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想像力②想像力の育成に向け、大人がもっておかなければならない大切な心構え

今日は前回の記事の、続き。
私がセミナーで講師となり話した内容を
文章にしました。

前回の記事を読みたい方はこちらから

だけど今日の記事から読んでも
意味は通じると思いますので

今日の記事を読んでいただき
興味をもってもらえたら
前回にもどるのでも大丈夫です!


3.想像力を鍛えるために大切なこと

前回の続きなので3からスタートです。

子供や部下を育てるためにどうしたらいいか?
大きなポイントが3つあります!

それは

①「なんで?どうして?」にはすぐ答えない。
②仮説をいくつも立てさせる。
答えは1つとは限らない。
③忍耐力を自分が身につける。


の3つです。

子供はよく何で?どうして?
と聞いてきますよね。

余裕がある時はいいですよね。
だけど忙しい時にこの
何で?どうして?が繰り返されると

つい
いいから!早く冷める前にご飯食べなさい!
などと怒ってしまうときありませんか笑?


何でラーメンの上に手のひらかざすと温かいの?
と聞かれたとします。

ラーメンが熱いからだよ。と答えます。

なんで?熱いと上も温かいの?と聞かれます。

あっためられた空気が登っているからだよ。

なんで?

なんであったまると空気は上にいくの?

いいからラーメン食べなさい!!

ていう感じです。笑

どうして空は青いの?
など答えづらい質問もよく飛んできますよね。

皆さんかっこよく答えようとしなくていいんです。

今日のお話で
もうこの何でどうして地獄から
みなさんは、抜け出せることができます!


この「何でスパイラル」に陥らないための
魔法の言葉、お伝えします。

なんで?と言われた時は
どう答えるか?
それは、、

「なんでだと思う?」

と、聞き返してください。

おめでとうございます!

もう皆さんは子供の「何で?どうして?」
に、頭を悩ませることはなくなります。

聞かれた時にいつもこう答えればいいんです。

「何でだと思う?」

時間に余裕がある時ですよ。

「なんでだろうねー」とか「不思議だねー」
は、似てますけどダメです。

問題が解決していません。
きちんと、問題を作る必要があります。


必ず
「なんでだと思う?」でお願いします。
そこから広げていく大事な問いです。

ここで!
「教えたい衝動」は押し殺してください。
答えを言ってはいけません。

電子ジャーに封印してください。

「何でだと思う?」と聞けば
子供は自分で考え始めます。

しばらく黙ったからと言って、すぐに

「じゃあヒントあげようか」は無しです。

もし、向こうが求めてきたら
考えてあげてください。

だけどあくまで
「一緒に考える」スタンスです。

それまでひたすら待ちます。

やがて
子供は何かしら発言します。

ここで注意です。
出した答えが、正解とは程遠かったとしても

必ず肯定してあげてください!!

答えに困ったら!
なるほど君は〇〇と思ったんだね。

と笑顔で復唱するだけで充分です。


子供は大人が思いもよらない考えを言います。
先入観ゼロだから。

思いもよらない答えが返ってくることは
折り込み済みという
広い器をもってください。

よく理想の答えと違う考えを、
述べた児童を無視して

自分が求める回答をする子供だけを
肯定する教員がいます。

大人が勝手に道筋を作ってはいけないんです!



繰り返しますが
やらなきゃいけないことは
「何でだと思う?」
と聞く。


なんで手のひらをラーメンの上に
かざすと温かいの?と聞かれても

何でだと思う?と聞きます。

我が子は少し考えて、
わかった!湯気が出てるからじゃない?

へー、湯気が出てる時は
手をかざすとあったかいんだね!
よく気づいたねー。

と言ったら
満足そうにラーメンを食べていました。

大事なのは子供が納得することです。
正解は求めなくていいのです。

ここまでいいでしょうか。
①は「何で?どうして?」には
すぐに答えないでした。


さらにここからもう一歩です!

それは、

②自分の考えをもたせたら、仮説を多く立たせる。
キーワードは「他にも考えられることあるかな?」

です。
想像力を養う時の最大重要ポイント
とも言えます。


「子供自身」に仮説をいくつももつことが大切!
という考えを身につけさせる、必要があります。

これが、とっても大事です!!

その状態で、
子供に考える時間をちゃんと作ってあげます。

私は授業中、これを徹底しました。

何で?の答えを考える時間だけで
1時間費やした時もありました。

それくらい自分の考えをもつことは
想像力を鍛えるために必要です。

生きてく上でと言ってもいいでしょうか。

沈黙に耐えられない教師は
不安になり喋り出してしまいますが

私は全く気にしません。
予定通りに授業なんて
終わらなくてもいいんです。

とことん
子供達の、思考に付き合ってあげて
楽しんでしまいましょう。

そして、
自分の考えをもったなら
それを何個もたせます。

ここで大きく想像力が養われます。

さあ、ここまできたらあと一息です。

子供がなんで?
と聞いてきたら
何でだと思う?

子供が自分の考えを言うまで待ちます。
言ってきたら、

そうだねー。そうかもしれないね!よく考えたね!
と肯定します。

できれば、
なんでそう思ったの?と逆に聞きます。
ここで根拠をしっかりもたせます。


こかまで、しっかり言えたら
こう聞いてあげてください。

「他に考えられることはないかな?」


問題が生まれたら
仮説を考えますよね。
次に、仮説の根拠をいいますよね。

そのあとすぐ実験
じゃないんです。

仮説は何個も立てるのです。

「仮説は1つで満足させてはいけません。」
理科の授業でよく言ってました。

まてよ?この可能性もあるな。
これはどうかな?

色々な仮説を立てて
それを1つ1つ本当にそうなのか
確かめるためにする活動

それが「実験」です!!

やっとここで実験ができるのです!


道端に落ちている石があったとします。
【問題】
なんでこの石はここに落ちてるの?
【仮説】
コンクリートがかけたのかもしれないね。
誰かがもってきたかもしれないね。
風でとんできたのかもしれないね。
【実験】
じゃあ本当にそうか確かめてみよう

このように自分で立てた問いに対して
その答えをいくつも考える

これが想像力を鍛える上で大切です。

1番愚かなことは
大人が答えを教えて、道を示してしまう。
ネタバレ禁止です。

つい経験を伝えたくなる。
教員もやりがちです。

そんな教員に伝えたいのは

あなたは何度も経験しているかもしれませんが
子供達にとっては

生まれてはじめての、そして
最初で最後の学びなんです!

そのことを忘れないでいただきたい!
これは大人の余計な親切になります!

さて今日のまとめです。

まとめ
①「なんで?どうして?」にはすぐ答えない。
②仮説をいくつも立てさせる。
答えは1つとは限らない。

ここまで来たら後一息、
大人が、人を育てる時に絶対もっていなければならない
力、忍耐力について次回お話しさせていただきます!

セミナーの私の持ち時間は
約20分ほど
そのうち5分は子供達の発表している動画でした。

実質しゃべっていたのは15分ほどだと思いますが、
ものすごい早口で情報を伝えてたこともあり、

このnoteで前回併せてこれで2分のI程度です。

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