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【一人旅】2024.03映画『ゴールデンカムイ』が最高すぎたので北海道へ②開拓の村

実写映画『ゴールデンカムイ』が最高すぎたので、居てもたってもいられず北海道にやってきました。

1日目は小樽を巡って1泊。
2日目は北海道開拓の村へ向かいます。

※この先は映画及び原作の内容に触れています。
ネタバレにご注意ください。


▶︎小樽から新札幌へ

ホテルをチェックアウトして、名残惜しく小樽を後に。朝起きたら吹雪でした!
夜の間にたっぷり雪も積もってて一面真っ白。

駅のホームも真っ白

開拓の村へのアクセスは、新札幌駅からバスで20分ほど。
新札幌駅も開拓村も初めて行くからちゃんと辿り着けるか不安…。旅先でバス乗るのってちょっとハードル高めですよね。

キャリーを持っていたので新札幌駅で預けたかったのですが、duo-1の地下1階に広めのロッカーを発見。

600円くらいのサイズが300円でした。
場所もわかりやすい。

ちなみに開拓の村でも100円ロッカーがあり、うれしいことに返金されるタイプ。
受付でも無料で手荷物預かりしてもらえるそうです。

新札幌駅からバスターミナルまでは分かりやすく案内も出ていたので、迷うことなくバス乗車◎

途中、バスで野幌(のっぽろ)という地名のバス停があって思わず「のっぽろ…」ってボヤいたんですが、「次は野幌森林公園〜」とアナウンスが流れたあと車内の色んな人が口々に「ノッポロ」「ノッポロ?」「ノッポロ!」って呟いてるのが聞こえてきた。
みんな声に出して読みたい野幌。語感が良い。


▶︎北海道開拓の村

開拓の村へ到着。
積雪がすごい。

銀世界。
キャリー預けてきて良かったと思った
かいたくのむr (雪ドサァ)

開拓の村は、北海道版の東京たてもの園という感じ。
北海道各地の歴史ある建造物を移築復元・再現した野外博物館です。

ゴールデンカムイの聖地オブ聖地となっていて、そのほとんどが作品内に登場します。

親孝行の息子です。御報謝願います。

開拓村への出入り口になっている旧札幌停車場。
-コミックス24巻第240話[菊田特務曹長]
-アニメ4期48話[発射]
土方陣営が物売りに変装しているシーンの背景などで登場。
かわいい赤ピンクの屋根なのですが、雪で白くて別の建物っぽく見える。

サッポロ雪まつりで大雪像になったんだと、馬橇体験スタッフのお姉さんが誇らしげに教えてくれました。

・映画で使用された馬橇

旧札幌停車場の中でチケットを買って入場(入村?)するのですが、こちらにはゴールデンカムイ関連の展示がいくつも。
野田サトル先生、そしてアニメで杉元役の小林親弘さんと、リパさん役の白石春香さんのサイン。コミックス全巻と展の図録まである。

親弘さんの杉元の声めちゃくちゃ好きで、格好良いのはもちろんアハハウフウしてたと思ったら急に感情が入ってない空っぽな声出すんですよ。
あと「うんこじゃねぇよ」の言い方が面白くて好きなんだけど(アニメ3話)、山崎賢人くんの「うんこじゃねぇよ」も凄く良い「うんこじゃねぇよ」だった。
うんこじゃねぇっての(ホロリ)

映画で使用された馬橇も展示されています。
ものすごく間近で見れるのでテンション上がる!

映画の画面で見るよりも、意外と小さく感じる
こんな狭い場所であんな大立ち回りを…
この木?の部分どうやって作ってるんだろ

馬橇に引きずられる杉元の気分を味わえるサービスも開始されたそうです。
開拓の村さんのはしゃぎ具合が色々伝わってきてかわいい。

台本が置いてある
台本ほしい
キャストのサイン入りポスター&サイン色紙
噂のゴールデンはっぴ
洗濯する時はネットに入れないとツレそう
撮影に使用された建物一覧

ここで都合よく撮影に使用された建物一覧をゲットしたので、案内図を片手にロケ地を回ろうと思います。

・開拓の村食堂 にしん蕎麦

その前に、

にしんそば 1050円

食べるでしょ。
にしん蕎麦。

作中にも登場するにしん蕎麦。
映画でにしん蕎麦食べてるシーン、湯気もっくもくでめちゃくちゃ美味しそうだったな〜。
初めて食べましたが、甘辛いお出汁が効いてて美味しかったです。しかし並み盛りなのに麺が湧いて出てるのかと思うほど量あった。

お腹が満たされたところで、どこから回るか作戦会議。
MAPをもらい、撮影場所一覧を元に映画で使われた場所をチェックしていきます。

それ以外はどこを見に行こうかな〜と考えるわけですが、閉館(閉村?)時間が16:30であまり時間もないから優先度高い場所から回りたい。

でも開拓の村は聖地ありすぎだし、似たような建物も多いからどれがどのシーンの場所か分からないよぉ。。。><
そんなとき!
超絶おすすめなガイドブックがこちら。

ゴールデンカムイの聖地巡礼と言ったらnagichabinさん。
nagichabinさんの記事にはめちゃくちゃお世話になっておりまして、その網羅性もさることながら分かりやすさが半端ない。
施設情報もありがてぇ。
読んだ人を聖地巡礼へと誘なう導きの書です。
そろそろ公式ガイドブックとして出版なさってもいいんじゃないかと思ってます。
集英社さんどうですかね。
出版されたらきっと大谷翔◎平あたりが全国の小中学校及び公共施設に寄贈するところまで踏んでいます。

筆記用具持ってなかったので仕方なく
売店でシマエナガボールペン買った
本当に仕方なく

そんな感じで今回も参考にさせていただきながら行きたいところチェックし始めたら、ほぼ全部になった…
もう無理な気がする。
とりあえず絶対に行きたいところだけ強めにマークして、散策を開始。


▶︎映画ロケ地

・市街地群 メインストリート

映画で何度か映る小樽の街。

「そしてここ…小樽だ(どぉぉぉん)」
てれれ れーれーれー てれれれれれー♪(BGM)

の後、津田健次郎さんのナレーションが入るあたりで杉リパの2人が会話するシーンで映る十字路がここ。
道も真っ白で映画そのまんまで、自分がゴールデンカムイの世界へ入り込んだ気持ちになれるすごい!

ちなみにこの日まで映画を10回鑑賞済みなのですが、私の記憶力がカスすぎてどっち向きにどの建物が入るか全然思い出せなかった。

どっち向きだっけ?
ここだっけ?

こっちだっけ?

有力候補

後日答え合わせで映画見に行ったら、右に白と緑の建物が入るこの向きで合ってました!

ほらご覧、ここは映画版小樽よ

この白い壁の建物がよく目立ってましたね。

旧開拓使工業局庁舎

そしてクライマックスの馬橇のシーンでも、このメインストリートが映ります。

よく目立つ赤レンガの交番

これは帰ってから映画を見直したときに気付いてめちゃくちゃ衝撃だったのですが、馬橇のシーンってずーーーーーーーっとこの3つの建物の前ら近の繰り返しなんですね!?

奥から旧小樽新聞社、旧開拓使工業局庁舎、
旧札幌警察署南一条巡査派出所

永遠にこの建物の前!
何回も同じ場所通るの!
全然気付かなかった…

これは転倒の瞬間を捉えた貴重なシーン。
きっと月島目線。

鶴見中尉がターミネーターダッシュしたあとに「今日はやめておこう」と銃を上げるシーンで背景に映る建物。

旧開拓使札幌本庁舎

まだ色々ある気がするけど、もう思い出せない。
これはあれですね、映画見て開拓の村見て映画見て、もっかい開拓の村に来たくなるやつですね。
ここに永久機関が完成した。

・旧三〼河本そば屋

-コミックス2巻第15話[におい]
-アニメ一期4話[死神]
そして映画でも、杉元がにしん蕎麦を食べるシーンで出てくるお蕎麦屋さん。

杉元賢人氏のドロップキックを受けた二階堂にぶち破られる入り口。

とても良いドロップキックだった

小樽のシーンはセットで作った街と開拓の村で撮影してるそうなんですが、映画のお蕎麦屋さんはこちらを真似て作ったセットなんだとか。
小樽の浪漫館はある程度セットって分かる見た目してたけど、この蕎麦屋さんは映画だと実物そのもの過ぎてどうやって作ったのか謎…。
木材のエイジング加工とかも含めて再現度すごい。クオリティ高すぎてこわい。

・旧武井商店酒造部

-コミックス2巻第16話[死神]
-アニメ一期4話[死神]
映画にもばっちり登場する大七師団のねじろ。
(誰か"ねじろ"以外の表現を教えてください)

杉元救出前に、ここで白石とリパさんがわちゃわちゃしてるシーンで流れる曲「The Sly Fox」がめっちゃ好き。
絶対に白石がいるとき(川に落ちた時ときとか牛山に追われてるとき)に流れるから白石曲なのかな??

「あの鉄格子…俺なら関節を外して侵入できる」

原作だと鉄格子を曲げて入りますが、映画だとパワープレイで顔突っ込んで侵入するのそんなんありかよ!?ってなった。
でも矢本悠馬くんは仕草も喋り方も完璧に白石で、原作にまったく存在しないシーンでもまるで見たことあるような気がする白石だったの凄い…。
「お邪魔するぜ(ヌッタァ)」で、あんな木目の荒そうな床で滑ったら乳首もげるんじゃないかと心配だったんだけど、やっぱり乳首取れそうだったというのがインタビューで語られています。やっぱりね!だと思ったんだよ!

私はずーーーっと白石のことを実質生田斗真だと思って恋してきたので、キャスト発表されたとき矢本悠馬くんがあまりに可愛らしく、こんな…こんな秋田犬の子犬みたいなプリティな白石のこと愛せるのかしら!?と超絶不安でした。が、映画見たらこれはこれで満更でもなく。プリティすぎて庇護欲湧きまくりでヤバかったです。
愛は形を変えていくものなのだと白石が教えてくれました。

…なんの話?
ラストの桜鍋のシーンもみんな可愛くてホッコシで、ゴトリの尊さに救われる命がここに在る。
ともかくこの3人なら安心して樺太の再会シーンを託せます。最後の函館まで連れて行って欲しい!

・旧札幌拓殖倉庫

映画の終盤、武器商人トーマスから大七師団が武器を買ってるシーン。
映画だと左側に屋根のある通り道が写ってたのでおそらくこの反対側からの撮影っぽかったけど、雪がすごくて行けなかったです。

悪魔的な紋様

この第七師団のシーンでガンギマリ顔の宇佐美がいるという噂があるのですが、何回見ても分かんなかったな…。

でもおくるみ尾形をニヤニヤ見つめる二階堂の横に、ニヤついてる人物が立ってるの気気付きました?あれは絶対に宇佐美だった。絶妙な映し方でした。
早く「実はここにこのキャラいました〜!」って発表されてキャァアアア!!!ソウダッタノォオオ!!!ってなりたい。

続編ドラマ楽しみです。

果てしない雪道
綺麗だ

・旧松橋家住宅

こちらは杉元と鶴見中尉がお団子食べるシーン(要約)で使用されたそうなのですが。

…どこ!?

ここはどこ

ここどこ!?

私は誰

雪積もりすぎて建物が全部同じに見える現象。
疲れてきたのもあってか迷子になったので諦めました。

・ヤドリギ

これはロケ地でもなんでもない小ネタ。
何のシーンで映ってたか忘れちゃったんですけど、雪山でなんか木に丸いモジャモジャが付いてるぞ?って思って気になってたのがこれ。
樹木に寄生する植物のヤドリギ。
鳥の巣かなって思ってたけど、開拓の村まわりの木にいっぱいついてたのでたぶんヤドリギだと思います。モジャついててかわいい。

※後に映画を確認したら「アンタもそう言ってただろう?」の杉リパギスギスシーンで映ってました。

・馬そり体験

12月~3月の土日祝日のみ、馬そりに乗って開拓村内を見学できます。
それはもうぜひ乗らせていただこう!

整理券制で、大人は250円で乗れるよ

馬そりを引いてくれるのはオーラくん6才。
性格はマイペースなのんびり屋さん。
道産子と何か(きっと馬)の掛け合わせって言ってたけど失念。

それではレッツゴー!

ちなみにこの馬そりの速度ですが、私が徒歩で追い抜けるくらいです。

馬そりに乗ってる人目線

このあたりからマジで大雪になり始める。
なのにオーラくんのマイペースさゆえか走ってる途中で止まっちゃったりして。
オーラさんがやる気を出すまで立ち往生。

ようやく自分の服装が全ミスということに気付いた

お馬さんってそんな気まぐれなのかな…
自分の頭に服にこんこんと雪が降り積もる中、馬橇のシーンで馬止まっちゃったらやべぇよな…と考えてウフフってなりました。

映画化決まった時にどこまでやるの?どこをクライマックスにするの?っていうのは誰しもが考えたことかと思いますが、この馬橇のシーンに月島、二階堂、アシリパさんを加えてこんな面白くアレンジしてくれてありがとうの気持ち。

ありがとうねオーラくん。

冷え切ったので開拓の村食堂に戻り休憩タイム。

チョコクリームの乗ったコーヒー
滞在中にめっちゃ積もってきた

映画のロケ地と世界観はたっぷり堪能できたと思います。
帰りの交通が遅れるのが心配だったので、あとはさらっと見て回って帰ることに。

▶︎映画未登場の聖地

外観だけちらっと見て回ります。

・旧山本理髪店
みんな大好きな山本理髪店。
昨年5月に札幌に来た時、ここで映画の撮影をしてたそうですぜ。
誰が店主役をやるのか超気になる。

・旧浦河支庁庁舎
殺人ホテルだよ全員集合!!

・旧広瀬写真館
谷垣のグラビア撮影現場。

そして1番行きたかったのはここ。
・旧浦河公会会堂

中も外の色んなシーンで使われています。
そして「ゴールデンカムイ」のタイトル回収の地。連載当時、271話読んだとき鳥肌過ぎてちょっとちびった。

中にあがろうと思ったのdsg…

この時点で結構ヘトヘトだったので、ブーツを脱ぐ労力とタイトル回収を天秤にかけてタイトル回収を諦めました。
いいの!開拓の村はまた来るから!

悪あがきで最大限のズーム。

いわば…
ゴールデンカムイか(遠い)

もうだめ、力尽きた。
たっぷり堪能して開拓村を後に。
次来る時は1日時間を用意しよう…。

1泊2日の弾丸旅行だったけど、濃密にゴールデンカムイの聖地とロケ地を回れて楽しかったです。
今この時期に来て大正解でした。
映画の映像と同じ景色が見れて本当に良かった。

真冬のサラサラの雪は枝に残らず落ちてしまうけど、
この時期の雪は「わた雪」といって木の幹に積もるんだそうです

雪の積もる季節の北海道は初めてだったのですが、こんなにも美しいんですね。
ずっと新緑の季節が好きで、緑の木々やお花がきれいな季節がいいと思ってたんだけど、北海道の雪景色は特別だなと思いました。
あと意外とマイナス10℃とかでも平気だったのは良い発見!

また冬の北海道にチャレンジしたいです。

これは一人で大はしゃぎする35歳児
さよなら新札幌〜

新千歳空港の本屋さん。
小樽もですがどこへ行ってもゴールデンカムイのポスターと関連書籍が置いてあって、北海道のお祭り感が嬉しい。

雪印のソフトクリームでfin.
北海道来るといつもソフトクリーム食べまくってるけど、今回は寒かったのでこれだけ。

出発ロビー内にある雪印パーラー
ミルク感強めで安定の美味しさ

帰って翌日、速攻映画見に行きました。
これで11回目の追いカム。
雪山のシーンも開拓の村のシーンもめちゃくちゃ感慨深いものがある。

映画を見てなかったらこのタイミングで北海道来ようなんて思わなかったので、衝動に突き動かされるような映画にしていただけて感謝です。
ドラマも楽しみだけど、まずは映画を大きいスクリーンで見れる内にいっぱい見ておこう◎

そんな感じで長くなりましたが最後まで読んでくださってありがとうございました!
小樽で宿泊したホテルや旅行費用のまとめは別記事でご紹介します。

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