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たま子
2023年5月17日 22:59
春は新しいものがどしどし作られる季節なので、家にこもってデザインすることが多いわたしも、撮影や取材などで外出が増える。そうすると、日頃、寝かせている体力をふんだんに使うこととなり、きっちり眠くなるので寝る前に開いた本は数ページ足らずで閉じられることとなる。(それは不服)そんな中、移動中に読んでいた若林正恭の紀行エッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』がおもしろい。若林が、資本主
2023年4月7日 12:27
今は書籍デザインの仕事を二冊ほど抱えていて、うれしい反面、締め切りに追われながら作家さんと編集さんと励まし合いながらひぃひぃ言っている。毎日、明け方の4時頃にここまで書きました…いったん仮眠します……などとメールがきていて、寝てーーー!!!となりながら、でもやはり文章が届かないことには編集さん、校閲さんのチェック、文章に合わせたイラストの制作、そしてわたしの組版や修正が追いつかないし、さらには
2021年12月7日 01:03
京都の空気はもうすっかり冬の冷たさになった。各地はどうなのだろうか。そしてわたしのきもちはなかなか焦っている。事務所の引っ越しを年末にひかえ、大量の紙もの文具や本を丁寧に、しかし迅速に箱詰めする作業は骨が折れる。日ごろPCの前に座っているだけの人間なので、しゃがんで立つだけでめまいすらするし、身体のこんなところにまで筋肉があるのかと思うようなところが筋肉痛で、ひーひー言いながら、次の日には
2021年11月6日 01:57
打ち合わせ終わり、その人のつくりたいものへの情熱を余すことなく聞けたと感じた日は、うまく行ったなぁ今日。と、ほぅと一息つきながら、アイデアは飛ぶように浮かび、アドレナリンで寝られない。自分以外の誰かの人生のよろこびを片棒担いだような気にさえなるのだ。たのしみな未来がひとつ増えたようなかんじ。聞くだけ聞けた。あとは、それをおもしろくするだけのアイデアと、形にする技術、センス。それらは磨きつづけら
2021年7月20日 21:43
朝目覚めて、仕事のメールで落ち込んだ。どんなに最善を尽くしたつもりでも、どこかで取りこぼしてしまう時がある。その度に、自分の爪の甘さに嫌気が刺す。向いていないのだろうかと思う。でも、8年も続けているのだから、向いていってくれと思う。少なくともわたしは向き合っているのだから。なにを言ってるやら。好きなこと仕事にしていいね。とよく言われる。でも、好きなことと楽しいことはちがう。好きでやっていても