩書きの無意味さ」を教わった話